仕事がもう無理!と感じた時の対処法とは?限界が来てしまう前に!
毎日仕事が多忙で、自分のプライベートもなく、辛い日々を過ごしているという方は、「仕事を辞めたい」「誰とも仕事をしたくない」など、常にネガティブな思考になっているでしょう。今回はそんな仕事に対して前向きな姿勢を持つことができなくなった時の対処法、そして、限界を感じる前に取り組んでおくべきことを徹底解説していきます。
目次
仕事がもう無理と感じてしまうことは誰にでもある
これまで社会経験のある方であれば、仕事に対して「辛さ」や「憤り」また、「悩み」を感じたことはあるでしょう。実際、ノンストレスで仕事をしているという方は少ないのが現状です。
仕事に対して限界を感じるというのは、就職してから仕事の流れを掴み出す3年目くらいに感じることが多いようです。この感情や思いは、何も自分だけが感じている訳ではなく、同じように感じた方ばかりであるということを知っておくことが大切です。
このように、「仕事を続けていくのは無理だ」「辞めてしまった方がいっそのこと楽になる」など、思い悩むことは誰にでもあるという点を踏まえ、この記事を読み進めてみてください。
仕事がもう無理だと感じてしまう原因
「仕事を続けていくのはこれ以上無理…」という感情を抱いてしまうことには何らかの原因があると言われています。では、なぜ仕事に対して「限界」を感じてしまうのか、その原因を探っていきましょう。
原因①人間関係上のトラブル
私たち人間は、一人で生きている訳ではありません。生まれてからずっと、人と関わりを持って生きています。学生時代を経て社会人となり、社会生活の中でさらに良い人間関係を築いていかなければなりません。
それは社会に一歩足を踏み入れた人誰もが感じていることです。学生時代とは異なり、より一層の責任を持って過ごさなければならない分、人間関係上のトラブルに見舞われることも多々あると言っても過言ではありません。
特に、同期の者同士であっても、ウマが合わず、業務が円滑に進まないことも多々あります。さらに、自分が思うように仕事を進めることができず、仕事上でのパートナーシップに欠ける点を指摘されることもあるでしょう。
このように、小さなことが積み重なることで良い人間関係を築き上げるどころか、トラブルに発展する恐れもあります。
原因②さまざまなハラスメント
今の時代、強く指摘される「パワハラ」や「モラハラ」は、決して人に対して行うべき行動ではないと言われています。特に人を無視する、あるいは見下した発言をする、さらに人のプライベートにまで過干渉したがるなど、問題視されています。
その結果、精神的苦痛を受け、多大なストレスを抱えてしまっている可能性があります。このようなパワハラやモラハラ被害を受けていることが原因で仕事を辞めたいと感じることがあるでしょう。
原因③安い給料
一口に「給料が安い」「給料が少ない」ということが大きな原因になるとは言い難いかもしれません。しかし、毎日の業務量に応じた相応の給与支払いでない場合、お金の面で大きなストレスになることも否めません。
実際、給料は年齢と共に右肩上がりになると言われる時代です。その分、仕事に対しての責任度は大きくなるでしょう。そのバランスがうまく取り辛い30代あたりは、給料が少ないことに対して大きなストレスを抱えていることが多いです。
原因④仕事量が多い
自身の給料と大きな関係性を持つ「仕事量」についても、仕事に対して限界を覚えるひとつの要素です。毎日膨大な量の資料を整理し、高い目標を掲げられ、ノルマ達成のために日々奮闘することばかりに追われている方は多いのではないでしょうか?
極めつけに、上司からの小言が多いなど、努力しても片付かない仕事量に追われ、自分を見つめる時間さえも取れない日々は、多大なストレスがかかり、体調を崩す原因にもなり兼ねません。
このように、自分がこなすべき膨大な仕事量に対して強いストレスを感じることで、仕事を辞めたいという感情が強くなってしまうと言えるでしょう。
原因⑤仕事が合わない
多くの方が自分が就きたいと希望する職種を選び、就職したとは言えません。中には自分が希望する職種ではなかったという方も多いでしょう。
このように、自分にとって合わないと感じる仕事を行うことは、自ら進んで業務を遂行させることができず、人をまとめることができなくなることがあります。そして、自分にとって今の仕事が本当に合っているか疑問に感じるようになります。
そのような場合、「仕事を辞めたい」「自分にはこの仕事が向いていない」など、マイナスの考えが働き、「もう仕事を続けていくことができない…」という思いに陥ってしまうのです。
仕事がもう無理!心が壊れそうな時のサインとは?
「本当に自分にとってこの仕事が合わない」「これ以上続けていく自信がない」など、大きなストレスがさらに強くなると、心身ともに異常を来す場合があります。
自分の心が壊れ始めると、身体にあるサインが表れます。そのサインにはどのようなものがあるか以下に5点確認していきます。
自分にいくつか当てはまるという方は、知らず知らずのうちに多大なストレスを抱えている可能性があります。改めて自分に該当するものがないかチェックしてみましょう。
サイン①眠れない
人は限界に近づき強いストレスを感じると、夜もまったく眠ることができなくなります。眠っているつもりでも、朝、すっきりとした目覚めとならず、いつも頭が重いなど、「不眠症」を発症してしまう恐れがあります。
また、朝までぐっすり眠ることができず、毎日夜中に目が覚める、夢の中で上司に叱られる、寝付きが悪い、悪夢ばかりを見るなど、これらの症状は、明らかに「不眠症」であると言えます。
この状態が長期的に続き、改善の傾向が見られない場合、その他の病気の発症を予防するためにも、早々に診療内科を受診されることをおすすめします。
サイン②身体がだるい
仕事に対して大きなストレスを抱えていると、眠りが浅くなる不眠症を患い、さらに、それが仇となり、眠りが浅い分、身体の疲れが取れず、毎日身体がだるいと感じるでしょう。
これが度を超えてしまうと、仮に十分な睡眠時間を取っていても、就寝中に睡眠障害が起こっているため、この先どんなに眠ることができても、身体の疲れが取れず、悪循環を繰り返してしまうのです。
このように、毎日しっかりと眠っている気になっている方は意外にも身体がだるく、また、目が覚めた瞬間にすでに1日の終わりのように疲れを感じてしまっていると言えるでしょう。
これは、度重なる大きなストレスが限界を超え、交感神経が優位になることで睡眠障害を引き起こしている可能性があります。
サイン③急激な体重変動
ストレスが及ぼす身体への不調のサインは、自分の身体の体重変化に大きく現れます。これは、ストレスによって過食と拒食を引き起こしてしまうからです。
どちらに傾くかはその人次第ですが、ストレスによって自分の身体をコントロールすることができなくなることで起こります。
このように、自身の身体に短期間で急激な体重変化が見られたという方は、身体が危険サインを出している証拠だと言えるでしょう。
サイン④遅刻や欠勤の増加
仕事に辛さを感じていながらも、それでも社会人としての責任を果たすべく、自身の感情を何とかコントロールしながら過ごしているという方でも、やはり強いストレスが重なると、身体が限界を訴えてきます。
その結果、会社へ遅刻することが多くなる、あるいは体調不良を理由に欠勤が増える傾向です。もしかすると、この時点ですでに今の自分に該当していると感じる方も多いかもしれません。
この状態は、精神疾患を引き起こす「抗うつ状態」とも言える症状です。このまま放置することで、より症状が悪化の一途を辿ってしまいます。
さらに、心身のバランスが崩れ、危険な症状が見られることもあるため、早急に身体を休めるとともに、可能であれば一度診療内科を受診することをおすすめします。
サイン⑤ストレスによる精神不安定
私たちが普段過ごす中で、多大なストレスを感じていても、それによって自分の精神状態が不安定になることに気付かない方が大半です。
しかし、改めて以下のような状況や思いが錯綜する、あるいはこれらの行動が見られる方は、精神的症状を引き起こしている可能性が極めて高く、このようなサインは身体も心も限界を訴えている証拠です。
これ以上の症状は、脳内環境が悪化し、精神的疾患を生み出してしまいます。万一以下のような症状に該当する人がは、医師による適切な診察が必要だと言えるでしょう。
- うつ症状のようなぼんやりとした状態
- 急に襲う不安感
- 気分の落ち込み
- 怒りっぽくイライラすることが増える
- 気力がなく視点が合わない
- 集中力が欠ける
- 自分が何をしたいのか分からない行動をとる
これらの症状は明らかにストレスの限界を示すサインです。特に女性よりも男性の方が自分が感じるストレスに気付かない方が多く、さらにプライドが高く、仕事をこなす方ほど自身の精神面を強く押し出す傾向です。
このような症状になるまでストレスを放置しておくのは避け、徹底したケアを受けることをおすすめします。
仕事がもう無理で辞めたいと思った時の対処法
次は、仕事に対して意欲を持つことができず、すべてをマイナスに捉え、「仕事を辞めたい」と感じている方がとる方法にはどのような対処法があるか、以下に5点詳しくみていきましょう。
対処法①家族や友人などに相談する
「仕事を辞めたい」「これ以上続けられない」という思いが強くなる方は、自分の両親をはじめ、兄弟姉妹、また、仲の良い友人に、自分の今の状況を気軽に相談してみましょう。
これは仕事に対する悩みを一人で抱え込まず、人に話すことで、少しでもストレス軽減につながるからです。
本来、仕事上のストレスは、会社の同僚などに相談したいところですが、社内では他の人の耳に入ってしまうかもしれません。新たなストレスを作ってしまう可能性もあるため、社外の人に相談することをおすすめします。
対処法②原因を分析する
忙しさのあまり、自分自身を見つめる時間も取れないのが現実ですが、ここはあえて小休止し、自分がなぜそこまでストレスを感じているのか、その原因を分析してみましょう。
たとえば、自分は何に対して強いストレスを感じているのか、また、ストレスはなぜ生じてしまうのか、さらに、ストレスを解消するための良い方法はないかなど、自分に向けられた問題をひとつずつクリアにしていくことが大切です。
ひとつでも思いあたる原因が分かれば、それだけで現在の状況から脱出し、良い方向へ向くことができるはずです。ぜひ、問題をしっかりと捉え、原因を追究するとともに、自分がどうしていきたいかの道筋を立てることが大切です。
対処法③人間関係の構築を諦める
仕事は一人でこなしている訳ではありません。ある程度チームワークやコミュニケーション能力も必要です。とは言え、仕事はしっかりと責任を持ってやりこなすのはもちろん、それ以上の人間関係を深めようとすることは、無理に行う必要はありません。
ここを取り違えてしまうと、さらに余計なストレスをかけてしまいます。何事においても淡々と物事を遂行していくとストレスを感じることなく自分なりに上手に過ごせるようになるはずです。
対処法④好きなことをする
仕事が辛く、強いストレスを感じるからこそ、「仕事を辞めたい」と感じてしまうのです。そう感じる前に、ストレスの芽を摘みとっておきましょう。
それには、興味あることに没頭する、好きなスポーツをする、ショッピングやドライブ、カラオケを楽しむなど、自分がストレスを忘れることができるようなことを実践してみましょう。
そうすることで身体の緊張がほぐれ、血行促進作用が働き、気持ちも身体もとても元気になります。自律神経のバランスが整い、心身共にリフレッシュすることができます。
このように、仕事を辞めたいと限界を感じた時は、思い切って自分だけの時間を作り、自分時間を楽しむことで対処してみましょう。そうすると大きなストレスが一気に解消され、身体に元気を取り戻すことができます。
対処法⑤有給休暇を取る
会社に正社員として属していると、誰もが持つ「有給休暇」があります。この有給休暇こそ、ストレス解消のために活用すべきだと言えます。
そのため、「会社を辞めたい」「これ以上続けていくことができない」など、マイナスな思考が頭をよぎる時は、あえて有給休暇を取り、自分の気持ちも身体も休めるようにしましょう。
また、可能であれば連続休暇として長期的にお休みをもらうのも良いです。思い切って長期旅行へ出掛けるもよし、これまでできなかったことに日々を費やすのもおすすめです。
充実した時間を過ごすことでストレスを解消し、気分を変える改めて仕事への意欲を掻き立てることができるようになるでしょう。
仕事がもう無理なら転職という選択肢もある
自身の感情をうまくコントロールすることができず、どうしても今の仕事を続けていくことが困難であると判断した場合、何も心身に不調を来してまでその会社に在籍する必要はありません。
その場合は「転職」という選択肢をとるのも良いでしょう。以下に、転職することに対してどのようなメリットがあるか、また、転職先としておすすめしたい職種にはどのような業種があるかを詳しくみていきましょう。
無理して身体を壊す前に転職するメリット
人から見ると、「転職」は「逃げ」だと判断する方もいるかもしれません。しかし、実際は、転職は新たな可能性を発揮する場でもあり、自分が持つ才能を開花させる新境地であると言えます。
そのため、周囲の人に何を思われようと、どのように感じられようと、気にすることはありません。自分の身体が健康であることが最も大切なことです。
このように、身体が資本となるため転職することを視野に入れ、新しく人生を歩んでいくことをおすすめします。
転職先におすすめの職種
転職すると決めたら、一体どんな職種がおすすめであるか、これから転職を検討する方にとってとても気になる情報です。以下に、転職先としておすすめしたい職種についてご紹介します。ぜひ、自分が挑戦できる職種にチャレンジしてみましょう。
【コンサルタント】
企業のサービス改善によってより高い利益を見込むため、様々な戦略や財務、人事など、あらゆる課題を解決する役割を担う行素です。専門知識を持って業務を行うため、自分のスキルアップを同時に行っていきたいという方におすすめの職業です。
【営業】
人と接することを好む方にとって、商品やサービスを提案し、提供する営業職は、比較的取り組みやすい業種としておすすめです。やりがいのある職種として人気を集めています。
【介護福祉士】
現代の日本の社会は高齢化が進む現実があります。そのため、介護福祉士など国家資格を有していると、働く施設が豊富です。さらに人材を求める業種のため、社会福祉関係の仕事に就きたいという方に最適です。
【システムエンジニアやプログラマー】
システムエンジニアやプログラマーは、パソコンを主体とし、情報技術を駆使した業種となります。デジタル化が進む日本において、今後必要になる人材であることは間違いありません。
そのため、需要が追い付かず早々に人材確保が求められます。情報技術の資格を取得するのはもちろん、これらの業界で自分のスキルを向上させるのもおすすめです。良い転職先として最適だと言えるでしょう。
転職代行サービスを利用してみよう
これから転職を検討されている方は、在籍する会社の退職に対する悩みやトラブルに対して適切な対処法を教えてくれる転職代行サービスを利用するのがおすすめです。
ここでは、転職に関する様々なアドバイスをしてもらえる他、転職先の企業を紹介してもらえるなど、これからの自分の道筋をしっかりと立てることができます。
さらに、面接時の対策なども手厚くサポートしてくれるので、安心して利用することができます。ぜひ、転職を検討されている方は、転職代行サービスを活用されることをおすすめします。
仕事が無理だと感じたら限界が来る前に上手に対処しよう
仕事に対して前向きな姿勢を持つことができなくなった時の対処法、そして、限界を感じる前に取り組んでおくべきことを徹底解説しました。社会人になり仕事を行う人はみんな、多大なストレスを抱えています。
あまり無理をせず、自分が快適な状態でいられるよう自分と向き合い、日々を過ごしていくことが大切です。
また、一人で悩みを抱え込みすぎず、適度にリフレッシュすることが大切です。この記事を参考に、仕事に限界を感じる前に上手に対処しましょう。
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。