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新卒で辞めたい時に知っておくべき知識を徹底解説!転職する際の注意点は?

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毎朝、「今日も仕事か」と憂鬱な気持ちで出勤している人は多いのではないでしょうか。中には、仕事を続けられる未来が見えない人もいるかもしれませんが、今すぐ辞めるのはおすすめできません。しかし、そうはいっても、どうしても仕事を続けられないと感じる瞬間はあるものです。そこで今回は、1年目の今すぐ退職すべきかどうかの判断基準や、辞めたいときに知っておくべき知識を解説します。

新卒が仕事を辞めたい理由

まずは、新卒1年目の社員が会社を辞めたいと感じる理由について、詳しく解説していきます。全部で7つありますので、自分に当てはまる項目がないかどうかを確認していきましょう。

辞めたい理由①社内の人間関係が悪い

1つ目の理由は、「社内の人間関係が良くないから」です。大手転職サイト「リクナビNEXT」の「退職理由のホンネランキング」によると、約5割の人が人間関係を理由に退職していようです。

特に新入社員は、直属の上司やOJT講師との人間関係で悩むことが多いので、困ったことがあれば、すぐに相談しましょう。

怒られるから自分で行動を起こすと、「何を勝手にやっているんだ」と怒られる、腹が立つから自分で行動を起こす、この負のスパイラルに陥って、辞めたいと思う人が多いのでしょう。

辞めたい理由②仕事がつまらない

仕事に興味が持てない、仕事がつまらないということが、辞めたいと思う理由になっているケースもあるようです。これは、仕事が自分の思っていたものと違い、やりがいを感じられない場合に起こりがちなことです。

仕事に対するモチベーションが上がらないため、スキルアップもせず、キャリアを気にして退職を選択する原因となります。また、自分に合わない仕事をしなければならない状況に、苦痛を感じることもあるでしょう。

辞めたい理由③仕事がきつい

働いてお金を稼ぐということは、決して楽なことではなく、大変なこともあります。ベテランと同じノルマを課せられたり、上司が部下のフォローを全くしなかったりする場合は、厳しい仕事を任されていると言えるでしょう。

新卒の人にいきなりベテランと同じノルマを与えるのは無謀です。一歩一歩、徐々にベテランと同じ枠に近づけていくのが普通です。特に新卒の場合、社会人経験が少ないので、上司がフォローアップして進捗を確認し、知識の不足を補う必要があります。

しかし、これが全く行われないと、新卒者は一人で悩みながら仕事をしなければならなくなります。そうなると、結果的に厳しい仕事を任されることになり、辞めたくなる人が出ても不思議ではありません。

辞めたい理由④劣悪な労働環境

労働環境が悪ければ、仕事を辞めたくなるのも無理はありません。過度な労働は身体の不調を招きやすいからです。残業が多く、休みもないような心身を酷使する労働環境は、ストレスになります。

特に、以前の学生時代と生活スタイルが大きく変わってしまった場合、体調不良を感じることもあるでしょう。多少の残業は仕方ないとしても、あまりにも労働環境が悪いと、ブラック企業ということになります。

辞めたい理由⑤社風が合わない

場合によっては、会社の社風が自分に合わず、退職を考えることもあるかもしれません。具体的には、以下のような社風が自分に合わないと感じられることが多いようです。

  • 意識が高すぎてついていけない
  • 能力に関係なく年功序列で昇進していくことに納得がいかない
  • 厳しい上下関係がある
  • 社内の体育会系の雰囲気が苦手だ

上記のような社風になじめず、苦痛を感じるのであれば、退職した方が良いかもしれません。社風は基本的に会社の上層部が作るものであり、新卒で入社した人が社風を変えるのは非常に難しいでしょう。仕事や人間関係に問題がなくても、会社の社風が自分に合わなければ、新卒で退職することもあります。

辞めたい理由⑥会社にいても成長できない

6つ目の理由は、「将来の可能性や学べることがないと思ったから」です。特に新卒の頃は、「早く成長したい」とやる気満々のことが多く、早く成長したいという思いが強くなります。

他社で働く友人は成長してうまくいっているのに、自分は何もしていない、成長していないと思うと、焦りを感じ、とても辛くなります。もっと自分を高められる場所が他にあるはずだと感じ、辞めたいと思う人はたくさんいます。

辞めたい理由⑦希望していない部署に配属

7つ目の理由は、「やりたくない部署に配属された」というものです。これも新卒に多い理由ですが、やりたくもない仕事の部署に配属されて、もう辞めたいと思うことがよくあります。

面接で希望を言って採用されたのに、希望の部署に配属されないというのはおかしいことです。とはいえ、会社によっては希望の部署で働く前に違う部署で訓練をするということもあるようです。

辞めたい理由⑧残業が多い・給料が安い

残業が多いと、精神的にも肉体的にも負担が大きくなり、辞めたいと思うようになります。会社によっては残業代をきちんと払わないところもあり、その場合は労働基準法違反になります。

労働時間が長すぎると、過労による体調不良や病気につながる可能性もあります。そのため、心身の健康や私生活への影響を考え、退職を選択する人も少なくありません。最近、新卒者の給料が安くて生活が苦しいという人が増えています。

新卒者は給与が低くなりやすく、数年経たないと昇給しない場合もあります。特に、社会人になるタイミングで一人暮らしを始めた人は、生活に金銭的な余裕がないことに危機感を抱き、退職してしまうことが考えられます。

それに加えて、仕事に見合った給与でないと感じると、不満が募り、適正な給与を支払ってくれる会社を求めて転職してしまうのです。

辞めたい理由⑨評価に納得ができない

最近では、新卒者が評価に納得がいかず退職するケースも多いです。昔に比べて、自分の能力を重視する若者が増えていると言われています。入社前にスキルアップに励み、実力を身につける若者が増えているからです。

その結果、評価制度に不満を感じた新卒者は、より適切な評価をしてくれる会社を求めて、会社を去っていくことになります。従来の制度では、年齢や勤続年数によって評価が行われていました。

しかし、近年は年齢に関係なく高い能力と実績を持つ新卒者がいて、それに見合った評価が得られないと会社を去っていくようです。

新卒が3年未満で転職するメリット・デメリット

会社が合わないなら早く辞めた方がいいという考え方もありますが、新卒3年以内の転職にはメリットとデメリットがあります。それらが何であるかを理解した上で、どのような決断を下すかを決めるようにしましょう。

新卒が早期転職するメリット

「新卒」に明確な定義はありませんが、主に20代前半の人がこれにあたります。既卒と混同されがちですが、一般的には卒業後、正社員として働いた経験がない人を指します。

早めに会社を辞めて第二新卒になれば、何年も経ってから転職するよりも、新しい環境に柔軟に対応できるメリットがあります。また、時間を無駄にしないというメリットもあります。

「時は金なり」という言葉があるように、辞めたいと思っている会社で働き続けることは、時間の無駄かもしれません。

もちろん、よく考えずに思いつきで辞めるのはお勧めできませんが、決断が早ければ早いほど、新しい居場所も見つかります。また、ストレスや苦痛からも解放されることでしょう。

うつ病回避

何より、「嫌だな」と感じながら毎日無理して働くのは、体にも心にも負担がかかります。もし無理がたたってうつ病になると仕事だけでなく、その後の人生にも影響が出ます。

ですから、うつ病になる可能性を感じたら、会社にとどまるのではなく、そうなる前に退職したほうが良いと言えます。今の会社でうつ病になるリスクを我慢する必要はないのです。

うつ病は社会人にとって身近な問題であり、だからこそ軽く考えてはいけません。自分の身を守るためにも、少しでもうつ病になる可能性を感じたら、ぜひ退職という選択肢を用意しておいてください。

新卒が早期転職するデメリット

明確な退職理由があり、再就職の面接で採用担当者を納得させることができれば問題はありません。しかし、早期退職のデメリットとして、面接官によっては「ストレス耐性が低い」「プライドが高い」と誤解されやすいことが挙げられます。

そのため、その理由をしっかりと把握しておく必要があります。また、研修など新卒のメリットを受けられないこともデメリットの一つです。日本企業には、研修などを通じて新卒者を育成する文化があります。

早期退職して再就職した場合、「中途採用」という扱いになるため、そうした福利厚生は受けられず、自力で頑張るしかないのです。新卒社員がスキルアップしていく中で、遅いスタートを余儀なくされ、不利になる可能性も考えておく必要があります。

また、実力を求められることもデメリットの一つです。新卒採用は基本的にポテンシャル採用なので、入社後すぐにビジネススキルが求められるわけではありません。しかし、社会人としてキャリアをスタートさせれば、転職の際に実力を求められるようになります。

新卒が3年未満で会社を転職するときの注意点

新卒が転職活動をする際には、いくつかの注意点があります。ここでは、新卒者が転職を成功させるために押さえておきたいポイントを3つ紹介します。よく吟味した上で決断するようにしましょう。

注意点①経歴に傷がつく

1点目は、「キャリアに傷がつく」ということです。言われなくても分かっているとは思いますが、早期退職をするとどうしても仕事の経歴に傷がつきます。

このため、面接に行くと、「なぜ前職をすぐに辞めたのか」と必ず聞かれるでしょう。面接では、この類いの質問に対応できるように準備しておくことが必要です。

注意点②転職が決まってから退職する

転職活動は在職中に行い、退職の申し出は転職先が決まってからにしましょう。新卒の方でも、すぐに転職先が決まるとは限りません。

離職期間が長いと、妥協して希望に沿わない会社に入社してしまうこともあります。転職を決めたからと言って、転職活動を始める前に会社に退職を申し出るのはNGです。

注意点③退職理由を明確にする

退職を決意したら、退職理由を明確にし、次の職場で絶対に譲れないポイントを把握しましょう。妥協できないポイントを見つけるためには、職場に対する不満を深堀りすることが大切です。

例えば、「給与への不満」という1つの理由を挙げたとしても、給与そのものが低い、残業代が出ないので労働時間に見合った給与になっていない、先輩が給与に不満を持っているので将来に不安を感じるなど、感じる不満は人によって違います。

例えば、「残業代が出ない、労働時間に見合った給料がもらえない」と不満を持っている人は、基本給自体に不満があるわけではなく、給料を上げるよりも残業時間を減らしてほしいと思っているのかもしれません。

その不満を掘り下げることで、自分がどのように働きたいのか、今の会社のどこに不満があるのか、その不満を解消するためにはどんな会社に入ればいいのかが明確になるのです。

社会経験の少ない新卒1年目では、転職の軸を明確にすることは難しいですが、不満を深掘りすることで、転職先の条件もある程度は理解できるようになります。

逆に、不満を深く掘り下げないと、同じような職場に転職した結果、また転職を考えるという失敗をする可能性が高いので、注意が必要です。

注意点④転職エージェントを利用する

複数の転職エージェントを利用することで、自分に合った求人を見つけやすくなります。転職エージェントによって、得意とする分野や業界は異なります。また、抱えている求人やサポート内容も変わってきます。

自分に合った会社を見つけるには、まず複数のエージェントに相談し、相性を見極めながら徐々に絞り込んでいくのが効果的です。さまざまなエージェントを比較することで、自分の条件に最も合うエージェントを見つけることができます。

第二新卒におすすめの転職エージェント

最後に、第二新卒が使いやすいいくつかのエージェントをご紹介します。第二新卒の扱いに慣れている会社を探すことで、その後の転職活動がスムーズにいきやすいでしょう。

おすすめ①マイナビジョブ20s

「マイナビジョブ20’s」は、20代の新卒・既卒に特化した転職エージェントです。書類添削や面接対策はもちろん、自己分析に役立つ適性検査も受けられるので、サポート体制は万全です。職種・業界未経験者歓迎の求人が50%以上なので、新しい職種・業界にチャレンジしたい方にもおすすめです。まずは登録し、相談だけでもしてみてはいかがでしょうか。

マイナビジョブ20sの公式HPを詳しく見る

おすすめ②JAIC

JAICは、無料の就活講座(10日間)でビジネスマナーなどを学び、書類提出なしで約20社の選考を受けることができる、珍しい就活エージェントです。ぜひ活用してみてください。

JAICの公式HPを詳しく見る

おすすめ③DYM就職

DYM就職斡旋は、新卒・既卒の正社員求人を豊富に扱っているため、職歴に悩む就活生に人気の就職支援サービスです。DYM就職は、新卒でも利用でき、他社と併用することで、効率よく正社員になることができます。

DYM就職の公式HPを詳しく見る

おすすめ④リクルートエージェント

リクルートエージェントは、業界最大級の非公開求人数を持つ大手転職エージェントです。業界経験豊富なアドバイザーが、求職者の魅力を理解し、最適なキャリアプランを提案してくれるので、これまで自覚していなかった自分の強みや適性が明確になり、新しい自分を発見できるかもしれません。

また、年収交渉や内定後の入社日調整など、自分一人では難しい部分までサポートをお願いできます。また、提出書類の添削や面接対策だけでなく、独自に分析した業界情報も提供してくれます。

リクルートエージェントの公式HPを詳しく見る

おすすめ⑤就職shop

就職Shopは、未経験の正社員就職を親身にサポートしてくれるエージェントです。20代の就職・転職支援に力を入れているため、既卒・第二新卒・フリーターの方にオススメのサービスです。就職Shopの求人は「未経験者向け」が多いので、社会人経験の浅い求職者でも満足のいく紹介を受けられる可能性が高いです。

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新卒で転職をするならデメリットもふまえたうえで行動にうつそう

以上、新卒1年目で会社を辞めたい人に、1年目で辞める理由と辞めるかどうかの判断基準について説明しました。結論から言うと、新卒1年目で退職するのは経験やスキルをアピールしづらく、第二新卒枠としても不利になるのでおすすめしません。

自分の悩みが部署異動で解決できるのか、数年後に解決できるのかを考え、可能であれば会社に残るという選択をすべきです。ただし、どうしても辞めたい場合は、エージェントを利用することが成功のカギとなります。

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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。