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ダンロップテントが長く愛される魅力とは?シリーズごとの特徴とおすすめを紹介!

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『ダンロップ』というメーカーを聞いて、まず思い浮かぶのはタイヤやテニスボール、というのが一般的でしょう。しかしダンロップには知る人ぞ知る、長く愛され続けているテントがあるのをご存知でしょうか。ダンロップテントは高い品質と魅力ある仕様で高い評価を得る逸品、こちらの記事ではダンロップテントが評価され続ける魅力やおすすめ商品をまとめました。

ダンロップ(DUNLOP)はタイヤだけじゃない!

多くの方は「ダンロップはタイヤメーカーでしょ?」と考えますが、もちろんその認識も間違いではありません。タイヤなどのゴム製品の大手メーカーとして世界的にも高い知名度を誇るダンロップでは、アウトドアで活躍するテントブランドとしてもその名を轟かせているのです。

ダンロップテントとは

ダンロップテントといっても、大手アウトドアメーカーと比較すれば商品ラインナップは控えめです。ですが、品質や仕様にこだわるダンロップテントは本格登山やツーリング、キャンプなど幅広いアウトドアにおすすめできる優秀なテントとなっています。

MADE IN JAPANにこだわり、シリーズごとに定められたテントは選びやすく使いやすいため、多くの方に長く愛されるものとして知られています。

ダンロップテントの歴史

ダンロップテントの歴史は1971年の世界初の吊り下げ式「カラコルムテント」から始まります。翌72年には「ダンロップテント」と名称を変更、さらに軽量化したポール一体型吊り下げ式テント「DT-7202」が発売されると大ヒットとなりました。

1970~80年代はヒマラヤ登山の全盛期、8000m級の山々が立ち並ぶヒマラヤ山脈登山は過酷極まりない状況、そんな状況下で必要とする装備はまさに命綱といっても過言ではありません。その過酷な環境下にあるヒマラヤ登山で重宝されたテントがダンロップテントでした。

厳しい強風にも耐えうる耐久性と扱いやすさは「強靭なテント」として高い信頼を得て、ダンロップテントは山岳テントの代名詞として広く知られることとなりました。

ダンロップテントの魅力

厳しい環境にも対応できる強靭な耐久性と扱いやすさで信頼を得たダンロップテントは、現在でも当時のシリーズを愛用するユーザーも少なくありません。それほどまでに長く愛されるダンロップテント、そこにはどのような魅力があるのかまとめました。

魅力①シリーズごとに明確なコンセプト

ダンロップテントは複数のシリーズがありますが、それぞれのシリーズごとに明確なコンセプトが設定されているので、自分に適したテントが見つけやすいのがポイントです。

ヒマラヤ登山遠征から改良を重ね、社会人・学生登山集団から絶大な支持を得ている「Vシリーズ」、コアな登山に適したオールシーズン対応のコンパクトテント「VSシリーズ」、冬山登山以外のシーズンに対応した「VKシリーズ」があります。

魅力②横からの出入口構造と吊下げ式

ダンロップテントは全シリーズ共通して横からの出入り口構造となっているため、前室が広く人の出入りや荷物の出し入れがスムーズに行うことができます。また、横出入り口構造のため、悪天候でも雨風侵入を軽減してくれます。

さらにダンロップテントの特徴として吊り下げ式を採用していることが挙げられますが、吊り下げ式はスリーブ式と比べると設営時間や撤収時間を短縮できるという魅力があるだけでなく、通気性が良いので結露しにくいのもポイントです。

吊り下げ式は耐久性が劣るとも言われていますが、ダンロップテントでは荒れた天候時でもフックのみにストレスがかからない構造なので、荒天時にはスクリューフックが外れて破損する可能性を軽減してくれます。

魅力③国内生産で信頼度が高い

国内生産にこだわったダンロップテントはその信頼度の高さも魅力となっています。何故国内生産にこだわるのか、それは四季を通じて変化のある日本の気候と利用者である日本人の体格に合った製品を生み出すために徹底的にMADE IN JAPANにこだわり続けています。

また、日本国内でしかできない高い繊維・製法技術を使うことでより高い品質に仕上げ、短期間での適正価格のアフターケアを可能にすることで利用者の信頼を得るだけでなく命を守ることにも繋げています。

ダンロップテントの各シリーズの特徴

ダンロップテントにはシリーズごとに明確なコンセプトがありますが、各シリーズの特徴をチェックして、シリーズ選びの参考にしてみましょう。

Vシリーズの特徴

ダンロップテントのなかで山岳用テントの代名詞とも言えるのがVシリーズです。Vシリーズは1989年発売された当初から受け継がれているシリーズであり、厳しい環境下であったヒマラヤ登山での経験を元にした伝統継承モデル、ダンロップテントの頂点モデルでもあります。

強度を増すために、テント生地や素材、裁断、製法など隅々にこだわり、厳冬期を想定した使用にも対応、信頼性のあるグループユーステントが欲しい方におすすめのシリーズです。

VSシリーズの特徴

Vシリーズの強固な耐久性を重視しつつシンプルかつ軽量、コンパクトをコンセプトにした個人ユーザーや少人数向けに開発されたのがVSシリーズです。テントグランド部には一般的なテントの2倍以上の強度がある生地を採用、グランドシートなしでも使えるほどとなっています。

また、耐久性にも優れ、20年以上のテントを現役で使用するユーザーもいるほどです。テント角度を45度にするトラス構造を採用することで耐風性にも優れ、強風下でも転倒の心配がありません。厳冬期登山を行うコアなハードユーザーにも好まれるシリーズです。

VKシリーズの特徴

冬季に登山をしないユーザーには春夏秋の3シーズン対応のVKシリーズがおすすめです。軽量性や耐久性、価格、居住性を重視したテントで、シンプルな構造ながらもアフターケアしやすく、オーバースペックにならないコスパに優れたシリーズです。

学生山岳部や社会人山岳会など、共同ギアとしても使いやすく、両出入り口があるので通気性も抜群、グループ使用時でも出入りや荷物の取り出しが簡単にでき、初心者にもおすすめとなっています。

おすすめのダンロップテント7選

耐久性に優れ、信頼性のある国内生産にこだわったダンロップテント、用途やシーズンによって選びやすいシリーズ分けもされています。そんなダンロップテントのなかでもおすすめのテントをまとめました。

おすすめ①ダンロップ タフコンディションアルパインテントV8

ダンロップ タフコンディションアルパインテントV8
ダンロップ タフコンディションアルパインテントV8

サイズ:間口220×奥行360×高さ140cm
収納サイズ:本体47×38×17cm
重量:約6,550g(総重量約6,850g)

タフコンディションアルパインテントV8】は軽量化よりも強風に対する強度重視の8人用テント、軽登山や厳冬期の本格的な登山にも対応、オールシーズン使えるテントです。耐候性に優れ、強風対策で低くした天井も狭く感じることはなく、快適な居住空間となっています。

口コミ・評価

コスパが良く耐久性があるテントはダンロップテント愛用者からも絶大な支持を得ています。評価も良く、初代モデルを継承しつつ使いやすい仕様になっていると好評です。

おすすめ②ダンロップ タフコンディションアルパインテントV6

ダンロップ タフコンディションアルパインテントV6
ダンロップ タフコンディションアルパインテントV6

サイズ:間口210×奥行250×高さ105cm
収納サイズ:本体43×30×14cm
重量:約4,100g(総重量約4,350g)

上記V8と同仕様の5~6人用テントタフコンディションアルパインテントV6】は、強風のなかでも耐えうる堅牢性とオールシーズン対応でハードユーザーにもおすすめです。厳冬期に使用する場合は別売りの冬用外張やサイドポールと組み合わせることで快適な居住空間ができあがります。

口コミ・評価

5~6人用ですが、広々と使うなら5人がおすすめ、快適性や台風性も抜群、設営もそれほど難しくないので使いやすいと高い評価を得ています。

おすすめ③ダンロップ コンパクトアルパインテント‎VS12

ダンロップ コンパクトアルパインテント‎VS12
ダンロップ コンパクトアルパインテント‎VS12

サイズ:間口205×奥行90×高さ100cm
収納サイズ:本体/25cm×径14cm
重量/約1.55kg(総重量/約1.77kg)

耐久性重視の【コンパクトアルパインテントVS12】は個人ユーザー向けに作られたサイズです。グランドシート不要の生地で強風にも強い剛性を持ち、防水性・速乾性にも優れているため荒天時や冬キャンなどの厳しい環境下の利用にも適しています。

口コミ・評価

軽量でコンパクト、耐久性や耐風性、防水性・速乾性などに優れた仕様で保温性も抜群のため冬用テントとしても優秀、と高い評価を得ています。

おすすめ④ダンロップ コンパクトアルパインテントVS22TA

ダンロップ コンパクトアルパインテントVS22TA
ダンロップ コンパクトアルパインテントVS22TA

サイズ:間口225×奥行120×高さ100cm
収納サイズ :本体/25×ø15cm
重量:約1975g(総重量:約2175g)

シンプルでオールシーズン対応の【コンパクトアルパインテントVS22TA】は両出入り口で出入りや荷物の出し入れもスムーズに行うことができます。バイクツーリングや登山など色々なアウトドアに最適、設営も簡単なので便利です。

口コミ・評価

北海道のキャンプでも快適に使用できる、強風や雨でも安心して使えると好評です。設営・撤収も簡単、持ち運びもしやすくなっています。

おすすめ⑤ダンロップ コンパクトアルパインテントVS32

ダンロップ コンパクトアルパインテントVS32
ダンロップ コンパクトアルパインテントVS32

サイズ:間口210×奥行150×高さ105cm
収納サイズ:本体/25×ø16cm
重量:約1930g(総重量:約2150g)

個人ユーザーや少人数向けの【コンパクトアルパインテントVS32】は耐久性・耐風性などに優れていますが、特に軽さ重視で使いたい方におすすめです。保温性に優れているため冬用として、通気性が良いので夏でも快適に使えます。

口コミ・評判

軽量でコンパクトを求める方に高い評価を得るテントで、ライトユーザーにもおすすめできます。

おすすめ⑥ダンロップ コンパクトアルパインテントVS42A

ダンロップ コンパクトアルパインテントVS42A
ダンロップ コンパクトアルパインテントVS42A

サイズ:間口210×奥行180×高さ105cm
収納サイズ:本体/25×直径18.5cm
重量約2,300g(総重量約2,520g)

コンパクトアルパインテントVS42A】は2~5人用までのサイズがあり、全て両入り口仕様なので出入りや荷物の出し入れが楽にできるタイプです。夏季キャンプではサイドの出入り口をオープンすれば風通しも良く、快適に過ごせます。

口コミ・評価

室内が広く快適な居住空間、設営や撤収も簡単で両入り口がかなり使いやすいと好評です。

おすすめ⑦ダンロップ 3シーズン用登山テントVK60

ダンロップ 3シーズン用登山テントVK60
ダンロップ 3シーズン用登山テントVK60

サイズ:間口220×奥行360×高さ140cm
本体収納サイズ:55cm×32cm
本体重量:約4.05kg

6人用冬季以外の3シーズンで使えるのが【3シーズン用登山テントVK60】です。6人でも十分使うことができますが、居住空間を広くする場合には少し少なめの人数がおすすめ、3シーズン対応のため寒い時期の使用には向いていないので注意してください。耐久性があり、長く愛用することも可能、高さ150cmで閉塞感もありません

口コミ・評価

グループキャンプやファミリーキャンプにおすすめのサイズ、複数人での使用に適したテントとして高い評価を得ています。

国産で耐久性も高く人気のダンロップテントを使ってみよう

登山やキャンプでは様々なメーカーの優秀なテントがありますが、ダンロップテントは国内生産にこだわり安心感抜群、耐久性や耐風性にも優れているのでおすすめです。テントの買い替えを考えている方はダンロップテントを選択することも視野に入れてみませんか。

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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。