引用:川崎王禅寺で見た動植物

記事作成日:

ムカデが出る家の特徴とは?遭遇した時の駆除方法も解説!

当サイトの記事には広告、アフィリエイトが含まれています。

家の中や庭先で突然ムカデと遭遇した時に皆さんはどうしていますか?足の早いムカデは逃げるのがとても得意です。この記事ではムカデ遭遇した時の対処法から、ムカデと会わないための予防法などをご紹介しています。ムカデにお困りの方は是非参考にしてください。

ムカデにはどんな害がある?

ムカデとは漢字で「百足」と書きます。漢字の通り多くの足を持ちますが、ムカデの種類によって足の本数は異なります。普段は大人しく、じっとしていますがムカデの天敵となる生き物に遭遇すると沢山ある足を活かし、素早く逃げる事ができます。

見た目からして苦手な人もたくさんいますが、実はムカデは縁起の良い虫として家紋にも使用されています。戦国時代では、後退をすることはできないために勝利をつかさどるシンボルとして、また、たくさん足があるということで商売繁盛のご利益もあると言われています。ムカデが活動する時期は暖かくなる春から冬を迎える秋にかけてです。

というのもムカデは冬眠する虫なのでです。また、梅雨の時期はムカデの産卵期にあたるため、この時期にムカデを見かける事が増えます。ムカデには毒があり、この毒を使って餌となるゴキブリやダニなどの虫やネズミ、コウモリといった小動物を捕獲して食べています。

ムカデの足の本数は種類によって異なり、日本に生息しているムカデの種類は100種類以上と言われています。そんなにいるなんて驚きですが、なんと世界で確認されているムカデの種類は2000を超えています。ぞくぞくっとしますがご安心ください。私たちがよく目にする種類は下記の3種類ほどです。

トビズムカデ

オオムカデと呼ばれているのがこのトビズムカデです。体長は大きいもので20cmを超えます。頭の部分は赤く、体は黒、足は赤やオレンジ色となるものがを多食いますが、中には配色が色が違うものも確認されています。

アオズムカデ

体長は10cm程度、日本国内に生息するムカデの中ではとても強い毒を持っており、頭と体には緑がかった黒、足はオレンジ色をしているものが多く存在しています。トビズムカデは同様の個体でも若干の違いがあります。

アカズムカデ

体長が大きいものでも7cmほどと他の2種よりは小さ目です。頭と足は赤く、体はアオズムカデよりも緑がはっきりとしています。比較的、特徴があるので判別がしやすい種類です。

ムカデが出る家の特徴5つ

ここからは、そんなムカデが出没しやすい家がどのような家なのかを5つの項目に分けてご紹介していきます。以下のような特徴の家に住まわれている方は、もしかするとムカデが潜んでいるかもしれません。

ムカデが出る家の特徴①湿気が多い

ムカデが出やすい家の1つ目は湿気の多い家です。ムカデは暗く、ジメジメとした場所を好みます。そして、このようは場所にはムカデの餌となる虫も発生しやすいのです。

ムカデに遭遇しないためには、まず湿気を少しでも抑えるためにトイレ、浴室、キッチンなどの水回りの使用後は換気扇を回し、しっかりと換気を行いましょう。床に水などをこぼしてしまった際にはすぐに拭き取ってください。床下に調湿剤を敷くことも効果があります。

ムカデが出る家の特徴②餌になるゴキブリがいる

ムカデが出やすい家の2つ目はゴキブリ問題です。ムカデ以上に遭遇率が高いのがゴキブリではないでしょうか。実はゴキブリはムカデが好む餌の1つです。大好物のゴキブリがいる場所はムカデが出没しやすいポイントとなってしまいます。

よって、ゴキブリが好む、雑誌や段ボールの隙間、家具の隙間などゴキブリが生息しやすい場所を排除し、綺麗に掃除しましょう。そうすることでムカデの出没も減ってきます。

ムカデが出る家の特徴③ゴミが溜まっている

ムカデが出やすい家の3つ目はゴミです。ゴキブリが好む餌の中には生ゴミ、髪の毛、ホコリなどがあります。このようなゴミが溜まると自然とゴキブリも餌を求めて発生します。

そしてここに、雑誌や段ボールなどの隙間があるとこの場所でゴキブリは卵を産みます。屋内や家の中でゴミが散乱している場所には、餌となるゴキブリを求めてムカデが出没します。不要なゴミは溜めずに小まめに掃除をするように心がけてください。

ムカデが出る家の特徴④ドア・窓を開けることが多い

ムカデが出やすい家の4つ目はドアや窓を開けっぱなしにしてしまうことです。ムカデは少しの隙間でもするっと通ってしまうため、普段から窓を開けたままにしている家は要注意です。網戸にしていても隙間はないかしっかりと確認してください。

また、木登りが得意なムカデは1階から侵入し壁を伝って2階に上がることも簡単にできてしまいます。戸建てではなくマンションに住んでいる方も、ドアや窓の開けっぱなしには気をつけましょう。

ムカデが出る家の特徴⑤庭に落葉や植木鉢がある

ムカデが出やすい家の最後は庭に落葉や植木鉢がある場所です。ムカデは夜行性の生き物です。日中は草むらや石垣の隙間などに潜んでいます。

庭にある落葉や植木鉢の隙間などはムカデがゆっくりを休むには最適で、特に長年置きっ放しの植木鉢の隙間などは暗くてジメジメしていて絶好の場所です。この様な場所はムカデ出没ポイントとなるので注意しましょう。

ムカデに遭遇した時の駆除方法

ムカデを発生させないために気をつけても、遭遇してしまうことはあります。ムカデは毒を持っていることもあるので素手で退治するのは危険です。ここからはムカデに遭遇した時の駆除の方法についてご紹介していきます。

駆除方法①殺虫スプレーを使用する

駆除方法の1つ目は市販で販売されている殺虫スプレーを使用する方法です。ムカデと出会ってしまった時に瞬時に手早く対応できるのが殺虫スプレーです。

ムカデ専用の殺虫スプレーも販売されており、使い方はムカデに数秒間殺虫スプレーをかけ続けるのみです。殺虫スプレーの種類もいくつかあり、殺虫成分不使用の冷凍スプレーなども販売されているので用途にあった商品をご自宅に常備しておくといざという場面で役に立つでしょう。

駆除方法②熱湯をかける

駆除方法の2つ目は熱湯をかける方法です。ムカデは非常に生命力の強い虫と言われています。胴体が切断しても少しの間は生きているほどです。温度は50度以上の熱湯をかけてください。それでもムカデが死ぬことはありません。

まずは50度以上の熱湯をかけて弱らせます。その後、50度以上の熱湯に入れてください。この時に素手で触ってしまうと噛まれる可能性があるので、トングや菜箸なの長いものを使用してください。

駆除方法③叩いて潰す

駆除方法の最後は叩いて潰す方法です。こちらの方法は注意点があります。ムカデは叩いた時に体液が四方に飛び散ってしまう可能性が大です。

まずはムカデを汚れても問題のない場所へ移動させてください。その後、新聞紙や雑誌を丸めたものなどで叩きましょう。新聞紙がなく汚れてもよいのなら、スリッパで叩いても大丈夫です。

ムカデが家に出ないように予防することも大事

ここまでは、ムカデに遭遇してしまった時の駆除の方法についてご紹介しましたが、ムカデと遭遇しない予防をとることも大切です。ここからはムカデの予防対策をご紹介していきます。

侵入経路となる隙間をふさぐ

ムカデは小さな隙間でも通り抜けることが得意です。先に解説したように、ドアや窓の閉め忘れに気をつけるのはもちろんですが、住宅のひび割れからも侵入してしまう事がありますので、ひび割れ対策や通気口に専用ネットなども対策として行なってみてください。

家の中や周辺を綺麗に保つ

ムカデはゴキブリ、蜘蛛、ネズミなど食べる肉食性の虫です。まずは餌となる虫や小動物が住みやすい環境は排除するようにしましょう。家の中、庭など身近な場所は綺麗に掃除を行うことで、それらの虫や小動物も住みにくくなります。まずは簡単にできる身の回りから対処していきましょう。

自分でムカデ対策をするのが難しい場合は専門業者へ

ムカデが苦手だったり、予防しても駆除してもムカデに悩まされている方はムカデ駆除の専門業者に依頼することも選択肢に入れましょう。

専門の駆除業者ならムカデが隠れている場所なども把握しているため、しっかりと駆除を行ってくれるでしょう。駆除の料金は業者によって異なりますので、数社に見積もり依頼を行って金額の確認をしてください。

家にムカデが出ないようにしっかり対策しよう!

突然現れると驚いて、どう対処すれば良いか戸惑ってしまうムカデですが、この記事をきっかけにムカデとの遭遇率が減るきっかけになれば幸いです。また、ムカデは毒を持っているので素手で触ることは控え、安全を確保できる対処法をとってください。

その他関連記事はこちら

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。