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家に出る蜘蛛にはメリットもある?種類や駆除方法を解説!

家のなかにゴキブリやダニ、シロアリなど様々な虫が出て不快な思いをした人は少なくありませんが、そのなかでもよく見かけるのが蜘蛛ではないでしょうか。虫嫌いの人からすれば小さな蜘蛛でもイヤな気持ちになります。しかし実は家に出る蜘蛛にはメリットもあるのです。こちらの記事では家に出る蜘蛛に対するメリットや発生する原因、駆除方法などをまとめました。

家に出る蜘蛛にはメリットもある?

家に出る蜘蛛は見つけるとすぐに退治する人がほとんどですが、実はこの蜘蛛が家にとってメリットになる場合もあるのです。もちろんそのまま放置して増えてしまうのも困りますが、少しでもメリットがあると知れば、多少イヤな気分も減少するでしょう。まずは家に出る蜘蛛の良い面を知ってください。

家に出る蜘蛛のほとんどの種類は無害の益虫

日本国内に存在する蜘蛛はその数1200種以上と言われていますが、実はそのほとんどが毒もなく人間にとっては無害であり、特に家に出る蜘蛛は室内にいる他の害虫、コバエやダニ、ゴキブリなどを餌として食べる、人に危害を加えない害虫とは真逆の位置にいる益虫なのです。

蜘蛛を見ればすぐに処分したくなりますが、ゴキブリやダニと比べれば多少は我慢できる、という人も少なくありません。しかも他の害虫を捕食してくれるメリットがあり、咬まれたり刺される心配もないので基本的にはそのまま放置しても大丈夫です。

家に出る蜘蛛は「不快害虫」

他の害虫を捕食して人に危害を加えることのない蜘蛛でも、やはり不快に思う方も多くいます。益虫と呼ばれ、人の役に立つ行動をしていても虫が苦手、蜘蛛が嫌いな人にとっては視界に入れるだけで気分が悪くなる、心理的な害を与える場合もあります。

また、部屋の中やベランダなどに張られた蜘蛛の巣に嫌悪感を抱くこともあるでしょう。蜘蛛の巣は餌を捕獲するために張られるため、他の虫がくっついていることもあり、見た目や衛生面でも不快になります。

このように家に出る蜘蛛は無害の益虫で他の害虫を捕獲するメリットがある反面、心理的・視覚的には不快害虫にもなってしまうのです。

蜘蛛が頻繁に家に出る場合は駆除すべき

一節には家に出る蜘蛛は他の虫を捕食し餌にする益虫のため、処分せずに放置しても良い、と言われていますが、あまりにも蜘蛛が頻繁に出てくる場合には駆除対象となります。

蜘蛛をよく見るということは餌となる害虫が多く発生し、さらに餌が豊富なので蜘蛛自体も大量発生している可能性があります。

そのため蜘蛛が頻繁に出てくるのであれば害虫駆除の専門業者に依頼して、駆除してもらいましょう。専門業者に依頼すれば蜘蛛だけでなくゴキブリなどの害虫も一度に駆除してもらえます。

蜘蛛が家に出る原因

蜘蛛が家に出る原因は、先程も記述したように蜘蛛の餌となる虫がいるためです。家に出る蜘蛛の多くは室内を徘徊して餌となる虫を探す『徘徊型』と呼ばれるタイプです。

一般的に蜘蛛は蜘蛛の巣を張って、そこにかかった虫を捕食すると思われますが、家に出る蜘蛛には巣を張らない種類もいます。徘徊型の蜘蛛は餌を求めて外から室内に侵入することが多く、家の近くに草むらや物置など虫が集まりやすい環境が整っていると蜘蛛が入ってきやすくなります。

また、宅配の段ボールにくっついていることも多いので、中身を取り出したら段ボールはすぐに処分するようにしましょう。蜘蛛が家に出る原因の多くは餌となる虫がいることなので、家のなかを清潔にして、ゴキブリやコバエなどの出ない環境を整えるように心がけてください。

家に出る主な蜘蛛の種類

家に出る蜘蛛は数種類存在し、そのほとんどが無害です。まずは家に多く出没する蜘蛛の種類をチェックしてみましょう。蜘蛛の種類を把握することで、どうのような特性を持っているのか、巣を張る・張らないなども分かるようになります。

基本的に家に出る蜘蛛は微弱な毒を持っているものの、人に影響を及ぼすことがない程度なので、その場合には無毒と表記しています。こちらでは蜘蛛の画像があるので苦手な方は注意してください。

種類①アダンソンハエトリ

アダンソンハエトリはその名の通り、ハエトリグモの一種で体長5~9mmの小さな蜘蛛、糸を吐きますが産卵期以外は巣を作りません。オスは黒っぽく白い帯状の模様がありメスは柄のない茶色、オス・メス共に行動することもあり、メスの周りにオスがウロウロしているときは求愛行動をしていると言われています。

日本国内の家の中はもちろん、世界中に分布している種類で人間のいる場所にも多く存在するので人に慣れています。活動時間が日中のため、机や壁などでよく目にする蜘蛛のほとんどがアダンソンハエトリでしょう。

活動が活発になるのは3~11月、ぴょんぴょんと跳ねるように移動し、無毒で人に危害を加えることもなくコバエやゴキブリの幼虫、ダニを餌として生活しています。

種類②アシダカグモ

全長100~130mmと大きめの蜘蛛であるアシダカグモは巣を張らない徘徊型で、伸ばした左右の脚だけでも約100mmあり日本国内の徘徊型のなかでは最大種、その大きさと脚の長さ故に遭遇すれば虫嫌いでなくとも驚いてしまいます。

灰褐色で若干のまだら模様がある、一見害のありそうな見た目に反して無毒、夜行性で大人しく臆病な性格のため攻撃性も低く人に危害を加えることはありません。

ゴキブリやハエ、蛾、蚊などの害虫を餌とし、非常に高い捕食効率からアシダカグモが2~3匹いれば半年で家のゴキブリが全滅する、とも言われていますが、テリトリーを持つ蜘蛛なので1部屋に生息するのは1個体となります。

餌となるゴキブリがいなくなれば餌を求めてその家から姿を消す習性があり、それが最前線で戦う軍隊の軍曹を思わせることからネット上では『アシダカ軍曹』と呼ばれています。

頻繁にアシダカグモを見る場合にはゴキブリが多いことが挙げられるので、まずはゴキブリなどの害虫駆除することを考えましょう。

種類③チャスジハエトリ

ハエトリグモの一種で前述したアダンソンハエトリよりも若干大きめの体長10~12mm、家でもよく見かける種類で、全体的に丸みを帯びた身体は褐色で中央に縦筋の模様があります。

徘徊型で跳ねるように移動することが多く、基本的に巣を張ることはしませんが、移動の際に糸を吐きながら進むため『ジャンピングスパイダー』と言われています。ダニやコバエ、蚊を餌とし、無毒で咬むこともなく人に対しては無害です。

種類④イエユウレイグモ

細くて長い脚を持つイエユウレイグモはアメンボのような見た目で、体長7~10mmですが脚を含めた全長は5~6cm、長いものでは7cmになる個体もいます。

暗い場所を好み巣を張る造網型押し入れや天井の隅、靴箱などに蜘蛛の巣を張って生息しています。臆病で動きは遅く咬むこともなく無毒、ゴキブリやコバエ、ダニなどを捕食して無害ではあるものの、巣を張ってしまうので見つけたときは外に追い出すほうが良いでしょう。

種類⑤ヒラタグモ

全長12mmと小型で薄く平べったい見た目のヒラタグモは、頭胸部が褐色で腹部は黒地に白い模様があります。壁にテント型と言われる多角形の巣を張り、一度作った巣にこもって捕食するためあまり動くことはありません。

巣を見つけることでヒラタグモの存在を知ることが一般的です。ハエなどの昆虫を餌とし、無毒で徘徊もしないため家の中でヒラタグモ自体を見かけることはないでしょう。

種類⑥セアカゴケグモ

1995年、平成7年頃から日本でも発見されるようになった有毒外来種のセアカゴケグモ、活動が活発になる6~10月頃には公園や校庭などの屋外で確認されることも多いですが、家の中に出ることもあります。

メスの体長は10mm前後、全体が黒く丸い胸部に背面には赤いひし形、腹面に砂時計状の赤い模様があります。オスは体長3~5mmとメスより小さく褐色に淡色の斑紋があり、胸部腹面に赤い模様を持っています。

毒を持っているのはメスのみで、咬んだときに神経毒であるα-ラトロトキシンを注入し、健康被害を及ぼすために特定外来生物として指定されています。コバエやダニ、アリなどの虫を餌としているので、セアカゴケグモの被害に合わないためにも家の中をきれいにしておきましょう。

毒蜘蛛として非常に危険な蜘蛛のため、見かけても素手で触らず自治体に連絡するようにしてください。また、咬まれた場合には医療機関で受診する、全身症状がある場合には119番通報して救急車を要請しましょう。

家に出る蜘蛛の駆除方法

家に出る蜘蛛のなかで、非常に危険なセアカゴケグモ以外は基本的に無害ですが、心理的・視覚的に不快であることには変わりありません。そこで家に出る蜘蛛の駆除方法も把握しておきましょう。

駆除方法①掃除機で吸い取り駆除する

蜘蛛が苦手で捕獲できない場合には掃除機で吸い取り、駆除する方法があります。特に小さな蜘蛛は捕まえるのが難しいので、掃除機はかなり有効な手段です。

掃除機に吸われると小さい蜘蛛はその衝撃や内部の熱でほとんどの蜘蛛は死んでしまいますが、アシダカグモのように大きいものは生き残ってしまうこともあります。

そのため吸い込んだあとは、すぐに取り出した紙パックの入り口をガムテープなどで塞いでから捨ててください。紙パックがないタイプは蜘蛛が逃げないようにビニール袋などに入れてしっかりと口を縛ってから捨てるようにしましょう。

駆除方法②不快害虫用エアゾールで駆除する

ホームセンターや薬局などで購入できる、不快害虫用エアゾールで駆除するのもおすすめです。不快害虫用エアゾール、特に蜘蛛専用エアゾールを使うことで蜘蛛を駆除できるだけでなく、有効成分とシリコンコートで蜘蛛が巣を張らないようにすることもできます。

家に出る蜘蛛におすすめの駆除アイテム

ここからは家に出る蜘蛛を駆除するためのおすすめアイテムを紹介します。ゴキブリやコバエなどを捕食する益虫だから放置しても良いと言われる蜘蛛ですが、大量発生したときや蜘蛛が苦手な方は市販の殺虫スプレーをうまく利用してください。

おすすめ駆除アイテム①アースジェット おすだけクモアーススプレー

アースジェット おすだけクモアーススプレー
アースジェット おすだけクモアーススプレー

原産国:日本
内容量:80ml

見つけた蜘蛛に1プッシュ、大きい蜘蛛には数プッシュするだけで退治できるだけでなく、巣を張りそうな場所や侵入経路となる窓のサッシ、ドアの隙間などにスプレーすれば約1カ月は蜘蛛を寄せ付けません。ノズル付きで高い場所にも届きやすく、卵やセアカゴケグモにも有効です。

おすすめ駆除アイテム②KINCHO クモがいなくなるスプレー

KINCHO クモがいなくなるスプレー
KINCHO クモがいなくなるスプレー

原産国:日本
内容量:450mL

蜘蛛には直接噴射、卵を見つけたときには濡れるまでスプレーすれば蜘蛛を駆除できます。造網阻止成分配合で、軒下や天井など、蜘蛛が巣を張りやすい場所にスプレーすることで蜘蛛の巣予防もできます。

さらに常温で蒸発する揮発性有効成分が、蜘蛛だけでなく餌となる蚊やコバエなども寄せ付けません。屋内・屋外どこでも使用可能、効果は約1カ月持続します。

おすすめ駆除アイテム③フマキラー 冷凍ジェット

フマキラー 冷凍ジェット
フマキラー 冷凍ジェット

原産国:日本
内容量:450mL

小さなお子様やペットがいるから殺虫スプレーを使いたくない、という方は冷凍ジェット、マイナス85度で凍らせてしまいましょう。通常のエアゾールとは異なり、噴射後に薬剤のニオイやベタつき・あと残りがしません。

蜘蛛だけでなく、ゴキブリやムカデ、毛虫、カメムシ、蛾など様々な害虫にも使用可能です。パッケージに虫のイラスト・写真がないので虫が苦手な人にも使いやすくなっています。

使用する場合にはケチらずにしっかり凍るまでスプレーしてください。噴射が甘いとすぐに解凍し、逃げられる場合もあるので注意しましょう。

家に出る蜘蛛は益虫でも駆除が必要な場合がある

家に出る蜘蛛のほとんどが人に危害を加えることなく、ひっそりと忍んでゴキブリやハエなどの虫を捕食する益虫ですが、大量発生で駆除が必要な場合もあります。虫・蜘蛛が苦手な人は侵入経路を塞いだり餌となる虫を寄せ付けないように部屋をきれいにする、駆除アイテムを使うなど工夫してください。

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