ドアのDIYは難しい?おしゃれで簡単なDIY方法をご紹介!
最近ドアの建て付けが悪くなってきた、古いのでそろそろ交換したい、と考えているならDIYでおしゃれなドアを自作して付け替えてみませんか?ドアは部屋の一部であり、良く目にする箇所でもあります。DIYで自作すれば好みのデザインにすることができ、部屋の印象もぐっとおしゃれになるでしょう。ここでは、おしゃれで簡単なDIY方法をご紹介します。ドアのDIYは難しいと諦めていた方は、是非参考にしてみて下さい!
ドアのDIYは難しい?
ドアをDIYするのは難しい、難易度が高いと思う方も少なくありません。もちろんプロが手掛けるきっちりとしたドアに仕上げるのは素人には無理があります。しかし作り方次第ではDIYでも簡単に自作することが可能です。
ドアを自分で作ることで好きなデザインにしたり、材料費などコストを下げることもできます。まずは多少の不出来でも気にならない部屋のドアからDIYを始めてみましょう。
室内おしゃれデザインドアの簡単DIY!【準備】
室内のドアをおしゃれなデザインにしたい、でも簡単な作り方を望むならまずはどんな風にしたいのか、しっかりと計画を立てましょう。なんとなくで始めてしまうと失敗に繋がります。
まずは準備段階として最初にどのドアを変更するのか、どんなデザインにするのか決めましょう。次にサイズを確認し、手書きでも良いので紙に書き出しておきます。あとは必要な材料や道具を準備すればOKです。
準備するもの①木材・仕上げ材
デザインが決まり、寸法を確認したら必要な材料を揃えます。基本的にDIYでドアを自作するなら、購入しやすい木材が良いでしょう。ドア本体となる木材はベニヤ板や合板、集成材、いろいろなDIYで利用される2×4材などがあります。
作りたいドアによって使用する木材や仕上げ材が異なるため、必ずデザインを先に考えてから揃えるようにしてください。あとは仕上げ材です。木材そのままの質感を活かす場合でもある程度のコーティングはした方が良いでしょう。あとはデザインに合わせた塗料を準備してください。
準備するもの②工具
木材をカットしたり、ビスやネジを留めるなど、作業工程に必要な工具を準備します。必要最低限として、のこぎりやメジャー、ドライバーは揃えましょう。工具をひとつずつ準備しても良いですが、今後DIYを続けるのであれば電動タイプのマルチツールがおすすめです。
ヘッド部分を交換するだけで穴あけやネジ締め、木材カット、ヤスリがけとすべての工程をひとつの工具でまかなえるので便利です。2×4材を使うのであれば、縦横斜めがスムーズにカットできるマイターボックスもあると作業がはかどります。
あまりDIYしない方は工具をレンタルする方法もあります。木材のカットは購入したホームセンターで行うこともできるので、臨機応変に対応すると良いでしょう。
準備するもの③建具・部品
ドアを取り付けるための蝶番やドアノブ、取っ手などの建具・部品も必須です。ドアノブや取っ手はドアのデザインにマッチするもの、使い勝手の良いものを準備しましょう。
特にドアノブはネットショップを利用すれば種類豊富に揃い、お気に入りのデザインが見つかりやすいですが、手触りや使い心地が分かりにくいので、できるだけ手にとって確認できるお店で購入する方が確実です。
開き戸の場合は蝶番、引き戸や折れ戸にするときは、レールや戸車がいる場合もあるので揃えてください。
室内おしゃれデザインのドアをDIY!【作り方】
デザインや寸法、必要な工具や部品が揃ったらいよいよDIYのスタートです。すでにドアがある場所は自作を始める前に取り外します。開き戸は蝶番のネジを外せばOK、引き戸は少し上に持ち上げてから手前に引くことで取り外すことができます。また、ドアを外したあとに、外した場所やドア自体を再度採寸すると失敗が少なくなるでしょう。
DIY扉の作り方工程
DIY扉の作り方工程を紹介しますが、扉の種類によって若干工程に違いがでてきます。こちらでは簡単にできる、おしゃれな窓付きアンティーク調扉に変えるDIY工程を紹介していきましょう。
【下地作り】
既存扉サイズにベニヤ板をカットし、枠となる2×4材を仮置きします。窓になる部分はくり抜くため、枠に沿って鉛筆などで線をつけておきましょう。窓部分は接着面が必要になるので、先程引いた線よりも5mm外側でくり抜きます。あとは切断面をヤスリがけすれば下地の完成です。
【窓作り】
窓は簡単にDIYできるように、ポリカーボネートを加工したツインカーボ(ポリカ中空ボード)がおすすめです。先程くり抜いた扉の窓部分にツインカーボを置いて、一回り大きめに線を引いてカットします。貼り付けは最後の工程で行うので、保護フィルムを剥がさずにそのままキズがつかないよう置いておきましょう。
【1×4材を接着】
扉の外枠部分に1×4材を接着します。ズレないように、仮置してから縦両サイドを貼り、上下と中央に1×4材を接着しましょう。接着するときは、速乾性の木工用ボンドで大丈夫です。
【モールディングの装飾】
そのままでは若干味気ない扉になってしまうので、よりおしゃれに仕上げるためにモールディングによる装飾を施すのも良いでしょう。木枠の内側サイズに合うようにカットし、貼り付けていきます。
モールディング同士が接する面は45度にカットする必要がありますが、切り落とす方向を間違えないようにあらかじめ記しを付けておきましょう。カットできたモールディングを接着しますが、隙間ができてしまった場合は木工パテを使って埋めればOKです。窓枠部分は太さのあるモールディングにすることで、印象を変えることができます。
【窓枠の十字格子】
窓部分に十字の格子を付けるなら、この工程で作成します。三角形の細長い木材を窓の縦サイズにカットし、横部分は中心を45度にカットして縦木材に接着してください。十字格子が必要ない場合にはこの工程を省いても大丈夫です。
【仕上げのヤスリがけ】
扉が組み上がって接着面をしっかりと乾燥させたら全体をヤスリがけします。面積が広いので、紙ヤスリよりも伝導のサンダーを使うことをおすすめします。アンティーク調に仕上げる場合は角に丸みを付けるとおしゃれです。
【塗装】
ヤスリがけが終わり、細かい木屑を取り除いたら好みのペイントを施します。塗装は2度塗りして乾燥させます。裏表の両方が塗装できたらアンティーク感のある質感を出すためのペイントを施したら扉自体の完成です。
DIYドアの金具の付け方
ドア金具の付け方は使う金具や扉の仕様によって異なりますが、開き戸の場合はドアノブや取っ手、蝶番などを使います。ドアノブは裏側からビスで固定するものが多く、まずは取り付けたい場所にドアノブを押し付けます。
跡がついた場所に穴を開け、裏側からビス止めすればOKです。裏側のビス止めした箇所は余った木材を加工して取っ手を作り、貼り付けると良いでしょう。あとは扉を設置する場所に蝶番で扉を固定します。
扉が勝手に開かないようにマグネットキャッチを使うのもおすすめです。扉側に受け板を、柱や壁側にマグネット部を固定しますが、受け板とマグネットが噛み合わないと閉まらないので微調整しながらセットしてください。
ガラス部分の装着
ガラス部分を装着しますが、このときポリカーボネートの保護フィルムを一度に剥がしてしまわないように気をつけてください。最初に接着する裏面の保護フィルムを剥がし、接着します。
ポリカーボネートは軽量なので、強力な両面テープでも十分ですが、反対側から見えない工夫をしましょう。接着できたらもう一方の保護フィルムを剥がし、先程作成した十字格子を貼り付ければ完成です。
室内ドアのおしゃれで簡単なDIYアイデア術
室内ドアは基本的にシンプルなデザインが多いですが、DIYで自作すればおしゃれなドアに変更することもできます。そこでおしゃれで簡単にDIYできるアイデアを紹介します。イチからドアを作るとなれば、それなりに時間もかかりますが、こちらではおしゃれなのに簡単にできるDIYアイデアを集めてみました。
アイデア①ガラス部にステンシル
シンプルなドアにはガラス部にステンシルすることで、簡単におしゃれな雰囲気に仕上がります。ホワイトやブラウン一色の簡素なドアや、ヴィンテージ風にアレンジしたドアには英字ステンシルが良く合います。海外のホテルやオフィス感漂う印象は男前インテリアとの相性も抜群です。
アイデア②カラフルデザイン
現在の住宅にある既存ドアのほとんどがホワイトやブラウンなどシンプルな色合いではないでしょうか。そこでペイントを施してカラフルなデザインにするのもおすすめです。
既存ドアを塗装するだけでも、新たなドアを自作して塗装してもOK、使用する塗料によってはレトロ感のあるかわいい雰囲気に仕上がります。ブルーやイエローなどカラフルなペイントにすることで、これまでの部屋の印象も変わるでしょう。
アイデア③パーツでアンティーク調に
アンティーク調のデザインはDIYでも人気があり、ドアDIYでも同じように注目を集めています。ペイントやドアのデザインそのものをアンティーク調にすることもありますが、使用するパーツでアンティーク感を出すこともできます。
特にドアノブはアンティーク調のものが多く、取り替えるだけでも印象が変わります。引き戸や開き戸にマッチするアンティークハンドルもあり、真鍮や木製など、室内インテリアに合わせたものを選ぶのもおすすめです。
おしゃれなドアをDIYしてみませんか?
今まで気にしていなかったシンプルなドアも、DIYでおしゃれにアレンジしたり自作することが可能です。難しいことをしなくても簡単にできるアレンジ術もあるので、これを機に自分のレベルに合ったDIY方法でおしゃれなドアに変えてみませんか?
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。