一人暮らしでも大掃除は必要!大掃除で役立つ道具から場所別掃除方法を解説
マンションやアパートなどで一人暮らしをしている方にとって、大掃除というのは非常に面倒に思われるかもしれません。しかし、必要性は実家などで暮らしているのと同じレベルです。効率的に一人で掃除を遂行するためにも、今回は一人暮らしの大掃除で必要な道具や掃除場所別のやり方を解説します。
一人暮らしでも大掃除は必要!
アパートやマンションなどで一人暮らしをし始めると、面倒くささから大掃除などの必要性を感じなくなってしまうかもしれません。自由なのですから、手が空いた時や時間があるときなどにやればいい、と思う方もいるでしょう。
しかし結論として、一人暮らしでも大掃除は必要です。どんな家であろうとも、何もしないままでもほこりなどは溜まっていきますし、たとえ一人であろうとも生活をしている以上は使っている場所に汚れが蓄積するものです。
しっかりと掃除をしなければ、害虫の発生によって更に面倒になってしまう可能性も十分に考えられます。だからこそ、そうなる前に自分の手で大掃除を行って、クリーンな部屋に整えておいてほしいのです。
一人暮らしが大掃除すべき場所
掃除の必要性だけならば日ごろからずっと感じているかもしれませんが、いざ本腰を入れて掃除を開始しようとしても、どこを掃除すればよいのか分からないという方も多いでしょう。そこで、一人暮らしで大掃除の対象にすべき場所をまとめました。
一人暮らしの大掃除①キッチン
まずは、キッチンになります。毎日使用するキッチンは大掃除においても絶対に欠かせない場所であり、外食が多い方ならばまだしも自炊をされていて使わない日が無いともなれば、当然ながらその分汚れも蓄積しやすいです。
シンクや排水溝には、日々の料理によって多くの油汚れや食材のカスなどが溜まっています。特に油を使った調理を多く行う場合、排水溝に油がこびりついてしまって簡単には取れなくなってしまう、というケースも珍しくありません。
仮にこまめに掃除を行っていたとしても、見えない小さな汚れが蓄積して赤カビなどが発生する恐れもあります。そうなる前に、大掃除では重曹などを活用して隅々まで丁寧かつ綺麗にするべきです。
一人暮らしの大掃除②玄関
続いては、玄関になります。外と内を繋ぐ出入り口である事は当然なのですが、外部から入ってくる埃や砂などがありますので、家の中でも最も汚れの蓄積が多い場所と言っても過言ではありません。
日本においては土足で入る唯一の場所が玄関であり、砂やほこりなどの見える汚れはもちろんの事、見えない雑菌が繁殖する場でもあるのです。実際に土足で入る玄関もそうですが、靴箱に関しても気になるところです。
靴箱の主な汚れになるのは、カビです。そして、カビが繁殖するのは鉱物である雑菌が増えるからです。使わない靴は処分をしたりする事で、余計な時間をかけないようにするなどの工夫が必要といえるでしょう。
一人暮らしの大掃除③風呂
キッチンに並ぶ水回りとして、お風呂場の掃除も欠かせません。こちらも自炊をする方のキッチンと同じく、毎日使用する場所です。石鹸カスや自分の髪の毛、皮脂汚れなど様々な汚れが蓄積しています。
パッと見ただけではわからない排水溝の奥の方に詰まらせるような事をすると、最悪自分では解決できずに業者の手を借りなければならない案件につながる可能性が考えられます。そうなると、無駄に費用もかさむ未来が想像できるはずです。
加えて、湯船の風呂釜や追い炊き用の配管などにカビが発生すると、風呂釜からカビたお湯が出てくるということになります。黒カビなどは特に頑固で取り除くのに時間がかかるので、こちらでも重曹などの出番です。
一人暮らしの大掃除④トイレ
トイレの場合はキッチンや浴室と比べても使用頻度が割と高いので、日常的に掃除をされている方も少なくないでしょう。ですが、トイレ淵や蓋の裏といったように、普通の掃除では取り切れない部分に汚れが溜まっています。
こうした見落としがちな部分の他、壁なども汚れていたりするもので意外と見落としやすくもあります。その為、トイレを大掃除する場合には便器だけではなく、全体的に綺麗にする必要があるのです。
一人暮らしの大掃除⑤エアコン
もう1か所、エアコンも掃除したいところです。夏場と冬場には使用頻度が非常に多くなりますので気にする方がほとんどでしょうが、しかし普段掃除をするかとなれば逆にあまり手を加えていないという方が大半となっているでしょう。
しかし内部には埃やゴミが沢山蓄積しており、特に室内と屋外の寒暖差が激しくなる冬場においては、温度差によってカビが発生する可能性も考えられます。
これら埃やカビを放置していると、エアコンを使用するときに汚れの混じった空気が部屋に出てくることになります。そうならないためにも、フィルターを取り外して蓄積した汚れをしっかり落としておくなどの掃除は必須です。
一人暮らしにおすすめの掃除方法
一人暮らしとなると、友人などが応援してくれない限りは基本一人ですべての場所を掃除することになります。手当たり次第では無駄な時間をかけてしまいますから、それぞれの場所で適切な掃除方法を覚えておきましょう。
掃除方法①排水溝
まずシンクの排水溝の汚れについては、重曹を使用した洗浄が効果的です。油汚れの多いキッチンの排水溝ですが、脂の汚れは賛成のものであり、重曹こと炭酸水素ナトリウムは熱を加える事でアルカリ性に傾きます。
アルカリ性のものは酸性のものを中和しますが、これがシンクや排水溝の油汚れ落としに効果的です。重曹を汚れている個所に使ってお湯をかけると泡が発生し、これが油汚れをしっかり落としてくれます。
掃除方法②玄関
玄関の掃除は、見える土埃などの掃除からスタートします。ドアを開け放っておいて箒でチリや砂埃を外に出すか、掃除機で吸い取りましょう。その後は、雑巾で水拭きを行います。
靴箱についてはすべての靴をまず取り出して、不要な靴がある場合はそのまま処分しましょう。内部を除菌シートなどで掃除しておき、必要があるなら市販の消臭剤などを活用するのも推奨できます。
掃除方法③トイレ
トイレにおける汚れの大部分は、水垢や尿によるものです。これらに対して効果的なのは排水溝で使った重曹とは対照的に酸性の洗剤で、黄ばみやピンク汚れなどに対して効果的に作用するのです。
薬剤の強い洗剤を使うケースもあるので、ゴム手袋なども忘れず使いましょう。ブラシと洗剤を使って便器内部、便座裏など目に見える部分も見えない部分も掃除をします。
掃除方法④風呂
ぬめりや赤カビなどといった難敵が登場する風呂場も、しっかりと掃除をするべきです。こちらでは黒カビが特に時間がかかり、普通に洗剤を使って磨くだけでは中々取れませんので、漂白剤を使って落としましょう。
排水溝には、見えないだけで髪の毛などが詰まっている可能性があります。パイプクリーナーを使って、詰まっている髪の毛や石鹸カスなども綺麗にしましょう。
掃除方法⑤窓
窓をしっかり掃除するのは、外がしっかり見えるかなどに直結します。まずサッシを上から下へ汚れを払い落として掃除機で吸引し、メインの窓は外側も内側も基本的に水拭きで洗浄していきます。
日ごろからあまり汚れを蓄積させたくないのであれば、窓用のカバーであったり断熱用のシートなどを使うと手間が省けてよいかもしれません。
掃除方法⑥エアコン
冬と夏に使用するエアコンもしっかり掃除をします。エアコンの掃除はほとんどがフィルターの掃除をすることになり、まず本体からフィルターを取り外してハンディモップや掃除機を使い、溜まっているほこりや汚れを取り除きます。
その後、洗面台の水で水洗いを行い吸い取り切れなかった分の汚れを落とします。しっかりと乾燥させたらエアコン本体に戻し、革化している間に吹き出し口など本体側も掃除をしましょう。
一人暮らしの大掃除に役立つ道具
あまり掃除に頓着してこなかった方だと、掃除用具を揃えていないというケースも考えられます。結局自分の手で行うことになる一人暮らしだからこそ、掃除が必要となった時に必ず役立つアイテムがあります。
道具①重曹・クエン酸
まずは、重曹やクエン酸が挙げられます。汚れを落とす際に洗剤を使用するのは、中和を行うというのが基本になっていますが、例えば油の汚れが酸性よりであるのに対して、重曹はネッスルとアルカリ性の泡を出しますので効果的に取り除けます。
逆にクエン酸は酸性で、水に溶けやすい性質を持っています。水垢や石鹸カスといった水回りの汚れはアルカリ性よりのものですので、こちらの場合にはクエン酸が効きます。
道具②クイックルワイパー
続いては、クイックルワイパーです。大掃除のような日数と時間をかけた掃除はもちろんの事、普段ちょっとしたときに気づいて掃除をしたい時にもコロコロと転がすだけでほこりなどを吸着してくれます。
道具③新聞紙
何かと便利なのが新聞紙です。特に窓や鏡といった箇所を掃除したい時に活躍する事が多く、新聞紙のインクが取りにくい汚れもしっかり拭き取ってくれるのです。汚れている部品などを置く場所としても使えるでしょう。
一人暮らしの大変な大掃除も効率よく作業しよう
一人暮らしの大掃除は時間がかかって大変、というイメージがあるかもしれませんが、効率的に段階を踏んで行えば家がどんどんきれいになっていきます。是非とも大掃除で家を綺麗にしてみてください。
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。