マットレスの上に布団はダメ⁈どんな順番で何を敷くのがベスト?
マットレスの寝心地を良くしたり、マットレスを長持ちさせるためには、使い方が大きく関係しています。自己流で布団を重ねてみたり、他の方法を試している方も多いですが、逆効果になっている場合も。また、マットレスの上に直接寝ると、マットレスの寿命を縮めてしまうことにつながりますし、第一寝心地が悪くなる弊害もあります。今回は、マットレスの上に敷くアイテムに焦点を当てていますので、ぜひ参考にしてください。
目次
マットレスの上に布団を敷くデメリット
何となくマットレスの上に今まで使っていた布団を乗せて使ってる方もおられますが、実はマットレスという商品は布団やその他のマットを重ねる必要はありません。そもそもマットレスは、それだけで快適な睡眠ができるように設計されています。
そのため、下手に敷き布団を重ねてしまうことで悪影響が出てしまいます。ここでは、マットレスの上に敷き布団を使用した場合のデメリットについて解説しますので、ぜひ参考にしてください。
マットレスの上に布団のデメリット①寝心地が悪くなる
マットレスには様々な種類がありますが、これはどのマットレスにも言えることです。例えば、畳用の敷き布団なのに、マットレスの上に敷いてしまうと、体が沈み込みすぎて寝姿勢が悪くなることがあります。マットレスは床や畳のような硬さがないことを考えると、そうなるのも無理はないといえます。
ちなみに、上質なマットレスを使用している場合はなおさらのこと、体圧分散や反発弾性といったせっかくの良い機能が力を発揮できなくなります。このような無駄や損失を防ぐためにも、布団を重ねる使い方には注意が必要なのです。
マットレスの上に布団のデメリット②湿気がたまりやすくなる
マットレスの上に布団を重ねる使い方をする弊害は他にもあります。その一つが、湿気がたまりやすくなるというものです。二つの寝具が重なっている訳ですので、当然その間に湿気がこもってしまい、カビが生えやすくなります。
また、カビが生えないようにしょっちゅう布団を干したりと、余計な手間がかかるようになるかもしれません。これは予想外の弊害ではないでしょうか。
実は敷き布団だけでも、敷き布団と床の間に湿気がたまりやすいといわれていますので、マットレスの上に敷き布団を重ねることで、さらにメンテナンスの必要性が高まります。いいことをしているつもりで、実はマイナスの行為になってしまっているということです。
マットレスの上に布団のデメリット③疲れがとりにくくなる
ほかにも、疲れが取れにくくなるというデメリットにも注目しましょう。布団を重ねている分だけ腰の沈み込みが深くなると、睡眠中の姿勢が悪くなります。
その結果、思うように寝返りが打ちにくくなり、寝ているのにぐっすり睡眠が取れない、朝起きても体がだるい、という悪循環になります。
マットレス+敷き布団の組み合わせは低反発マットレスのように体が沈み込みすぎてしまい、上記のような悪影響が出てしまうのです。
疲れを取るために寝るはずが、寝ることで逆に疲れが増してしまう結果になることを避けるためにも、マットレスの上に布団を敷くのはやめましょう。
マットレスの上に布団なしで直接寝るデメリット
とはいえ、直接シーツ(カバー)だけの状態でマットレスの上に寝るのも好ましくありません。ここからはマットレスの上に布団なしのデメリットを詳しく説明していきます。
マットレスの上に布団なしのデメリット①汗が染み込む
1つ目のデメリットは、汗が染み込んでカビが生えやすくなるということです。人間は寝ている間に約200mlの汗をかくと言われていますが、マットレスの上に直接寝てしまうと、寝汗が染み込んでしまい、湿った状態になってしまいます。
また、マットレスは簡単に洗うことができず、たとえ洗ったとしても生地や機能にダメージが生じて寝心地が悪くなる恐れがあります。クリーニング代も高くつくので、注意が必要です。
マットレスの上に布団なしのデメリット②汚れが付着する
マットレスの汚れは、寝汗だけではありません。フケや皮脂、垢、髪の毛など、さまざまな汚れが表面に付着します。そのため、本体表面に何もつけずに寝てしまうと、これらの汚れがすべて本体に残ってしまい、衛生面だけでなく健康面でも悪影響を及ぼしてしまいます。
また、汚れを放っておくと、ダニやカビが発生する原因にもなります。快適な睡眠を得るためには、マットレスを清潔に保つことが大切です。
マットレスの上に布団なしのデメリット③劣化しやすい
マットレスは、そのまま寝てしまうと劣化しやすくなります。先ほども述べたように、シーツ等の薄いカバーだけでは汗を完全にシャットアウトできないため、マットレスの素材が早く劣化してしまう原因になります。
また、寝汗がそのままマットレスを突き抜けて床に届いてしまうと、寝ている場所やマットレス全体にカビが生えやすくなってしまいます。以上のようなことを避けるために、ベッドパッドやマットレスパッド、マットレスプロテクターなどを敷くことをおすすめします。
マットレスで腰痛が悪化した場合の対処法
では、腰痛持ちで、今使っているマットレスが合わない場合はどうすればいいのでしょうか?寝ている間に腰が痛くなったり、違和感で目が覚めてしまったりする方のために、マットレスで快適に眠るためのポイントをご紹介します。
沈み込みが深い箇所をタオルで補助する
お使いのマットレスが柔らかく、体が深く沈んでしまう場合は、厚手のタオルなどを使って痛みを感じる部分を補助するようにしましょう。これにより、寝心地は若干悪くなりますが、腰痛が軽減され、寝返りが打ちやすくなります。
マットレスは長年使用していると、体の重みがかかりやすい部分が劣化して凸凹になります。そうすると、体が不自然な姿勢になり、コリや痛みの原因になります。
そこで、凹んだ部分にタオルを敷くことで、体が不自然に沈むのを防ぐことができます。タオルでくぼみを埋めた後に、ベッドパッドを利用するのもよいでしょう。
マットレストッパーを使う
もともとマットレスが硬い場合や、へこんで硬くなってしまった場合は、マットレストッパーの利用を検討してください。ちなみにトッパーとは、体圧分散のためにマットレスの上に敷く、3~5cm程度の薄いマットレスのことです。
硬すぎるマットレスで寝ると、体がマットレスに収まりきらず、背中の下に隙間ができてしまいます。その状態で寝続けると、腰への負担が疲れの原因になったり、腰を支えられないことで痛みが生じたりします。
トッパーの厚みはこの隙間の大きさを基準に、たとえば背中の下に手を入れることができるようなら、5cm程度の厚さのトッパーを選ぶようにします。一方、隙間はあるものの、背中の下に手を入れるほどの隙間はないと感じる場合は、3cm程度のマットレストッパーを選びましょう。
予算やスケジュールの都合上、すぐにマットレストッパーを使用できない場合は、膝を立てて寝るか、セミファウラーのような姿勢で寝てみるのも1つの方法です。膝を立てて寝ることで、腰の自然な湾曲を和らげられるので、仰向けに寝たときの腰痛が緩和されます。
このとき、膝と腰の下にクッションを敷くと、セミファウラーの姿勢で寝やすくなります。とはいえ、ずっとこの寝姿勢で寝るのは難しいという方が多いです。ですから、これはあくまでも今すぐできる「応急処置」であることをご了承ください。
マットレス関連アイテムの敷く順番は?
マットレスの上に寝具を敷くときは、きちんとした順番があります。まず、汚れを防ぐためにマットレスプロテクターをマットレスの上に敷きます。そして、その上にマットレストッパーやベッドパッドを敷き、さらにシーツを敷いて、その上に敷きパッドを敷きます。
ただし、これらの寝具はすべて一緒に使わなければいけないという意味ではありませんので、あくまで自分の好みの寝心地や寝姿勢に合わせて、使いたいアイテムを選んでください。
【工具男子おすすめマットレス①】NELLマットレス シングル
いま、SNSでも話題となっているマットレス、「NELL(ネル)」。寝返りに特化したコンセプトで1年以上の開発期間を要して作られた上質なマットレスです。
特長的なのはマットレス内のコイルの数。一般的なマットレスと比較して、なんと2倍以上。これにより、体圧を効率よく分散させることができ、体への負担が非常に少なくなります。
それでいて、シングルサイズのお値段は75,000円。高級5つ星ホテルに引けを取らないスペックでこの金額はお得です。
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【工具男子おすすめマットレス②】モットン マットレス
日本人の自然な寝返りをサポートする高反発マットレスです。自然な寝返りを意識したマットレスで思わず横になりたくなるような新感覚の寝心地を実現します。
このマットレスは10cmの厚さなので、マットレスの上に敷いても、床や畳に直接敷いても使用できます。また、通気性が高く、蒸れにくいのも特徴です。
一般的なウレタンフォームに比べて、汗や空気が上から下へ流れやすい最先端の技術を採用しています。また、外カバーは取り外し可能なので、こまめに洗うことができ、肌の弱い方でも安心してお使いいただけます。
口コミ・評判
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敷布団の代わりにマットレスの上に敷くおすすめアイテム
マットレスの上に布団を重ねる必要がないことは納得していただけたかと思いますが、とはいえそのままマットレスの上で寝るとなると、汗や汚れが気になります。そこで、ここからは、マットレスと一緒に使っていただきたいベッドパッド、マットレスプロテクター、敷きパッド等の便利なアイテムについて解説します。同時に人気のおすすめ商品もご紹介しますので、購入の際の参考にしてください。
おすすめアイテム①敷きパッド
敷きパッドは好きな物を自由に選んでください。ただし、季節によって機能が異なるパッドもありますので、季節に合わせて選ぶとより快適に眠れますよ。
先ほどご紹介したベッドパッドやボックスシーツと組み合わせて使えば、寝汗をたくさん吸収してくれて、マットレスの汚れを防いでくれるのでおすすめです。
使い方も簡単で、シーツの上に敷くだけでOKです。基本的には洗濯機で洗えるものが多いのでいつでも清潔なベッドで休むことができます。夏用パッドの素材としては、リネンがさらっとしており快適でおすすめです。
【一枚で通年使える】肌に触れる部分が表裏で違います。暑さや湿気を感した時にはひんやり側で、春秋にはやわらかいワッフル側で。気候や気分に合わせて、表と裏を使い分けて1枚で快適に過ごせる!
マットレスにも布団にも使える「リバーシブル」の敷きパッドです。熱伝導率の高い生地を使用しているため、触るとひんやりとした感触があります。寝返りを打つたびに、生地に触れていない体の部分が熱を放出して温度を下げ、朝まで涼しく過ごせます。
また、生地は滑らかな肌触りなので、真夏でも快適に眠ることができます。マットレスの四隅にはズレ防止用のゴムバンドが付いているので、着脱しやすく、寝返りを打ってもズレにくいのが特徴です。ご家庭で簡単に洗えますので、いつでも清潔なベッドで眠りたい方におすすめです。
おすすめアイテム②ベッドパッド
ベッドパッドは、睡眠中の汗を吸収し、汗の汚れからマットレスを守ってくれるアイテムです。それだけでなく、マットレスがへたってきたら、ベッドパッドがクッション性を発揮して一部をカバーしてくれます。
このように、ベッドパッドはぜひマットレスと合わせて、一緒に使うべき必須アイテムといえます。使い方は簡単で、マットレスの上に敷くだけです。家庭で洗濯できるものも多く、設置も簡単なのでぜひ導入してみてください。
肌に触れる生地は綿100%で肌に優しく、裏面全体に滑り止めが付いているので、ズレにくいのも特徴です。寝相が気になる方にも安心してお使いいただけます。中綿には抗菌防臭加工が施されていますので、細菌の繁殖を防ぎ、清潔に保つことができます。またお手入れの面でも、丈夫な素材が使用されているため丸洗いができ、オールシーズン使用できるのも強みです。
おすすめアイテム③マットレストッパー
マットレストッパーは、マットレスの寝心地を向上させるためのアイテムです。マットレスパッドやオーバーレイマットレスと呼ばれることもあり、寝るときの姿勢を良くしたいときや、腰痛が気になるときなどに便利です。ベッドパッドよりも厚みがあり、体圧を効果的に分散してくれます。また、寝汗などの水分を吸収し、マットレスの汚れやカビを防ぐ効果もあります。
「ショップジャパン トゥルースリーパー セロ」は、メッシュ素材とファイバークッションの2層構造になっており、両面が使用できる高反発マットレスです。反発力があるので、寝返りを打っても沈まずに楽に寝返りが打てるので、大柄で筋肉質で寝返りが多い方におすすめです。
また、この商品はトゥルースリーパーの中で唯一、マットレス自体を洗うことができます。汗やホコリ、ダニなどを水を掛けて直に洗い流すことができるので、いつでも清潔に保ちやすく、快適なベッド環境で過ごせるのが助かります。
使用されている新素材のファイバーナノブリッドには、抗菌・消臭加工が施されているので、衛生面でも安心です。
おすすめアイテム④マットレスプロテクター
マットレスプロテクターの役割は、寝汗や皮脂、垢、フケなどの汚れからマットレスを守ることです。吸水性と透湿性に優れているので、季節を問わず使用することができます。
また、耐久性にも優れているので、頻繁に洗濯しても長く使えるのもメリットです。防水加工や撥水加工が施されているものもあり、シーツやパッドと併用することもできます。
当商品はその名の通りマットレスを汚れから守って、寿命を長持ちさせてくれます。汚れたら洗濯ネットに入れて洗濯機で洗うことができますし、アレルギーの原因とされるダニやハウスダストの通過を防ぐ効果もあるので、お子様や介護が必要な方にもおすすめです。側生地は柔らかく、マットレスにぴったりフィットしますので見栄えも良く、付け替え時の手間から解放されます。
適切なアイテムを利用して快適な睡眠環境を整えよう
マットレスの上に布団を敷くデメリットや、敷き布団の代わりにマットレスの上に敷くおすすめのアイテムをご紹介しましたが、いかがでしたか?マットレスを快適かつ清潔に使用するためには、直接寝たり、マットレスを重ねたりせず、適切なアイテムを使用することが大切です。今回ご紹介した情報を参考に、自分に合ったアイテムを探してみてください。マットレスは睡眠の質を大きく左右するものなので、こだわりを持って自分に合った睡眠環境を作るようにしましょう。
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。