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派遣会社への登録から就職までの流れを詳しく解説!気を付けるポイントは?

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ライフスタイルに合わせた仕事ができる派遣社員は、非正規雇用を増やす企業も多くなっているため、登録する方は近年増加傾向にあります。しかしいざ派遣会社に登録しようと思っていても、どうすればよいのか、その手順を知らない方も少なくありません。そこで派遣社員への登録から就職までの流れを詳しく解説していきましょう。

派遣会社の登録の種類

派遣社員への登録方法はひとつではありません。登録の種類は主に来社やWEB、電話登録となります。それぞれの特徴をチェックして、自分に合った登録方法を把握しておきましょう。

登録の種類①来社登録

元々の登録方法として利用されているのが派遣会社に赴く来社登録です。まず来社のための電話やWEB連絡をして、指定された日時に来社、登録に必要な個人情報や就職のためのスキルなどを入力し担当者との面談を行います。

面談では担当者とのマンツーマンで、どのような仕事をしたいか、得意なジャンル、挑戦したい仕事や研修など、様々な話をします。基本的にはマンツーマンでのやり取りが多いですが、場合によっては集団面談となり、複数人でのやり取りや登録になることもあります。

登録から就職までの期日がスピーディーなので、早く仕事をしたい方におすすめ、担当者とも顔を合わせて面談できるため安心感があります。しかし来社日時が指定されるため、ある程度融通が利く日程を確保する必要があります。

登録の種類②WEB登録

来社が難しい、遠方で行けない方はWEB登録がおすすめです。公式サイトから個人情報や職歴、スキルなどを入力、顔写真や本人確認書類を添付すれば完了となるところがほとんどです。

場合によってはリモートでの面談もあり、カメラアプリ等が必要になることもあるので確認しておきましょう。また、登録自体はWEB上で完結するものの、研修や面談、就職案内には来社必須の場合もあるので注意してください。

しかし空き時間に手軽に登録できるため、時間に余裕がない方には簡単で便利な方法です。特にネット関連のスキルや特別な資格を所持している方は就職しやすい傾向にあります。

登録の種類③電話登録

予約後に担当者と電話での対談となる登録で、来社不要でネット関連に疎い、パソコンがない方に適した方法です。WEB登録とは異なり、対面することはないものの、担当者と直接やり取りができるため、ある程度相手の人柄を伺うことも可能です。

電話では就職希望条件やスキル、職歴などから、細かな説明や質疑応答、仕事の紹介等複数回の電話対応が必須となります。電話でのやり取りのため、希望する仕事に即座に対応できないデメリットが発生するので気をつけましょう。

しかし来社のための交通費が不要、対面での会話が苦手な方には電話のほうが自分の希望を伝えやすいこともあります。

派遣会社への登録から就職までの流れ

来社やWEB、電話での登録が済めば次は就職に進みます。登録から就職までの流れは派遣会社によって多少異なるものの、大まかな仕組みに差がありません。登録から就職までの流れをチェックしてみましょう。

登録から就職までの流れ①派遣の仕組みの説明を受ける

登録してすぐに就職、ではなく、まずは派遣会社の仕組みやルール、給料、社会保険、福利厚生などの説明を受けると共に、自社独自のシステムがあればそれらを把握することになります。

担当者が直接説明することもあれば、集団での説明や動画を視聴する、冊子が配布されるなど、その方法は各派遣会社によって違いがあります。ここで気になることはしっかりと質問しておきましょう。

登録から就職までの流れ②プロフィール登録&スキルチェック

仕事を紹介してもらうためには、あらかじめ自身のプロフィールやこれまでの職歴、所持している資格などのスキルチェックを行います。特にパソコン関係のスキル、EXCELやWordなどは事務系のしごとには必須スキルとなります。

他にも介護や医療関係スキル、語学レベルなどによっては専門性の高い就職を紹介してもらえるようになります。また、派遣会社によっては資格だけでなく一般的な常識を把握されることもあります。

無資格だからといって不合格になることはないので安心してください。派遣会社には職歴や経験、資格を問わない仕事もあるので気にしないようにしましょう。

登録から就職までの流れ③コーディネーターとの面談

プロフィールやスキルチェック後には担当者、コーディネーターと呼ばれることもありますが、そのコーディネーターとの面談を行います。面談では仕事をすることに対する意欲や人柄などもチェックされます。

特に人柄を重視するような業種の場合は、コーディネーターによる交渉で有利になることもあります。

この面談で相手に対する態度や言葉遣い、姿勢、マナーなどもチェックされるので、コーディネーターだからといって失礼な態度をとってはいけません。

登録から就職までの流れ④エントリー&社内選考

派遣会社に登録すると、就職までは担当者から紹介されるかサイトを閲覧して自分で求人検索するかの2つになります。エントリーは派遣会社の求人に応募することで、エントリーしたあとはその仕事が適しているか、スキルに問題ないかの社内選考が行われます。

もちろん複数人の応募があれば求人先により適した人物が選ばれます。特に人気の案件や給料の高い仕事には多くの人が応募するため、競争率も高くなります。社内選考の結果は遅くても1週間程度で連絡されます。

しかし落選することは珍しいことではなく、1度落ちたからといって諦めず、コーディネーターと相談しながら何度でも挑戦しましょう。

登録から就職までの流れ⑤派遣先企業との面接

社内選考でOKが出れば派遣先の企業に顔合わせに行きます。派遣先の企業が派遣社員を面接することは禁止されているため、顔合わせや職場見学といった感じになりますが、その中身は面接に近いものがあると思っておきましょう。

顔合わせでは自己紹介や業務内容、会社のルールなどを把握し、その後お互いに疑問に思ったことを質問します。応募した企業であっても実際に来社したら仕事内容が違う、必要なスキルが足りない、ということもあるので、仕事を始める前の確認とも言えます。

派遣会社によっては担当者が同行するところもあり、何かあったときにフォローしてくれます。特に質問される内容は職歴や残業、休日出勤が可能か、スキルや通勤時間、通勤手段が多くなっています。

派遣会社に登録する際の注意点

派遣会社に登録する際の注意点をまとめました。派遣で仕事をするにあたり、気をつけるべきポイントをチェックしておくことで派遣社員として上手く進むことができるようになります。

注意点①全て正直に話す

派遣登録する際にはプロフィールを入力・記載したり、これまでの職歴や経験など様々な情報を登録します。できるだけ良く見てもらいたい、良い仕事を紹介して欲しいからといって見栄を張ったり嘘の情報を登録せず、全て正直に話すことは重要です。

見栄や嘘は仕事をすることですぐに露見し、自分自身の信用を失うことになります。たとえ無資格で活用できるスキルが少なくとも嘘をつくよりは正直に話し、その上で自分に合った求人を探すほうが仕事も長続きします。

分からないことを聞かれても無言になったり曖昧な回答をするより「申し訳ありません。知識不足のため分かりません。」など、はっきりと分からないことを伝えるようにしましょう。

注意点②登録したからと言って仕事が決まるわけではない

良く間違えられるのが、派遣会社に登録すればすぐに仕事ができる、という部分です。派遣会社に登録することは、派遣会社から求人を紹介してもらう、求人募集を検索するための登録なので、すぐに仕事が決まらないこともあります。

登録後は自分に合う、希望する仕事を見つけ、社内選考に選ばれることで初めて仕事先が決まります。もちろんひとつの案件に複数人が応募すればより適した人材が選ばれ、社内選考で落とされる場合もあります。

また、派遣先での顔合わせで採用されないことも珍しくありません。場合によっては派遣会社の求人が少ない、必要なスキルがないことで仕事先が見つからない期間もあります。このように必ずしも登録後すぐに仕事が決まるわけではないことを知っておきましょう。

注意点③遅刻や無断欠席

派遣会社に登録した場合だけでなく、どんな仕事をしていても社会人として遅刻や無断欠席はNGです。派遣会社から紹介された仕事先で遅刻や無断欠席をすれば、自分自身の信用を失います。

そうなれば派遣先から不要とみなされるだけでなく、派遣会社側も「そういう人物」と判断され、今後の求人紹介に響きます。できれば10分前行動、余裕を持って行動し、交通機関の遅延など予期せぬ出来事で遅刻する、体調不良による欠席などには必ず連絡するようにしましょう。

注意点④できないことはしっかり伝える

上記で記述した『全て正直に話す』にも繋がりますが、自分自身でできること、できないことを把握し、できないことはしっかりと伝えるようにしてください。

求人紹介ではその人の能力に適した仕事を紹介してもらえますが、能力以上のことを「できる」と言ってしまうと派遣会社や仕事先でトラブルを招く原因にもなります。できないことを恥じて隠す、嘘をつくよりも、できることを優先して仕事を決めましょう。

派遣会社に登録する際のよくある質問

派遣会社に登録する際、初めて派遣会社に登録する方は登録するまでに気になること、登録してからのことなど、色々なことが気になります。そこで特に質問の多い疑問をまとめました。

よくある質問①年齢制限

一般的な求人募集では年齢制限指定されていることもありますが、派遣会社の登録に年齢制限は設けられていません

もちろん仕事の内容によっては求人募集で年齢制限されている場合もありますが、登録自体は誰でも登録できるようになっています。

派遣会社では個人のスキルや業務経験などを活かし、仕事を紹介しています。実際に厚生労働省の調査では登録者の約40%以上が40~50代となっています。

よくある質問②登録解除

登録したけれど、解除はできるのか不安になる場合もあります。派遣会社の登録解除は面倒な手続きもなく簡単、主に電話やメールなどで行なえます。

仕事を探している間の繋ぎとして派遣で働きたい、正社員として仕事が見つかったときなど、必要に応じていつでも解除可能となっているため、安心して登録することができます。

よくある質問③服装

派遣登録は就職面接とは異なりますが、どんな服装で行ったら良いのか迷う方も少なくありません。基本的に「これ」といった指定はありませんが、スーツやオフィスカジュアルであれば間違いないでしょう。

特に事務や受付の求人をメインにしている派遣会社であればスーツのほうが無難です。工場系などであればジーンズなどのカジュアルスタイルでもOKですが、ダメージ加工されたものやスウェット、サンダル、キャップなど、あまりにカジュアル過ぎる服装は避けてください。

また、派手なメイクや無精髭も好ましくありません。清潔感があり、過度な露出のない服装が基本です。

よくある質問④仕事が決まるまでの期間

仕事が決まるまでの期間に明確な日数はなく、登録後すぐに仕事先が決まる場合、最低でも3~5日、長ければ1カ月かかることもあります。

すぐに仕事をしたいのであれば『即日勤務』があり、その場合でも翌日だったり1週間後と、会社によってその期間はバラバラです。

即日は基本的に10日以内を目安にすると良いでしょう。仕事が決まる期間はタイミングがあり、すぐに決定することもあれば長くかかる場合もあります。

派遣会社登録のメリット

派遣会社登録することでどんなメリットがあるのか紹介します。もちろんメリットになることが、必ずしも自分に良いことではない場合もあるので、派遣会社登録が合っているのかどうかの判断材料として参考にしてみてください。

メリット①希望に合う仕事が見つかる

派遣会社には様々な職種の求人があり、勤務体制や時間、場所など希望に合う仕事が見つかるメリットがあります。

登録後の面談でどんな仕事が良いのか、特技などを伝えることで、コーディネーターがより適した仕事を紹介してくれます。もし希望する仕事が分からなくても、コーディネーターに相談すれば自分に合うかもしれない仕事を探してくれます。

メリット②様々な職場で経験が積める

派遣社員は契約期間のみその仕事を行います。そのため様々な職種や職場を経験することができます。正社員での雇用が難しいファッション業界やクリエイティブ関連なども、派遣社員としてなら仕事ができる可能性もあります。

メリット③派遣会社に相談できる

派遣会社に登録することで、仕事に関する様々なことを相談できるのも良い面です。仕事をしていればそれに関する問題や不安はつきものです。

しかし同じ職場の人や上司に相談できないようなことでも、コーディネーターに相談できるので安心です。

仕事先で困ったことがあれば派遣会社の担当が間に入ることで上手くまとめてくれるのもメリットのひとつでしょう。仕事に関する相談だけでなく、スキルアップや抱えている悩みなども親身になって聞いてくれます。

メリット④時給が高い

求人を探すときに気になるのが時給ではないでしょうか。派遣に登録している方のなかにはできるだけ時給の高い仕事を探す人も少なくありません。

実は派遣社員はパートやアルバイトよりも時給が高い傾向にあります。職種やスキル、資格の有無によっても時給は異なりますが、そこれでも基本的にはパート・アルバイトと比較すると時給は高め、最低賃金を大きく上回ることも珍しくありません。場合によっては正社員よりも高い給料がもらえることもあります。

メリット⑤スキルアップできる

色々な職場で経験したことは自身のスキルアップに繋がり、より幅広い仕事を探すこともできるでしょう。資格なし、未経験OKという現場も多く、興味のある仕事や資格を取るためのステップアップにも繋がります。

それだけでなく、派遣会社側でスキルアップのための研修を設けていることも多く、資格取得のための受講を格安で受けることができる場合もあります。

無料でビジネスマナー研修や面談練習などを行っている会社もあり、積極的に受講してみましょう。

派遣会社を上手に利用して就職しよう!

派遣社員への登録から就職までの流れを解説しました。派遣会社に登録することは希望する仕事や自身のスキルアップに繋がる可能性も高くなります。派遣を上手に利用して自分に合った仕事に就職してみましょう。

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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。