トルクレンチを選ぶならコレ!選び方とおすすめ5選を紹介
「車やバイクの整備をするためにはトルクレンチがないと整備不良になる」
このようなことが言われています。
実際に整備不良は道路交通法で違反となるので必須アイテムとも言えます。
とはいえ
トルクレンチは種類が多すぎてどれを選べいいかわからない
トルクレンチは結局どれがいいの?
という方も多いと思います。
そこでこの記事ではそんなトルクレンチに関するお悩みを解消します。
下記の点について重要なポイントを紹介します。
トルクレンチをどれを選べばいいかわからないと考えている方は是非とも参考にしてみてください。
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そもそもトルクレンチとは?
引用:Pixabay
ボルトやナットなどのネジ類を締める時には主にレンチを使用します。レンチにも通常のものやボルトを掴む幅を変えることのできるモンキーレンチなど様々な種類があります。トルクレンチもそのレンチの種類の一つです。
トルクレンチのトルクとは簡単に言えば締める力のことです。トルクレンチはレンチにトルクを計測できる目盛りや計測器がついており、適切な力で締めることができます。
主な用途は整備や工事現場で正確にボルトを締めること。個人ではバイクや車のタイヤの取り外しなどにも用いられます。ボルトやナットは締めすぎても緩すぎても良いことはなく適切な力で締める必要があります。
もしも車のタイヤのボルトが緩ければ走行中にタイヤは外れて大惨事です。反対に締めすぎていると、今度はネジ類が潰れたりはじれなくなるなど、タイヤやエンジンなどの整備にあたる場合は適切なトルクで締めることが法律で義務付けられています。
モンキーレンチなどではどの程度の力で締めているか判断はできません。そこで事故を防止するためにも適切な力で締めているかを確認するためにトルクレンチが必要不可欠なのです。トルクレンチを正しく使うことでメーカーや国が指定した規定のトルクで締める事ができます。
実はトルクレンチの種類がこんなにもある
トルクレンチには大きく分けて5種類あります。着脱式など細かく分ければそれ以上です。ここでは主なトルクレンチの種類に関して紹介します。
単能型
引用:KTC
単能型は特定の作業のためにあらかじめトルク値が固定されているトルクレンチ。そのため、特定作業以外ではトルク値を変更できないため使えません。使い方としては規定のトルク値に達すると「カチッ」という音と振動が手に来るという簡単な仕組みです。
主な種類としては自動車のホイールナットの交換専用や空調配管のフレアナット専用などがあります。トルク値がはじめから設定されているため、目盛りや付け替え用のラチェットなどなく非常にシンプルなデザインです。
特定の作業にのみに使うという方やそこまでトルクレンチを頻繁に使うことは無いという方におすすめです。価格は作業内容ごとに異なりますが、4,000円~20,000円前後となっています。
プレート型
引用:Amazon
プレート型は通常のレンチに目盛りがついているトルクレンチです。レンチのしなりと針の差で目盛り板に書いてある数値を読み取ります。構造自体は非常に単純なため、他のトルクレンチよりも安価です。また単能型と異なり複数の作業で使うことができます。
レンチ自体や目盛り板が変形しない限り簡単には壊れません。しかし、一人でトルクを読み取るには少しコツが入ります。毎回確認する必要があるため、同じトルクで複数の作業する必要がある場合には向かないかもしれません。
そのため、安価で安いトルクレンチが欲しい方やスペアとして持っておきたい人などにおすすめです。初心者の方や作業量がある方には向いていません。価格は2,000~8,000円程度です。
プレセット型
引用:KTC
現在手動式のトルクレンチで主に使用されている型がこのプレセット型です。仕組みも簡単で素早く作業することができるため、多くの現場で使用されています。使い方はトルクをあらかじめセットしておき回すだけです。
トルク値をセットし、設定した値になると「カチッ」と音がなります。
単能型とプレート型のいいところを取ったトルクレンチと言えるでしょう。トルク値を設定しておけばホイールナットでもフレアナットでも問題なく使えます。締めるだけならば一番使いやすいトルクレンチです。
一定のトルク値ですばやく作業ができるため、ある程度作業量がある方やシンプルなトルクレンチが欲しい方などにおすすめです。価格も安価で一番市場に出回っているため手に入りやすいのも嬉しいポイントです。
トルクの調整範囲によって価格が異なりますが、手動式で2,000円から30,000円程度です。
ダイヤル型
引用:KTC
ダイヤル型はトルクレンチのアームにダイヤルが付いている型です。現在のトルク値がわかるようになっています。最大値が残る置針型ならばどのくらいのトルクで締めたのかもわかります。
主に検査用として使うことが多いトルクレンチです。多くのボルトを締める必要がある場合にはプレセット型の方が良いでしょう。主に検査用として他のトルクレンチと組み合わせると真価を発揮します。
デジタル型
引用:KTC
デジタル型はダイヤル型に似ており、アーム部分に表示用のデジタル液晶がついており現在のトルク値やトルク値の確認などもできます。トルク値を頻繁に変えるような作業の場合でも簡単に変更可能です。
測定データを記録したり、PCに直接転送することもできます。素早く精密な作業が必要でデータを保存しておかないといけない場合にはデジタル型一度でしょう。あらかじめトルク値を設定しておき、設定のトルク値になると光や音で知らせてくれます。
トルクレンチとして締めることも確認・保存用としても非常に優秀な一本です。頻繁にトルク値を変える必要がある方や精密なデータ管理が必要な方はデジタルがおすすめです。左右両方のネジの確認にも使えます。
しかし、非常に精密な機械なだけに湿気の多いところでは故障の原因になります。必ず乾燥した場所で定期的な点検が必要不可欠です。トルク値を固定してそのあたりに放置した場合はすぐに壊れてしまいます。
価格は万能なこともあり他のトルクレンチよりも高めです。10,000円~40,000円の範囲が平均的な価格です。
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トルクレンチの主要メーカーの傾向
トルクレンチを販売しているメーカーは多くありますが、その中でも主要メーカーは4社存在しそれぞれ独自の傾向がありますので紹介します。
藤原産業
藤原産業は電動工具などのDIY用の工具を販売している専門商社です。専門商社のこともありトルクレンチだけではなく、その他の工具も高い人気をほこります。価格も高級志向から比較的安価な商品まで幅広く取り揃えています。
特に電動トルクレンチに関しては、ロードバイクのメンテナンス用として多くの人から支持を集めています。
TONE株式会社
1938年創業の高級工具専門のメーカーです。多くのレースのメンテナンス用としてTONEの工具は愛されています。そのため精密かつ使いやすい商品が多く揃っています。
トルクレンチのほか、TONEのおすすめ工具を知りたい方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。
東日本製作所
トーニチの愛称でで親しまれているトルク機器専門のメーカーです。他のメーカーとも異なりトルク機器を専門に扱っています。長年トルク機器に携わった経験から業務用のデジタルトルクなどは高い信頼を得ています。
±1%の精度で正確にデータを管理できる業務用トルクレンチなども取り扱っています。
京都機械工具(KTC)
KTCは高級ハンドツールの専門メーカーであり、トルクレンチも主力商品となっています。幅広い商品のラインナップに加えて初心者にも使いやすい商品が多いため、多くのユーザーから支持を集めています。
KTCのトルクレンチについて詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。
業界人が選ぶトルクレンチおすすめTOP5
E-Value プレセット型トルクレンチ ETR4-200

トルクレンチの中でも比較的安価なモデルですが、性能は文句なし幅広く使うことができます。3,000円前後で購入できるためまさにコスパ最強クラスのトルクレンチです。
本体のみではなく、ケースやソケット、エクステンションバーなどもセットになっているプレセット型のトルクレンチで初心者の方にもおすすめできる一品です。
KTC(ケーテーシー) ホイルナット用トルクレンチ WCMPA103

「トルクレンチは欲しいけれどもタイヤにしか使わない」という方も多いと思います。その場合にはKTCのホイールナット専用トルクがおすすめです。
単能型なのでトルク値の調整は必要ありません。用途は限定されますが質も高く長く使えます。締め付けトルクに達すると軽いショックが手に来るため、締まったかの確認も簡単です。
そこまでトルクレンチを使わないという方はこちらの商品がいいでしょう。単能型はトルク値が固定されているため、車ごとにレンチも異なりますので初めに確認してから購入してください。
SK11 デジタルトルクレンチ 差込角 9.5mm 1.5~30N・m SDT3-030

デジタル型のトルクレンチです。こちらは小型のトルクレンチのため狭く細かいところでも快適に作業ができます。ただしトルク値が低いためタイヤ交換などはできません。エンジンの細かい部分や自転車整備に最適な機種です。
デジタル型なのでトルクの調整も楽であり、完了時には音と光で知らせてくれるため締めすぎるということもありません。細かいところを作業るにはおすすめです。
トネ プレセット形トルクレンチ(ダイレクトセットタイプ) T4MN200

単能型のトルクレンチは軽自動車や普通自動車には対応していますが、大型やRVなどには別のトルクレンチを用意する必要があります。そのために何本もトルクレンチを持つのは面倒ですよね。
そんな時には、トネのプレセット型がおすすめです。大型車はもちろんのこと普通車・軽自動車のホイールナットもこれ1本で完結できます。複数の車を扱う場合や大型車には、このトルクレンチがおすすめです。
トーニチ トルクレンチ 30~140N・m QL140NMH

トーニチの高級プレセット型のトルクレンチです。
トーニチのトルクレンチでは、購入後の校正などもサポートしてくれます。タイヤ交換以外にも幅広い用途で使うことができます。比較的型なのでバイクにも使えるでしょう。長く使いたい人にはおすすめです。
少し脱線しますが…しばらく前に話題にもなった「ふるさと納税」で トルクレンチ がもらえるということをご存知でしょうか?
本来は自分の住んでいる自治体に納めるはずの税金を、任意の自治体に納めるのがふるさと納税です。
このふるさと納税は自分の出身地の自治体以外にも納めることができるので、好きな返礼品がもらえる自治体に税金を納めることでお目当の品物がゲットできることが最大のメリットです。
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トルクレンチは用途に合わせて選びましょう
ここまでトルクレンチの簡単な概要とおすすめ商品を紹介しました。トルクレンチは締めるものによって、使うべき商品が変わってくる精密機器です。どこまで整備を行うかによっても選ぶべきトルクは変わります。
例えば、車やバイクのエンジン周りの整備ならば10~60N.m程度が適切であり、それ以上では締めすぎてしまいます。タイヤ交換時では、軽自動車は90N.m普通車は105N.mでメーカーごとに専用のトルクレンチが存在します。
自転車ならば、反対に15~20N.m程度の低トルクが要求されます。トルクレンチは万能ではなく、全てに対応することは難しいのです。そのため、まずは用途を決めて目的にあった適切なトルクレンチを選ぶことが大切です。
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。