必須キャンプギア!おすすめのアウトドアナイフ10選をご紹介!
登山やキャンプなどのアウトドアシーンでは、薪を割ったり料理を作ったりと、物を切る場面が多くあります。そんな時に備えて、アウトドアナイフと呼ばれるアイテムを用意しておくと便利です。ここでは、アウトドアナイフの使用例や種類ごとの特徴、選び方のポイントなどをご紹介します。
目次
キャンプなどでアウトドアナイフを使うシーン
アウトドアナイフはその名の通り、キャンプなどのアウトドアシーンで便利に使えるナイフのことです。
アウトドアナイフがあれば、ロープを切る、料理用の食材を切る、薪を割る、木を薄く削って着火剤にするなど、さまざまな場面で使うことができます。
他にも、木の枝を削って道具を作る「ブッシュクラフト」や、ナイフの刃で火花を散らして火打ち石として使うことも可能です。
このように、ナイフはさまざまな場面で活躍します。アウトドアナイフを持つだけで、アウトドアがもっと楽しくなるはずです。
キャンプにあると便利なアウトドアナイフの種類
アウトドアナイフは、その構造から3種類に分けることができます。それぞれ特徴が異なるので、どのようなシーンで使いたいかを考えながら種類を選ぶことが大切です。
「シースナイフ」は、一枚の鋼材から作られ、刃がハンドルに固定されています。シースと呼ばれる鞘に入れて持ち運ぶことから「シースナイフ」と呼ばれ、刃がハンドルに固定されていることから「フィックスドブレード」と呼ばれることもあります。
一方、「フォールディングナイフ」とは、刃をハンドルに収納できるナイフのことです。使用しないときは刃を収納できるので、安全でコンパクトに持ち運ぶことができます。
「ツールナイフ」は、ナイフの他に缶切りや栓抜き、ハサミなど幅広いツールを備えた多機能ナイフです。アーミーナイフ、マルチツール、また機能の数によって十徳ナイフ、七徳ナイフと呼ばれることもあります。
さまざまなアイテムをひとつにまとめて持ち歩けるのがメリットですが、刃渡りの短いナイフが多く、アイテムごとに専用のツールがあるため、使い勝手はあまりよくありません。
キャンプで使うアウトドアナイフの選び方
気に入るアウトドアナイフを選ぶためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。ここでは、「タイプ」「素材」それぞれのポイントについて解説していきますので、参考にしてください。
選び方①種類
アウトドアナイフの王道と言われる「シースナイフ」ですが、シンプルなデザインと、堅牢性に優れた鋭い刃が特徴です。料理だけでなく、薪割りやロープ切りなど、あらゆる場面で活躍します。
また、お手入れも簡単なので、初めてアウトドアナイフを使う方にもおすすめです。アウトドア中・上級者に人気の「折りたたみナイフ」は、小型で収納しやすいのが魅力です。
折りたたむことができるため、持ち運びがしやすく、山登りの際に愛用する人も多いようです。ただし、携帯しやすい反面、折りたたみ部分は錆びやすく、耐久性の面でも注意を持って扱わないといけません。
「ツールナイフ」は、ナイフとしての機能だけでなく、栓抜きやハサミ、ノコギリなどの機能も備えた便利なアウトドア用ナイフです。
あらゆる場面で活躍するため、初心者から上級者までおすすめです。メインの道具としてではなく、いざという時のために持っている方も多いようです。
選び方②素材
アウトドアナイフの刃として使われる鋼材は、主に「ステンレス鋼」(SUS)と「炭素鋼」(CARBON)があります。ステンレス鋼は一般的な包丁にも使用されており、錆びにくいのが特徴です。
また、一般的な使用には十分な耐久性があります。炭素鋼は、料理人が使う高級和包丁にも使われており、切れ味が長持ちし、砥石で研ぎやすいです。
ただし、錆びやすいので、使用後のこまめな手入れと事前の処理(お茶やレモン汁に浸して皮膜を作り、錆びを防ぐなど)が欠かせません。
初心者が選ぶアウトドアナイフとしては、性能も十分で、扱いやすく手入れもしやすいステンレス製がおすすめです。同じモデルでステンレスと炭素鋼の両方が使えるナイフもあるので、購入時に確認してみてください。
アウトドアナイフおすすめ10選
ここからは、おすすめのアウトドアナイフ10選をご紹介します。それぞれの製品の特徴も解説しますので、ぜひ参考にして最適な製品を見つけてください。
おすすめ①モーラナイフ Morakniv Companion Heavy Duty Black
刃体の長さ:約10.4cm 全長:約22.4cm 刃厚:約3.2mm 重量:104g(ナイフのみの重量)
創業100年を超えるスウェーデンのナイフブランド「モーラナイフ」の「コンパニオン ヘビーデューティー ブラック」は、3,000円以下というコストパフォーマンスに優れたシースナイフです。
安いのに性能が良いスウェーデンナイフで、高価なナイフと違い、砥ぎで研ぐ練習にも使えます。スカンディグラインドで、高価な包丁に比べると鋼が少し柔らかい印象ですが、その分研ぎやすいので、最初の包丁としておすすめです。
刃厚は約3.2mmと厚く、かなり頑丈なので、バトニングに使う方も多いようです。こちらは実用性を重視するキャンパーにおすすめです。
おすすめ②オピネル ステンレススチール
オピネルのフォールディングナイフは、アウトドア派に人気があります。名入れサービスもあるため、キャンプや登山などのアウトドアが好きな方にプレゼントする場合にもおすすめです。
ロック機能がついているので安心して使うことができ、価格もそこまで高くないので、初心者の方にも人気です。
おすすめ③ユニフレーム ギザ刃キャンプナイフ
焚き火台などで人気のアウトドアブランド「UNIFLAME」のステンレス製フォールディングナイフです。
刃渡り95mmと調理に使いやすいサイズで、先端のギザギザの刃が食い込みやすく、切りやすいのが特徴です。包丁の産地である岐阜県関市で作られた日本製です。メーカー希望小売価格は1,200円です。
おすすめ④G・サカイ アウトドアクッキングナイフ
刃物の産地である岐阜県関市の刃物メーカーGサカイ(ジーサカイ)は、包丁などの他に、アウトドア用のナイフを数多く取り揃えています。「アウトドアクッキングナイフ」は、刃渡り140mmのスリムなナイフです。
高品質な6Aステンレス鋼を使用しており、切れ味が長持ちし、錆びにくいのが特徴です。ハンドルはゴム製でプラスチックシース付属となっています。
おすすめ⑤ビクトリノックス ハントマン
スイスアーミーナイフの名で知られるスイスのブランド「VICTORINOX」は、マルチツールの代表的なブランドです。
長さ91mmのハンドルに、大小のナイフ、ハサミ、缶切り、栓抜き、プラス/マイナスドライバー、ノコギリなど15種類のツールが収納されています。日常生活やアウトドア、防災のために持っておくと便利なツールです。
おすすめ⑥レザーマン マルチツール サイドキック
米国のマルチツールブランド「LEATHERMAN」のシンボルといえば、プライヤー搭載のモデルです。「SIDEKICK」は、キャンプなどのアウトドアを想定したモデルで、ノコギリやナイフをコンパクトに収納することができます。
プライヤーはバネ式で使いやすく、熱いものを掴むなどキャンプでも重宝します。カラビナ、ナイロンケース付きです。
おすすめ⑦モッシー・オーク シースナイフ
グリップ材に天然木素材を使用したアウトドアナイフです。フラットな形状で、砥石で簡単に手入れができます。刃の部分には耐久性の高いステンレスを使用し、錆びにくいナイフに仕上がっています。
重量バランスもよく考えられているので、手になじみやすいのもポイントです。高級感のある佇まいから、贈り物として選ばれることもあります。
おすすめ⑧ウミ 折りたたみナイフ
ステンレス鋼の刃の表面にチタンメッキを施した折りたたみ式アウトドアナイフです。錆びにくく、切れ味も鋭いので、様々な場面で活躍します。
ハンドルにはグラスブレーカーとストリングカッターを内蔵しており、紐を切ったりガラスを割ったりすることが簡単にできます。
おすすめ⑨スイステック ポケットナイフ
フォールディングナイフ、グラスブレーカー、ボトルオープナー、ストリングカッターと多くの機能を搭載し、日常生活だけでなく、キャンプや登山、釣りなどのアウトドアでも活躍できるナイフに仕上がっています。
ハンドルには、刃を全開にすると自動的にロックされるライナーロックが装備されており、安心感のある仕上がりとなっています。
また、ハンドルには天然木の風合いと質感の良さを生かし、滑りにくい構造で、手に優しく仕上げています。ポケットクリップ仕様なので、普段の携帯に最適です。
おすすめ⑩XUANDONG バタフライナイフ
素材にこだわり、多くの技法を駆使し、名作に仕上げています。重量配分やスケールバランスを調整し、まさに初心者のための一本に仕上がっています。オールステンレスブレードで、前後の重量バランスが良く、安全なトレーニングのための一枚刃です。
180°のスライド開口部、ボールベアリングリンク付きで、ボールベアリングをリンクさせ、スライドしやすくなっています。また、ブレードフリーで安全・安心に使用できる工夫もなされています。
キャンプでナイフを使うときには法規制に注意
アウトドアナイフを使用する場合、法的規制を知ることが重要です。「銃砲刀剣類所持等取締法」では、刃渡り6cmを超えるナイフは「業務その他正当な理由がある場合を除き、携帯してはならない」と規定されています。
もし違反した場合は、刑事罰(2年以下の懲役または30万円以下の罰金)の対象となってしまいます。刃渡り6cm以下のナイフも、「正当な理由なく」「隠して」携帯すると、軽犯罪法で規制されます。
キャンプや登山は「正当な理由」とされますが、キャンプ後にナイフを車内に放置したり、登山後にナイフを入れたリュックを背負って外出するなど、不注意な行為は状況次第で罰金になる可能性があります。
そのような理由から、キャンプ場への行き帰りは、ナイフを調理器具と一緒にケースに収納することをお勧めします。
アウトドアナイフを上手に使いこなそう
アウトドア用ナイフは、アウトドアの幅広いシーンで活躍する便利なアイテムです。アウトドアをより楽しみたい方は、1本用意しておくとよいでしょう。
しかし、ナイフは使い方を間違えるとケガをする可能性があり、場合によっては法律で罰せられることもあります。ナイフの携帯や使用には注意が必要です。
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。