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駐車場をDIY方法とは?失敗しない基本の作り方や業者に頼む時の費用などもご紹介!

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自宅にある空き地が、整備された駐車場ではない場合、駐車場をDIYで自作してみるのもおすすめです。DIYで自作するメリットは費用が抑えられることや好きな素材を使って空き時間に施行できることです。駐車場をDIYするのは少し難易度が高いですが、ポイントさえ押さえれば簡単にできるものもあります。DIYで失敗しないコツや費用をチェックしてみましょう。

駐車場は自分でDIYできる?

空きスペースに車を停める方は少なくありません。駐車場が欲しいけれど専門業者に依頼すれば費用がかさむから、と諦めてはいませんか。駐車場は材料を揃えてコツを掴めば自分でDIYすることも可能です。

駐車場DIYなんて難易度が高いのでは、と悩むかもしれませんがプロが作るような大掛かりなタイプでなければ使う材料によっては素人でも自作できてしまいます。そこでDIYするためのポイントやメリットを見てみましょう。

自分でDIYすれば費用を抑えられる

DIY最大のメリットは自作することで費用がかなり抑えられることです。専門業者に依頼すると舗装タイプや大きさによっても異なりますが、材料費や施工費など合わせて数万円、場合によっては10万円以上になることもあります。しかし自分でDIYする場合は材料費はかかるものの施工費はかからないので、それだけでもコストダウンできます。

駐車場の舗装DIYをしてみよう

一般的な駐車場DIYは庭を舗装して自作するタイプです。元々車を停めていた場所を舗装することで立派な駐車スペースに変わります。舗装DIYに利用する素材はいろいろありますが、難易度によって使い分けるといいでしょう。特に砂利やレンガ、コンクリート舗装はDIYにおすすめの素材で、駐車場DIYのなかでも難易度が低い材料なので挑戦してみましょう。

駐車場を簡単にDIYするいろいろな方法

駐車場を簡単にDIYする方法は複数ありますが、主にコンクリートやレンガ、砂利舗装になります。それぞれにかかる費用や完成後の使い勝手の違い、施工難易度が変わってくるので、自分に適したものを選ぶといいでしょう。

駐車場のDIY①コンクリートで舗装

コンクリート舗装は完成度の高さや手入れのしやすさで人気ですが、若干費用がかさむのでコストダウンしたい方にはあまりおすすめできません。後に撤去する場合も専用業者に依頼しなければならず、撤去費用がかかってしまう場合もあり手間と時間がかかってしまうことがあります。

DIYで自作するときにかかる費用はスペースにもよりますがだいたい20~40万円、撤去したときの費用は10~20万円になり、完成までに時間がかかる、経年劣化によるひび割れなどのデメリットがあります。業者によっては自作費用よりも安い金額を出しているところもありますが、あまりにも安い場合は質の悪い材料を使ったり施工に必要な工程を省いている場合もあるので注意してください。

コンクリート舗装でもコストダウンしたい場合には車のタイヤ部分だけをコンクリート舗装して、周辺は砂利にするなどの手段を取るといいでしょう。そうすることでコストダウンできるだけでなくおしゃれな雰囲気に仕上がります。DIYで自作するなかでも費用はかかりますが、完成後の機能性やデザイン性、耐久性、手入れのしやすさなどを考慮するならコンクリート舗装が適しています。

作り方の基本的な手順

コンクリート舗装をDIYする場合は停める車の重量に耐えられる厚みが必要になります。その厚み分を確保するための掘削や整地作業が必須になることを念頭に置いて始めましょう。

作り方の基本的な手順はこちらから

  1. 整地・掘削作業:掘削はコンクリートの厚み7~10cmと砕石分15cm合わせて25cmほど
  2. 雨水を流すための水勾配を整える:水勾配は2%が基本
  3. 基礎となる砕石を敷いて転圧:砕石は1㎡あたり80kgが妥当
  4. コンクリート用の型枠を設置:ホームセンターにあるコンパネを適正サイズにして使う
  5. ワイヤーメッシュの設置:コンクリートの真ん中になるよう設置
  6. コンクリートを流し込む:手練りは時間と労力がかかるので可能であればミキサー車を依頼するのがおすすめ
  7. 凹凸をならす:コンクリートが固まるまでに手早くならすため、複数人で行うのがおすすめ

コンクリート舗装DIYのポイントとして、砕石の転圧は振動コンパクタなどの転圧機械を使いますが、レンタル可能なので利用するといいでしょう。転圧作業を省いてしまうと地盤が不安定になるので、多少費用はかかってもちゃんと転圧するようにしましょう。

駐車場のDIY②レンガを使っておしゃれに

レンガを使うとデザイン性が高くおしゃれな駐車場を自作することができるだけでなく、種類が多いので見た目重視な方にもおすすめです。1つあたりの値段も一般的なものであれば100~150円程度と安くなるので比較的コストがかかりません。もちろんスペースによっては大量に必要となりますが、1㎡あたり40個程度と考えていいでしょう。

デメリットとしてコストダウンできる変わりに手間がかかります。レンガだけを用いた駐車場は基礎となる砕石やモルタルなどをしっかり作っておかなければ表面がデコボコになり、おしゃれとは程遠い出来になってしまいます。

また、元々割れやすい素材なので使い方を考え、タイヤ部分はレンガを避けてコンクリートにする、下地を頑丈にすることが必須となります。手間はかかってもおしゃれに仕上げたい、費用を抑えたいならレンガを選択するのもおすすめです。全体をレンガ仕上げにせず、コンクリートや砂利を組み合わせた手法もあります。

作り方の基本的な手順

レンガは基礎となる下地作りがもっとも重要なので、手を抜かずしっかりとした基礎づくりを心がけるようにしましょう。レンガを使う場合もコンクリート同様に掘削作業が必要になります。

作り方の基本的な手順はこちらから

  1. 掘削作業:基礎砕石10cm、コンクリート5cm、ドライモルタル3cm、レンガ分の穴を掘る
  2. ドライモルタルを敷く:レンガをくっつける、バランスをとる役割がある
  3. レンガを敷く:デザイン性を考慮して敷くとおしゃれになる
  4. レンガ同士の隙間に珪砂を詰めて水を撒く:珪砂で隙間をなくして割れにくくする、水を撒くことでドライモルタルが固まる

レンガ舗装のポイントは頑丈な基礎構造が必須です。国土交通省標準となるのが砕石の上にコンクリート、モルタル、レンガですが、レンガを再利用することを考えてモルタルを砂にする方法もあります。

コンクリートが面倒な場合は砕石の転圧作業をしっかり行うことで十分な基礎となります。また、端部分はモルタルで固めるか、レンガを縦に置くことでレンガのコケを防ぐことができます。

駐車場のDIY③安くて簡単な砂利での舗装

砂利を使った舗装は安くて簡単にできるため、コスト重視の場合におすすめです。種類が多いので建物の雰囲気に合う素材を見つけることができ、砂利によっては自然な風合いに仕上げることも可能です。踏むと音が鳴るので防犯効果もありますが、足場が不安定になる、手入れが面倒などのデメリットもあります。

費用は砂利の種類によっても異なりますが、だいたい200~500円程度です。ホームセンターには種類豊富な砂利があるので、実際に使いたい粒サイズなどを確認してから価格や必要量を検討するといいでしょう。

作り方の基本的な手順

砂利を使った方法は他の手段よりも簡単なので、DIYで自作する場合にはもっとも適したものになります。コンクリートやレンガをメインにするときでも砂利を混ぜることでコストダウンすることもできます。作り方で重要となるのは基礎構造はもちろん、駐車場のスペースをしっかりと把握しておくことです。縦横を測るだけでなく厚みも決めておきましょう。適当に決めてしまうといざ施工に取り掛かっても砂利が足りなくなる、ということにもなります。

作り方の基本的な手順はこちらから

  1. 砂利を敷くスペースの面積を測る:駐車場スペースの縦横を測り㎡を出す
  2. 砂利の必要量を計算する:1㎡あたり60~80kgが妥当、厚みは10cmがおすすめ
  3. 整地・転圧する:転圧機械をレンタルしてしっかりと踏み固める
  4. 防草シートを敷く:雑草対策のために使う
  5. 砂利を敷いてならす:使用した砂利の商品名や購入店をメモしておくと手入れのときに便利

砂利舗装のポイントは使用する砂利の粒サイズです。粒のサイズが大きければ決めた厚みにしても下の地面が見えてしまう場合があります。必要量は1㎡で厚み1cmの場合は10Lほどになり、10cmの厚みなら1㎡あたり100Lと考えるといいでしょう。

少し多めに準備しておけば安心です。砂利を購入する際に容量がかかれていないときはパッケージに記載された使用目安を見て決めるといいでしょう。購入場所は送料のかかるネットショッピングよりも実店舗を選ぶほうがコストダウンできます。軽トラの貸し出しを利用したり建設業者で購入して運搬してもらう方法があります。

砂利の上を車が何度も通るとすり減っていくので、減ってきたな、と感じたら同じ砂利を足していくようにします。使う砂利は好みで選んでもいいですが、駐車場に適したものは砕石です。砕石は角があるので転圧することで地面にめり込み基礎構造が丈夫になります。

駐車場のDIY④空いたスペースに固まる土を使う

雑草対策として使われる、防草土とも呼ばれている固まる土を使って空きスペースを埋めることができます。固まる土は敷き詰めた土の上から水をかけるだけで簡単に固まるのでDIY初心者にも使いやすく、最近ではホームセンターやネットショッピングでも購入可能、防草シートを使わなくてもOKです。

コンクリートのような強度はないので、毎日車が通過する部分の表面が削れてくる場合があります。そのため空きスペースに利用する使い方がベストです。空きスペース以外にもタイヤ部分だけをコンクリートにする、入り口に固まる土を使うなどの工夫をしたほうがいいいでしょう。

作り方の基本的な手順

固まる土を空きスペースに使うと雑草対策だけでなくゴミ掃除もしやすくなります。コンクリートやレンガを使って、隙間ができたら固まる土を利用してみるのもおすすめですが、斜面や凹凸のある場所、広範囲にはあまり向いてないので注意しましょう。

作り方の基本的な手順はこちらから

  1. 掘削作業:空きスペースに固まる土が入るように掘る、敷石を埋める場合は10cm程度がおすすめ
  2. 転圧する:地面を転圧しますが、転圧機械でなくても角材などで踏み固めればOK
  3. 固まる土を敷く:隙間なく埋めるときれいに仕上がる
  4. 水をかける:バケツではなくジョウロでまんべんなく2回かけるのがおすすめ

固まる土を使うときのポイントはあくまでも空きスペースに利用すること、埋めるときは全体にしっかりと土を入れましょう。水をかけるときは1回目は土全体が湿るようにかけ、1時間後に2回目をかけます。2回目では固まる土にたっぷりとかけることでしっかりと固まります。その後は最低でも3日、できれば1週間ほど触らないようにして車の出し入れは控えましょう。

駐車場をDIYするときに覚えておきたいこと

駐車場をDIYするときには覚えておきたいことが2つあります。作るものによっては法律が絡んでくる場合もあるので、作業に取り掛かる前にしっかりと把握しておきましょう。

駐車場は基本的に外構(住宅建造物外にある構造物)に含まれますが、屋根付きや周囲を壁で覆うような作りにすると外構ではなく建造物扱いとなり、建ぺい率などが関わってきます。

地域の建築協定を確認する

住んでいる地域には建造物に関する協定が存在することがあり、これを確認せずに駐車場を作ってしまうと最悪の場合裁判沙汰になることもあるので注意してください。例えば古い街並みを保存するために景観を損ねないよう色やデザインが指定されているなどが建築協定にあたります。

建築協定で街並みを統一するために外構で使う材料が指定されている地域もあるので、役所で確認することをおすすめします。屋根のない駐車場は外構扱いとなるので、材料が指定されていればDIYできるタイプも決まってくるので気をつけましょう。特に新住宅地にはこの建築協定が多数採用されていることが多くなっています。

材料は良いものを使う

DIYにチャレンジする場合の多くはコストダウンを目的とすることも多いですが、駐車場DIYで材料費をケチってしまうと後に後悔することも少なくありません。駐車場のように大掛かりなDIYでは規模が大きくなるため、手間と時間がかかります。安い材料で施工すれば破損しやすくなり、修繕費用が必要になるので結果的に出費がかさんでしまいます。

駐車場のように大掛かりなDIYでは材料もたくさんいるのでどうしても初期費用がかかりますが、安全面や耐久性を考えて材料は良いものを使うほうがいいでしょう。

駐車場にあるといいおすすめアイテム

こちらの記事では舗装DIYを紹介してきましたが、それ以外にあるといいおすすめアイテムもチェックしてみましょう。ただ車を停めるだけでなく、防犯面や使いやすさを考えたアイテムを利用すると便利です。

アイテム①チェーンポール

チェーンスタンド3本組 5mチェーン付
チェーンスタンド3本組 5mチェーン付

ブランド ミツギロン(Mitsugiron)
製造元リファレンス SF-11

防犯面を考慮して砂利舗装にするのもおすすめですが、チェーンポールを使えば出入り口に扉がなくてもある程度の安全対策にあります。チェーンポールを設置することでオープン外構でも防犯対策ができ、区間指定も分かりやすくなるので便利です。

アイテム②車止め

iimono117 パーキングブロック 反射板付き
iimono117 パーキングブロック 反射板付き

【商品詳細】 サイズ(約):幅52cm×奥14cm×高さ8cm アンカー穴(約):Φ35mm・内側Φ(約)15mm ※専用接着剤は付属しておりません。

お店の駐車場でよく見る車止めを自宅駐車場に設置すれば停止位置が把握しやすくなります。特に背面に建物がある場合には車止めを設置することで追突防止になり、ぶつける心配もなくなります。また、簡素な駐車スペースのワンポイントとしてデザイン性をアップできるタイプもあります。

業者に依頼すると費用はどれくらいかかる?

駐車場DIYにチャレンジしてみたいけど、なかなか踏み出せない方も少なくありません。専門業者に依頼した場合、費用はどれくらいになるのでしょうか。設定価格は各業者によって異なる、スペースの広さなどが関係してくるので一概に言えませんが、コンクリート舗装でだいたい30~40万円程度必要になります。もちろん砂利舗装などにすればもう少し費用が抑えることが可能です。

DIYよりもコストがかかりますが、やはりそこはプロなので完成度の高さでは業者に依頼するほうがいいでしょう。専門業者の多くは無料見積もりを行っているので、複数社に無料見積もりを依頼して納得のいく業者にしましょう。見積り書の内訳を細かく記している、分かりやすく説明してくれる業者は信頼できる可能性が高い傾向にあります。

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おしゃれで使いやすい駐車場をDIYしてみよう

駐車場DIYは好みの材料が使えて業者依頼よりもコストダウンできます。安全面や使いやすさを考えつつもおしゃれに仕上げることもできるので、駐車スペースがあるならDIYで自作してみるのもおすすめです。

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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。