糸鋸おすすめ10選!用途に合った選び方のポイントをご紹介!
薄く細い刃を持つ糸鋸は、木工細工やハンドメイドなどに活用できます。初心でも扱いやすい手動タイプや安定感がある電動タイプなど様々な種類があり、種類によって使い道が違ってきます。この記事では、おすすめの糸鋸を手動タイプと電動タイプに分けてご紹介していきます。また、用途に合わせた選び方もまとめているのでぜひご覧ください。
糸鋸とは
「糸鋸」はのこぎりの一種で一般的なのこぎりよりも薄く細い刃を持っており、直線だけでなく曲線や細工切りができるのが特徴です。コンパクトな手動タイプと卓上で利用する電動タイプの2種類があり、使用目的に合わせて使い分けができます。
糸鋸の用途に合わせた選び方
先ほども解説したように、糸鋸には手動タイプと電動タイプの2種類が存在しますが、どのように使い分ければよいのでしょうか?ここからは、糸鋸の用途に合わせた選び方を解説していきます。
手動タイプを選ぶ場合
手動タイプの糸鋸はコンパクトで小回りが利くのが魅力で、アクセサリーや小物制作など細かい作業をするのに適しています。初心者でも扱いやすく、手頃な価格帯のものが多いため気軽に購入できます。
また、手動タイプの糸鋸のフレームには「固定型」と「自由型」の2つのタイプがあり、固定型はフレームが動かず自由型はフレームの長さがを自由に変えられるといった違いがあるので、自分の目的に合ったタイプを選ぶようにしましょう。
電動タイプを選ぶ場合
電動タイプの糸鋸は「糸鋸盤」と「ジグソー」の2種類に分けることができます。どちらも曲線をカットするのに適していますが、糸鋸盤が素材を動かして操作するの対しジグソーは工具を動かして操作します。
糸鋸盤はジグソーよりも細かい曲線を作るの適しており、ジグソーは大きなもをカットするのに向いています。力を入れずに使えるので、厚みのある素材や大きな素材でも楽にカットできます。
その他糸鋸の選び方
糸鋸を選ぶときは、手動タイプと電動タイプのほかにも確認しておきたいポイントがあります。ここからは、その他の糸鋸の選び方を詳しく解説していきます。
選び方①刃の種類
糸鋸を選ぶときは最初にチェックしておきたい項目は「刃の種類」です。糸鋸の刃は大きく「ピンエンドタイプ」と「ストーレートエンドタイプ」の2種類に分けられます。
ピンエンドは、本体にピンを引っかけて固定するタイプです。刃が緩みにくいので木工作業に適しています。ネジで固定するストレートエンドタイプは、木工用・金工用どちらにも使用可能です。
選び方②刃の形
糸鋸は刃の形によって切れるものが異なります。「山数(ピッチ)」の数が増えると、バリが少なくなるほか切断面もきれいに仕上がりますが、抵抗が増えるため力が必要になります。
山数が少ないものはあまり力を入れずにカットできますが、バリが多く荒い切断面に仕上がります。山数が16・20山の荒目~中目の刃はプラスチック素材や木材の切断に適しており、40山・60山といった細目~極細の刃は貴金属や銅・真ちゅうなどの切断におすすめです。
使用目的が木材が中心なら、上下の刃が向きが4~5枚ほど通常の刃とは逆に付いている「返し刃」タイプを選ぶとバリの少ないきれいな切断面に仕上がります。
また「アサリ」が付いているからも確認しておくと良いでしょう。アサリとは刃先が交互に外側に曲げられている部分のことです。アサリが付いていると、刃の厚みよりも広い切り口になるため硬い素材のもや厚い素材が切断しやすくなります。
選び方③切る素材に合わせる
切る素材あった刃を選ぶのも、糸鋸選びに失敗しないためのポイントです。糸鋸の刃は、柔らかい木材・硬い木材・金属用・プラスチックなど切る素材によって適した刃が違ってくるので、切る素材に合った刃を選ぶようにしてください。いろいろなものを切りたいなら、複数の刃がセットになっているタイプを選ぶと良いでしょう。
【手動タイプ】糸鋸おすすめ5選
ここからは、おすすめの糸鋸を手動タイプと電動タイプにわけてご紹介していきます。まずは、手動タイプのおすすめからみていきましょう。手動タイプはアクセサリーなどの彫刻加工におすすめです。
おすすめ①ビッグマン 精密糸鋸
手動タイプのおすすめ糸鋸1つ目は「ビッグマン 精密糸鋸」です。ビッグマン 精密糸鋸は、プロ仕様の糸鋸でセットフレームの長さが調整できるので短いブレードでも使うことができます。5本の替刃が付いているので、木工・樹脂・アルミなどの精密切り抜きはもちろん、金・銀・貴金属の彫金などの加工にも使えます。
おすすめ②三共コーポレーション H&H 木工糸鋸 深型
手動タイプのおすすめ糸鋸2つ目は「三共コーポレーション H&H 木工糸鋸 深型」です。木材の曲線加工に最適の糸鋸で、4本の替刃が付いています。刃を変更すれば、プラスチックや強化木・真鍮・アルミなどもカットできます。
おすすめ③高儀 木工用 糸鋸
手動タイプのおすすめ糸鋸3つ目は「高儀 木工用 糸鋸」です。高儀 木工用 糸鋸はピンエンド型の糸鋸で木材の利用におすすめです。細目・中目・荒目の3種類の替刃が2本ずつセットになっています。(荒目1本は本体の取付済み)
おすすめ④ハナツールズ 多目的のこぎり マジックソー
手動タイプのおすすめ糸鋸4つ目は「ハナツールズ 多目的のこぎり マジックソー」です。これ1本で、木材や鉄・アルミなどをカットできます。女性でも使いやすいサイズで、ちょっとしたDIYや粗大ごみの処分・園芸など様々なシーンで利用可能です。
おすすめ⑤角利産業 プロメイト 糸鋸デラックス
手動タイプのおすすめ糸鋸5つ目は「角利産業 プロメイト 糸鋸デラックス」です。DIYや日曜大工はもちろん、曲線切り作業にも使えます。替刃が4本付いており、替刃を使用することで木工工作から非金属の切断・プラスチック・塩ビの切断にも使用できます。刃には焼入れをしてあるので、切れ味が良く長持ちするところがポイントです。
【電動タイプ】糸鋸おすすめ5選
続いては、電動タイプのおすすめ糸鋸を厳選してご紹介していきます。電動タイプは手動タイプよりもより精密な曲線の切り抜き加工ができ、曲線を活かしたアート作品などにおすすめです。力がいらないので女性でも使いやすいでしょう。
おすすめ①マキタ 糸ノコ盤
電動タイプのおすすめ糸鋸1つ目は「マキタ 糸ノコ盤」です。創業80年以上の歴史を持つ総合電動工具メーカー『マキタ』から販売されている電動タイプの糸鋸で、初心者でも比較的簡単に操作できます。切りくずを除去するエアノズル付きで、刃の交換はワンタッチで行えます。
おすすめ②髙儀 スピードコントロール付卓上糸鋸盤 EARTH MAN
電動タイプのおすすめ糸鋸2つ目は「髙儀 スピードコントロール付卓上糸鋸盤 EARTH MAN」です。木工・薄鉄板・アルミ板・真鍮板・プラスチックなどの切断・切り抜き・曲線切りにおすすめの卓上糸鋸盤です。無段変速スピードコントール付きでテーブルの角度は45度まで傾斜可能です。13,000円台と比較的安価なところもポイントです。
おすすめ③エスコ 糸鋸盤
電動タイプのおすすめ糸鋸3つ目は「エスコ 糸鋸盤」です。木材の直線・曲線切・中抜き加工の利用に最適です。刃の交換が簡単なクイックブレードチェンジ機構に切りくずなどを集める集じん機構が搭載されています。
おすすめ④HiKOKI 卓上糸のこ盤
電動タイプのおすすめ糸鋸4つ目は「HiKOKI 卓上糸のこ盤」です。木材の直線切りだけでなく、曲線切りや木材の窓抜き加工の利用におすすめの電動糸鋸です。
ふところ寸法が406mmと作業しやすく、手元を照らすLED作業ライトが付いています。ライトの位置は作業に応じて自由に変更できます。無段変速機能付きで、ダイヤル操作で加工材・用途に合わせたストローク数に調整可能です。
おすすめ⑤SK11 卓上糸鋸盤
電動タイプのおすすめ糸鋸5つ目は「SK11 卓上糸鋸盤」です。木工の細かい曲線切断・細工切断に最適の糸鋸盤で、振動や騒音が少ない設計なので初心者でも扱いやすいところがポイントです。付属のアダプターを2個使うことで、ピン無し糸鋸刃も使用できます。
糸鋸の使い方
最後は糸鋸の使い方を手動タイプと電動タイプに分けて解説します。使い方が分からないという方は、是非チェックしてみてください。
手動タイプの使い方
- はじめに手前をしっかり固定し刃がピンを張るように刃を取り付けます。
- 刃先(ギザギザした方)が柄の方に向いているかを確認したら、切り板をしっかり固定します。
- 板と刃が直角になるようにして、カットしていきます。
- 切り抜きをしたい場合は、切りなどで糸鋸の刃を通すための穴をあけます。
- 刃を取り外し、先ほど開けた穴に刃を通します。
- 刃を取り付けたら、板をしっかり固定し切り抜ぬいていきます。
電動タイプの使い方
- 電動タイプの刃を取り付けるときは、電源が入っていないことを確認します。電源が切れていれば、誤作動が防げるからです。
- 刃が下向きであることを確認しアームを持ち上げて刃をセットします。
- 板を乗せて板抑えで固定したら、ゆっくり板を押していきます。くり抜きたい場合はキリなどで穴を開け、そこに刃を通したらデザインに沿ってカットしていきます。
※電動タイプを使用する場合、刃の前に手や顔を出さないように注意してください。
用途に合った糸鋸で作業を快適に進めよう
一般的なのこぎりよりも薄く細い刃を持っている糸鋸は、直線だけでなく曲線や細工切りなど様々な使い方ができます。今回は、糸鋸の選び方やおすすめの糸鋸を手動タイプと電動タイプに分けてご紹介しました。本記事を参考に用途に合った糸鋸を見つけて、作業を快適に進めましょう!
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。