引用:カインズ

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セスキ炭酸ソーダとは?ガンコな汚れにもおすすめの洗濯方法をご紹介!

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天然素材の洗剤で洗濯したいという方が増えています。中でも、「セスキ炭酸ソーダ」で洗濯できるという話は、見聞きしたことがあるかもしれません。しかし、「本当にきれいに汚れが落ちるのか」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。今回は、セスキ炭酸ソーダを使った洗濯方法と、その特徴をご紹介します。

セスキ炭酸ソーダとは

セスキ炭酸ソーダは、アルカリ性の粉末状の物質です。洗浄力は一般の洗剤に比べて劣りますが、タンパク質を分解する働きがあることから注目されています。

また、肌の弱い方や赤ちゃんには、市販の洗剤よりも使いやすいセスキ炭酸ソーダが人気です。天然の洗浄剤として知られる重曹よりもアルカリ性が強く、水に溶けやすいのが特徴です。

その働きは大きく分けて2つあり、1つは酸性の汚れを落としやすくすること、もう1つはタンパク質を分解することです。洋服の襟や袖についた皮脂汚れは酸性なので、セスキ炭酸ソーダを使うときれいになります。

粉末タイプ

セスキの激落ちくん 粉末タイプ
セスキの激落ちくん 粉末タイプ

商品サイズ (幅×奥行×高さ) :18×8×23cm
原産国:日本
内容量:1000g

まずご紹介するのは、パウダータイプの「セスキの激落ちくん」です。これは、セスキの激落ちくんを粉末状にしたもので、水に混ぜて使います。

スプレータイプに比べて容量が大きいので、頻繁に使いたい方におすすめです。ただし、自分で水に溶かさなければならないので、すぐに使いたい人には向いていないかもしれません。

スプレータイプ

セスキの激落ちくん 密着泡スプレー
セスキの激落ちくん 密着泡スプレー

商品サイズ (幅×奥行×高さ) :9×6.5×21.5cm
原産国:日本
内容量:400ml

次にご紹介するのは、「セスキの激落ちくん」の泡タイプです。泡状なので、汚れに密着しやすく、小さな汚れにも浸透して浮き上がらせる力があります。

また、液だれしにくいので、壁などにスプレーしても大丈夫です。詰め替え用の商品もあるので、コスパの高い商品といえます。

重曹との違いは?

エコ洗剤といえば、セスキ炭酸ソーダよりも重曹の方が一般的で、近年はメディアでもよく取り上げられているので、知っている方も多いと思います。

重曹はセスキ炭酸ソーダと同じアルカリ性の無機化合物で、たんぱく質や皮脂汚れの洗浄効果が高いなど、重曹との共通点が多くあります。

しかし、セスキ炭酸ソーダには、「重曹よりも洗浄力が強い」「サラサラした結晶状で長期保存に適している」「水に溶けやすく洗濯にも使える」「研磨作用がない」といった特徴があります。

セスキ炭酸ソーダで洗濯するメリット

セスキ炭酸ソーダを洗濯に使うメリットですが、皮脂や汚れ、血液の汚れ、軽い油汚れなどを落とすことができます。

例えば、白いシャツの襟や袖の黒ずみ、赤ちゃん用の布おむつ、布ナプキンなどの洗浄に効果があります。

また、CMでおなじみの化学的に作られた洗剤よりも成分がシンプルなので、肌への刺激が少なく、排水による環境への影響も少ないのが特徴です。

セスキ炭酸ソーダの洗濯方法

セスキ炭酸ソーダは、そのままでも、洗剤に混ぜても使用できます。ここでは、洗濯にセスキ炭酸ソーダを使う際のポイントをご紹介します。

使い方①セスキ炭酸ソーダの洗濯に必要なもの

セスキ炭酸ソーダは液体でも購入できますが、洗濯に使用する場合は、水に溶かす前の粉末状のものがおすすめです。粉末の方が量が多くて経済的ですし、管理しやすく使いやすいです。

洗剤の代わりにセスキ炭酸ソーダを使うので、必要なのは洗面器だけ。手に優しい素材ですが、乾燥肌の方は念のためにゴム手袋を用意した方がいいでしょう。

使い方②基本

基本的な使い方は、洗濯機にセスキ炭酸ソーダと水を入れて使用します。目安としては、水30リットルに対してセスキ炭酸ソーダを大さじ1杯入れます。入れすぎるとベタベタして臭くなってしまうので注意してください。

【洗い方】

洗濯機に水とセスキ炭酸ソーダを入れます。次に洗濯物を入れて、セスキ炭酸ソーダが溶けるまで約1分間かき混ぜます。

「洗濯」モードでドラムが回転するので、手でかき混ぜないでください。その後、洗濯機を一時停止し、3時間から一晩、洗濯物を放置します。

よく浸み込んで汚れが出てきたら、「洗い」を約3分実行。最後に「すすぎ」と「脱水」をそれぞれ1回ずつ行って完成です。

洗濯物をふんわりさせたいという方は、すすぎの際にクエン酸を小さじ1~2杯入れるといいでしょう。

使い方③頑固な汚れ

セスキ炭酸ソーダは、それだけではしつこい汚れを落とすのは難しいです。しかし、洗濯時に汚れを落としやすくする働きがありますので、ぜひ試してみてください。用意するものは以下の通りです。

  • 水:500ml
  • セスキ炭酸ソーダ:小さじ1杯
  • スプレーボトル:1本
  • 洗濯用洗剤:少々
  • ブラシ

【洗い方】

まず、スプレーボトルにセスキ炭酸ソーダと水を入れ、よく振っておきます。そして、汚れのひどい部分にスプレーします。しばらく放置した後、洗濯用の石鹸をつけたブラシで汚れをこすります。以上の手順を終えれば、あとは通常通りに洗濯してください。

使い方④襟汚れ

ワイシャツの襟や袖口にスプレーすると、洗濯の際に汚れが落ちやすくなります。セスキ炭酸ソーダスプレーは、500mlの水に小さじ1杯のセスキ炭酸ソーダを混ぜて作ります。

使い方は、まず部分的な汚れにセスキ炭酸ソーダスプレーを吹き付け、しばらく放置します。次に、洗濯用の石けんをつけてブラシでこすり、いつも通りに洗います。

酸素系漂白剤との相性抜群

セスキ炭酸ソーダで洗っても、思うように汚れや黄ばみが落ちないという場合は、セスキ炭酸ソーダに酸素系漂白剤を加えてみるのもいいでしょう。

この2つのアイテムは優しい成分でできていますが、組み合わせると強力なタッグになります。先ほど述べたように、セスキ炭酸ソーダはアルカリ性なので、皮脂や血液の汚れに強いのです。

一方、酸素系漂白剤は、主成分が過炭酸ナトリウムの製品です。洗濯に使用する場合は、粉末タイプをお選びください。

液体の酸素系漂白剤も多くの店で販売されていますが、成分は過酸化ナトリウムではなく過酸化水素です。色柄物やデリケートな生地にも使用できますが、漂白力は劣ります。

過炭酸ナトリウムは、その名の通り、水にジュワッと溶けて汚れに効きます。セスキ炭酸ソーダと同じアルカリ性なので、混ぜて使っても問題ありません。

酸素系漂白剤は、泡で汚れを落とすだけでなく、アルカリ性の洗浄・漂白・黄変防止・除菌効果があります。セスキ炭酸ソーダだけでは落ちない汚れには、酸素系漂白剤を加えてみましょう。

使い方⑤布ナプキン

布ナプキンの洗濯も、セスキ炭酸ソーダがあれば簡単です。血液汚れに強いアルカリ度の高い洗剤で、水にも溶けやすいので洗濯には最適です。

無機物なので環境負荷も少なく、ナチュラルなお掃除洗剤としても有名です。重曹はセスキ炭酸ソーダに似ていますが、水に溶けにくいのでおすすめできません。布ナプキンのつけおきには、セスキ炭酸ソーダを選びましょう。

布ナプキンを洗うときは、ぬるま湯で予洗いをして月経血を落とし、汚れを押し出します。そうすることで、洗濯が楽になり、汚れもつきにくくなります。

本洗いは、1.5リットルの水にセスキ炭酸ソーダを大さじ1杯程度溶かします。その容器に使用済みの布ナプキンを入れ、半日~1日放置します。浸け置きとすすぎが終わったら、布ナプキンを洗濯ネットに入れて洗濯機で洗うか、やさしく手洗いしてください。

使い方⑥カーテン

カーテンのカビによる黒や黄の汚れが気になるという方もいらっしゃいます。このような汚れには、セスキ炭酸ソーダがよく効くのでおすすめです。

洗い方は、浴槽にぬるま湯を張り、セスキ炭酸ソーダを小さじ6杯ほど入れます。浴槽にカーテンを入れて10~15分放置した後、しっかりと洗い流してください。

セスキ炭酸ソーダで洗濯するときの注意点

このように、セスキ炭酸ソーダは洗濯や掃除に万能というイメージがありますが、実は使用の際の注意点もあります。ここでは、4つのポイントをご紹介します。

注意点①ゴム手袋の着用

セスキ炭酸ソーダは肌に優しいといっても「アルカリ性」で、タンパク質を分解する働きがあるので、肌の弱い方は長時間浴びるとかぶれてしまうことがあります。そのため、洗濯時にはゴム手袋を着用すると安心です。

注意点②素材の確認

浸け置きで汚れを落とすときは、洗濯物の素材を確認しましょう。シルクやポリエステルに限らず、水に着色しやすい素材は浸け置きには向きません。

例えば、色落ちしやすいデニムなどがそうです。また、生地にタンパク質が含まれている場合、セスキ炭酸ソーダのアルカリ性が生地を傷める可能性があります。

ウールやシルクなどの動物由来の素材を使用している衣類には、セスキ炭酸ソーダの使用は避けた方が良いでしょう。

注意点③泥汚れは落ちにくい

セスキ炭酸ソーダは、頑固な泥汚れには向きません。あらかじめ漂白剤や石けんで洗っておいたほうがいいでしょう。この場合、固形石けんでこするのも効果的です。

注意点④つけおきすぎると色落ちすることも

頑固な汚れがある場合やデリケートな衣類の場合は、洗濯機を使わずに手洗いすることをおすすめします。ただし、長時間放置すると、衣類の色が落ちてしまうことがあります。見えない部分をセスキ水に浸して色落ちするかどうか、事前にテストしておくとよいでしょう。

セスキ炭酸ソーダは洗濯槽の掃除にも使える

洗濯槽は定期的に掃除しないと、細菌やカビが繁殖してしまいます。面倒だからと放置したままにすると、洗った服にまでカビが生えてしまうかもしれません。このような厄介な洗濯槽の掃除にも、セスキ炭酸ソーダを使うことができます。

臭い消しにもおすすめ

洗っていないソファやクッションのニオイが気になるという方は、セスキ炭酸ソーダをスプレーしてみてください。嫌な酸臭を中和し、臭いを和らげてくれます。また、洗濯物の詰まった洗濯カゴや、ゴミがたまったゴミ箱などの一時的な消臭にもおすすめです。

キッチンの油汚れも落とせる

手間のかかる、油でベタベタした換気扇やガスレンジ、魚焼きグリルなどを掃除したい場合は、汚れに直接スプレーしてください。

汚れがひどくて取れない場合は、セスキ炭酸ソーダを染み込ませたキッチンペーパーを汚れた部分に置き、しばらく放置してから拭き取ってください。濃度を濃くして使うのもおすすめです。

セスキ炭酸ソーダは洗濯から掃除まで万能!

環境にやさしいセスキ炭酸ソーダは強アルカリ性で、がんこな汚れの洗浄に最適です。使用方法は、洗濯機に入れておくか、洗剤と一緒に使うだけでとても簡単です。正しい使い方をすれば、セスキ炭酸ソーダは便利なアイテムです。ぜひ、毎日のお洗濯に使ってみてはいかがでしょうか。

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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。