CB缶が使えるキャンプギアおすすめ6選!OD缶との違いは?
キャンプなどのアウトドアでガスバーナーなどを使う場合、必要になってくるのがガスです。しかしキャンプで使えるガスにはCB缶とOD缶の2種類あり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。
こちらの記事ではCB缶・OD缶の特徴を理解した上で、CB缶をメインにメリットや注意点、CB缶対応のおすすめキャンプギアなどをまとめました。
CB缶とOD缶の違いとは?
そもそもCB缶とOD缶の違いとはどのようなものなのでしょうか。どちらもキャンプで利用できるガス缶ですが、それぞれに特徴が異なり、利用者にとってはキャンプをする頻度や気候、場所によって向き不向きが出てしまいます。CB缶とOD缶、2つのガス缶の違いを把握して、上手に使い分けてみましょう。
CB缶の特徴
CB缶はキャンプだけでなく、家で鍋や焼き肉などで使う卓上コンロにセットするもので、見慣れている方も少なくありません。カセットガスボンベ・Cassette Gas Bombeの略でCB缶と呼ばれています。
安いものでは100均でも購入可能、3本セットでも手頃な価格のため、安価でどこでも入手できるガス缶はいつでも手軽に使うことができます。
スーパーやコンビニ、ホームセンターなどでも多く販売されているため、アウトドアショップにあまり行かない方やアウトドアショップが近くにない、それほど頻繁にキャンプをしない場合でも、自宅の卓上コンロで利用できるので、ストックしてあるものをキャンプに持っていける手軽さがあります。ほとんどのメーカーで一般的なサイズ展開は250gがメインであり、大きさもほぼ変わりません。
OD缶の特徴
OD缶はまさにアウトドアで使うことを前提としたガス缶で、Outdoorを略してOD缶と呼ばれています。CB缶は縦長のボトル状に対して、OD缶は横幅のある背が低い形状になっています。屋外で使うためなので、安定した高火力が期待でき、寒い場所でも火力が弱まることがありません。
CB缶と比較すると若干高めの価格で、通常500円ほどするものがほとんど、購入場所もアウトドアショップがメインとなっています。火力重視や冬キャンに良く行く場合にはOD缶がおすすめです。
頻繁にキャンプに行く、OD缶を良く使う方はネットでまとめ買いするのも良いでしょう。1サイズのみのCB缶とは異なり、110・250・500gの3サイズが展開されているメーカーが多く、使用頻度によって使い分けることができます。
CB缶のメリットや使う際の注意点
キャンプで使うガス缶はアウトドア専用のOD缶が絶対的に優れている、というわけでもありません。キャンプでは季節や用途に合わせてCB缶とOD缶を使い分ける方もいます。CB缶のメリットや使う際の注意点をチェックしておきましょう。
CB缶のメリット
CB缶を選ぶ最大のメリットは価格の安さと購入のしやすさではないでしょうか。OD缶は主にアウトドアショップでの取り扱いが多く、近くにアウトドアショップがなければ遠出する必要があります。
しかしCB缶であればコンビニやスーパー、ホームセンターで購入可能、いつでも入手できる場所で販売されているため、キャンプに行く途中でガス缶を忘れたときでも、現地調達など道中で買うこともできます。
また、自宅の卓上コンロでも使えるので、余ってしまったガスも無駄になることもありません。さらにCB缶が使えるバーナーの多くは連結タイプがメインなので、CB缶本体がセットされることでゴトクが安定しやすくなっています。
CB缶の注意点
注意点として、CB缶は若干火力が弱いので高火力を必要とする調理には不向き、お湯を沸かすときにも時間がかかります。元々CB缶は室内で使うことをメインにしているガス缶のため、OD缶よりも耐寒性に劣ってしまうので、外気温が低い場所では本来の火力を発揮できなくなります。
一般的にはCB缶を使用する際の外気温は10度以上を推奨しています。特に寒い時期や海沿い、山岳地帯などの寒冷地でのキャンプでは火力不十分と感じることもあります。しかし現在は寒冷地に対応できるCB缶、パワーガス・ハイパワーCB缶と呼ばれるタイプもあり、通常のCB缶よりも充分な火力が期待できるCB缶もあります。
他にも火力調整が難しい、風に弱い点もデメリットとなりますが、とろ火で使うことがない、風防をしっかりしていれば気になる部分ではないでしょう。さらにキャンプギアでガス缶を使用するタイプのものは、OD缶に限定されているギアも少なくないため、ガス缶を必要とするキャンプギアを購入する際にはCB缶が利用可能かどうかチェックしてください。
また、基本的に安全面を考慮してキャンプギアと同メーカーのCB缶を利用することを推奨しているメーカーがほとんどです。
CB缶が使えるキャンプギアおすすめ6選
多くのキャンプギアは熱源として使用可能なものがOD缶になっていますが、CB缶が使えるキャンプギアもあります。そこでCB缶に対応したおすすめのキャンプギアを見てみましょう。
安定した気候や気温が10度以下にならない時期のキャンプであればCB缶専用キャンプギアでも充分対応できますが、こちらで紹介するのは寒冷地でも満足に使える、風防がしっかりしたものなどから、大鍋に対応できるタイプもあるのでチェックしてみてください。
CB缶対応のキャンプギア①ソト レギュレーターストーブ
CB缶のデメリットである火力不足を補うことができるソトの【レギュレーターストーブ】は、火力が落ちにくいマイクロレギュレーター搭載、冬キャンプでも外気温5度以上あれば長時間の高火力が期待できます。
折りたたみ式なので収納時はコンパクトになり、収納ケース付きのため持ち運びにも便利です。4つ脚で安定感もあり、セットされているゴトクは直径19cmまでの鍋やフライパンが使用可能となっています。
CB缶対応のキャンプギア②イワタニ カセットフー 達人スリム
自宅でも使える卓上コンロ、イワタニの【カセットフー達人スリム】はスリムタイプなのでキャンプにも持ち運びできる薄さになっています。
9号サイズの土鍋が使えるので、シングルバーナーで鍋料理が不安、というときにも便利です。CB缶をセットする部分はヒートパネル付きなので、ガス缶が冷えにくく火力が落ちにくくなっています。
CB缶対応のキャンプギア③ソト シングルバーナー
大きめのゴトクと低重心で安定感のあるソト【シングルバーナー】は、同メーカーのロングセラー商品であり、直径25cmサイズまでの鍋やフライパンに対応しています。
また、ゴトクの内径は50mmで、底面75mmのシェラカップを乗せることも可能です。分離型のためセットしたCB缶と火元が離れているので危険性が少なく、炎の周辺を囲む風防が風の影響を軽減してくれます。
CB缶対応のキャンプギア④新富士バーナー パワートーチ ガスバーナー
炭や薪の火起こしや食材の表面を炙り焼きするのに便利なガスバーナーなら、新富士バーナーの【パワートーチガスバーナー】もおすすめです。瞬間気化方式を採用、点火直後でも安定した炎になるだけでなく、逆さで使っても生火が出にくくなっています。
空気調整レバーで900~1,300度の広範囲からスポットなど炎調整も可能です。キャンプだけでなくグラタンや寿司ネタなどの表面を炙り焼きにしたり、塩ビパイプ曲げやロウ付けなどのDIYアイテムとして、様々な用途に使えます。
CB缶対応のキャンプギア⑤岩谷産業 カセットフー タフまる
岩谷産業の【カセットフータフまる】は卓上タイプのコンロでありながらアウトドア用の仕様となっています。風防はコンロ外周とゴトク周辺のダブル構造、外側の風防には風を通さず空気を通す形状になっています。
耐荷重は20kgで12インチのダッチオーブンにも対応しています。専用ケース付きで持ち運びにも便利、カセットフーアクセサリーシリーズのグリルプレートや網焼きプレート、たこ焼きプレートなども揃っているので料理の幅も広がります。
CB缶対応のキャンプギア⑥ソト レギュレーター 2バーナー
キャンプで料理するときに2バーナー必要なときはソトの【レギュレーター2バーナー】が良いでしょう。薄型で低重心のため安定感もあり、テーブルトップタイプの2バーナーはファミリーキャンプやグループキャンプにもおすすめです。
コの字型にセットされている風防で風の影響を受けにくく、左右の風防は取り外し可能のため大きめの鍋やフライパンにも対応できます。マイクロレギュレーター搭載で寒い時期でも外気温の影響を受けにくく、火力不足になりにくいのも特徴です。専用の収納ケース付きで、オプションでテーブルやグリルなどを買い足すとより便利になります。
CB缶とOD缶の違いを理解してキャンプギアを使い分けよう
価格が安く、購入しやすいCB缶はキャンプや自宅で便利に利用できます。外気温によって火力が左右されますが、気温が安定した時期には使いやすいガス缶です。利用できるキャンプギアは少ないものの、CB缶とOD缶の違いを理解して上手に使い分ければより快適なキャンプライフを送ることができるでしょう。
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。