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派遣から正社員になる方法とは?ポイントを徹底解説!

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派遣社員の中には、将来のことを考えて、正社員として働くことを目標にしている方がおられることでしょう。とはいえ、「派遣社員から正社員になるのは難しい」と感じ、なかなか正社員への一歩を踏み出せない方も少なくありません。そこで今回は、正社員になるために役立つポイントをご紹介したいと思います。正社員になるためのルート、具体的にするべきこと、また面接時のコツについてもお伝えします。ぜひ参考にしてください。

派遣から正社員になるのは難しい?

非正規労働者というと、「正社員になりたくてもなれない人」というイメージを持っている方もおられるでしょう。しかし、厚生省の発表によると、非正規労働者のうちやむを得ず非正規労働者として働いている人の割合は11.6%にとどまっており、意外と少数派であることがわかります。

つまり、一度は派遣社員という働き方を選んだとしても、正社員になりたいと思い、努力すれば、その目標を達成することは可能ということです。ただし、そのためには成功しやすいルートを活用し、必要とされるスキルを身につけておくことが大切と言えます。

派遣から正社員になる方法

それでは、派遣社員という働き方から正社員を目指すには、どのようなルートがあるのかを確認しておきましょう。大きく分けると、現在勤めている会社で正社員を目指す方法と、正社員として新しい会社に就職する方法があります。

方法①派遣先で正社員登用される

同じ職場で働き続けながら、正社員へと雇用形態を変更することが可能です。派遣先に正社員登用の制度や前例があれば、具体的な相談もしやすいでしょう。

現在働いている会社に正社員登用の制度がある場合は、詳細を確認しておきましょう。もしそのような制度がなく、他の前例もないような場合ですと、他の職場への転職を検討したほうがよいかもしれません。

方法②紹介予定派遣で働く

正社員になった経験がない場合は、紹介予定派遣がおすすめです。紹介予定派遣とは、派遣社員として働きながら、派遣先企業での正社員登用を目指す方法です。双方が合意すれば、最長6ヶ月の派遣期間を経て、正社員になることができます。

派遣社員として一定期間働いてみることで、仕事内容や職場環境が自分に合っているかどうかを見極められるというメリットがあります。いわば、マッチング率の高い就職活動といえるでしょう。場合によっては、派遣前に履歴書の提出や派遣先企業との面接を求められることもあります。

これは、派遣先企業が、派遣社員を正社員にする可能性が高いと考えて受け入れているからです。また、派遣期間終了後に職場が自分に合わないと感じた場合は、正社員への登用を拒否することができます。

ただし、その際は必ず派遣会社に理由を伝えましょう。曖昧な理由で断ると、派遣会社の信頼を失い、再就職に支障をきたす可能性があります。派遣会社の派遣期間は、直接雇用の前のお試し期間のようなものです。

スキル不足を理由に企業から正社員登用を断られることのないように、一生懸命働くことが大切です。また、正社員として登用されるのか、契約社員として登用されるのかを事前に確認しておくことも大切です。

方法③正社員として転職する

正社員になるには、自分で就職活動や転職活動をするのが一番手っ取り早い方法です。今の職場で正社員になろうとするよりも、最初から就職活動をしたほうが、正社員になれる可能性が高くなります。

転職活動は、退職後に始めるべきか、在職中に始めるべきか悩むところです。定年退職後に始めれば、転職活動に割く時間が多くなります。より多くの求人に応募することができますし、面接の日程も柔軟に対応することができます。

しかし、収入が途絶えるわけですから、十分な蓄えがないと生活が不安になります。また、失業保険の受給資格があっても、受給までには時間がかかります。

しかし、一刻も早く仕事を見つけなければならないという焦りがあれば、妥協してしまうこともあるでしょう。一方、在職中であれば、生活面での心配がないため、安心して就職活動ができるというメリットがあります。

仮に転職活動に時間がかかっても支障はなく、じっくりと納得のいく転職先を探すことができます。ただ、ネックなのは、転職活動にかけられる時間がどうしても限られてしまうことです。自由になる時間が夜や週末に限られているため、面接の日時を調整するのが難しくなります。

また、生活に不安がないことが裏目に出て、就職活動をダラダラと続けてしまいがちです。いつまでに終えるのか、期限を決めておくことをおすすめします。

方法④派遣会社で正社員登用される

派遣先での仕事ぶりが評価されれば、派遣元の人材派遣会社に正社員として採用されることもあります。とは言え、他のルートに比べると一般的ではありません。運良く声がかかることもありますが、この方法だけに絞るよりは他の方法と同時に試すことをおすすめします。

派遣から正社員になるために押さえるべきポイント

派遣から正社員へとステップアップするためには、押さえておくべきポイントがいくつかあります。こうしたポイントを押さえて行動することで、成功率も上がります。

ポイント①転職エージェントを活用する

正社員としての仕事を見つけるのが難しいと感じたら、転職エージェントの助けを借りてみましょう。転職のプロ集団ですから、履歴書の書き方、自己PRの仕方、模擬面接など正社員になれるためのノウハウを持っています。正社員になるのが難しいと感じている方は、ぜひ転職エージェントの利用を考慮してみてください。

ポイント②スキルアップする

自分が本当にやりたい仕事に就くためには、就職する前に少しでもその業界や職種に必要な知識やスキルを磨いておくことが大切です。自分の市場価値を少しでも高められるように、日々のスキルアップに励みましょう。

仕事で使うツールの使い方を覚えたり、仕事をスムーズに進めるためのコミュニケーション能力を高めたり、クリエイティブ職や専門職への転職を目指すなら、自分の作品をまとめたポートフォリオを作っておくと、選考がスムーズに進みます。

ポイント③会社に貢献できる人材になる

企業へのアピール方法に悩んでいる方は、自分がどのような仕事ができるのか、自分の強みは何なのかを知り、その強みを活かして企業にアピールしてください。

そのためにも、派遣社員としてできるだけ多くの仕事の経験やスキルを身につけて、会社で活躍できるようにしておくことが将来への自信にもつながります。

将来的に正社員になることを目指しているのであれば、自分の強みやスキルを活かせる仕事を中心に仕事を探すのが良いでしょう。

派遣から正社員になる時の履歴書や面接はどうすべき?

正社員として採用してもらうためには、履歴書の書き方や面接時の対応の仕方にもコツが要ります。ここでは、履歴書の正しい書き方と、よく聞かれる質問を二つ取り上げます。

履歴書の正しい書き方

正社員としての転職でも、派遣社員としての転職でも、採用されるためには選考を受ける必要があります。選考用の履歴書を書く作業は、派遣から正社員に転職しようとするときの最初の難関でしょう。

履歴書や職務経歴書などの書類は、求職者の経歴や職歴を把握するために使用されますが、派遣社員の履歴書はどのように書けばよいのでしょうか。まず最初にやるべきことは、派遣社員としての職歴をすべて書き出すことです。

履歴書に書く会社の数が多いと、全てを書き出すのが大変ですが、派遣社員は短期間で会社が変わるのが一般的なので、転職の際に不利になることはありません。

しかし、派遣期間の途中で辞めてしまうと「継続性がない」と判断され、転職に不利になってしまいます。この場合、書き方を工夫するか、「詳細は履歴書をご参照ください」などと履歴書に詳細を書くことをお勧めします。

履歴書の書き方のポイントは、「正しい情報を漏れなくわかりやすく書く」ことです。派遣会社に専任コーディネーターがいる場合は、履歴書の書き方についてアドバイスをもらうことも役立ちます。

面接でよく聞かれる質問

派遣社員から正社員になるためにクリアしなければならないのが、就職活動で必要な面接や打ち合わせです。ここでは、面接でよく聞かれる質問を2つ紹介します。

まず1つ目は、「なぜ派遣社員として働いていたのか?」という質問です。この類の質問には、派遣社員として働いた理由が不本意なものであっても、それを正直に話すのはよくありません。

例えば、「自分の夢を実現するために、一時的に派遣社員として働くことを選びました」とか、「派遣社員を通して様々なスキルを学び、さらにキャリアアップしたいと思いました」などポジティブな内容にするようにしましょう。

よく聞かれる質問の二つ目は、「なぜ正社員として働きたいのか?」です。実際、正社員になりたい一番の理由は、「経済的な安定を得たいから」という方が多いことでしょう。

しかし、「安定した仕事をしたい」という率直な理由だけでは、面接官の心に響かず、マイナスの印象を与えてしまう危険性があります。

そこで、「本気で取り組みたい仕事がある」「自分の経験や知識を活かして、より責任のある仕事にチャレンジしたい」など、前向きな回答をすることを意識しましょう。企業は、フルに組織に貢献できる優秀な人材を求めています。

努力して派遣から正社員になろう

ご紹介したように、派遣社員から正社員になるには、現在の職場で正社員を目指す方法と、正社員として新しい職場にチャレンジするという、2つの方法があるということでした。自分に合ったルートを見つけ、情報収集やスキルアップに適切な努力をすることが目標達成への一番の近道です。

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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。