テレビの音が出ない原因と対処法!故障してても買取可能なこともある⁈
テレビの音が突然出なくなったら、テレビを買い替えなくてはいけないのかと不安になるのは当然のことです。しかし、精密機器であるテレビはちょっとした原因でエラーが出ることがあるため、一度リセットすることで正常に戻ることがあります。しかし、対処法を試しても音が出ない場合は故障している可能性が高く、修理や買取、処分をする流れになります。今回はテレビの音が出ない原因と対処法について解説していきます。
目次
テレビの音が出ない原因
テレビから突然音が出なくなると、テレビが故障してしまったのではないかと心配になるのは無理もありません。しかし、どのように対処すれば良いのか分からないという方は多いのではないでしょうか。まずはじめに、テレビの音が出なくなる原因からご紹介します。
音が出ない原因①音声設定が間違っている
音声設定が間違っていると、音が出なくなる原因になります。例えば、地デジでは音が出るのに入力切替1にすると音が出ないといったケースです。そんな時は、音声設定を確認することをおすすめします。
【音声設定の手順】
- 入力設定で音が出ない入力切替の画面にする
- 設定→音声設定を開く
- 音声出力詳細設定を開く
- デジタル音声出力を開く
- 「PCM」を選択する
メーカーやモデルによって手順が少々異なるかもしれませんが、PCM設定をすることで音が出るようになります。
音が出ない原因②一時的にエラーになっている
テレビは精密機械であるため、何もしていないのにも関わらず一時的なエラーが起こることがあります。不具合が起きた場合は一度テレビの電源を切り、コンセントを抜いてから再起動してみると正常に作動するようになることがあります。
注意点として、リモコンの電源ボタンを押してオフにしただけではスリープ状態になるだけなので、再起動をしたい場合はコンセントを抜くようにしましょう。
音が出ない原因③壊れている
リモコンの設定を見直し、再起動をしても音が出ない状態が続く場合は、テレビが故障している可能性が高くなります。メーカーの保証期間内であれば修理を依頼し、購入から年数が経過し、保証期間が過ぎている場合は買い替えを検討しましょう。
テレビの音が出ない時の対処法
音が出ない時の対処法①ヘッドホン端子が挿さっていないか確認
ヘッドホン端子にヘッドホンが挿し込まれていると、テレビの音が出なくなります。ヘッドホンを抜いて音が出るか確認しましょう。
ヘッドホンを使用する機会が多く、できれば挿したままにしたいという場合は、「ヘッドホン時のスピーカー出力」を連動しない設定にすることでヘッドホンとスピーカーの両方から音を出すことができるようになります。
音が出ない時の対処法②リモコンで音量の設定を確認
テレビから音が出ない時、音量がゼロになっていることがあります。まずは「音量が下がりきっていないか」と「消音ボタンが押されていないか」を確認しましょう。
音量の「+」ボタンと「-」ボタンを間違えて押してしまっていたり、テレビのリモコンが何かの下敷きになっていてボタンが押されていたということもあります。その場合、「音量を上げる」「消音を解除する」ことですぐに音が出るようになります。
音が出ない時の対処法③TVをリセットする
テレビの音が出なくなった時は、テレビの電源を切りコンセントを抜いて再起動させましょう。接続機器の不具合や一時的なエラーが起こっている場合は、再起動で解決できるケースが多いです。
メーカーによってはコンセントを抜かなくても電源ボタンを5秒ほど長押しすることでリセットできる場合もあります。取扱説明書に従ってリセットを行いましょう。
音が出ない時の対処法④出力設定を確認
次に確認したいのは出力設定です。音声の出力がテレビ以外の機器に接続されていないか確認しましょう。AVアンプやホームシアターをはじめとする機器の外部スピーカーに接続されている場合は、テレビに切り替える必要があります。
出力設定はテレビのリモコンのオプションボタンもしくは設定ボタンから変更できます。必要に応じて取扱説明書を確認しながら設定を行ってください。
テレビが故障したらどうしたら良い?
ここまでご紹介した対処法を試してみても音が出ない場合は、故障している可能性が高いです。ここでは、テレビが故障してしまった後の流れを解説します。使用年数や保証内容など、ご自身の状況に応じて選択してください。
故障したとき①修理に出す
故障したテレビの保証期間が過ぎている場合、テレビの修理費用を支払う必要があります。テレビの修理費用はメーカーや発売された時期、画面のサイズなどによって異なりますが、修理費用の目安は、液晶パネルの交換が必要となる修理を除いて10,000~130,000円程度になります。
公式HPに記載がない場合や品番で検索する必要があるメーカーもあるので、不明な場合は問い合わせをしてみると良いでしょう。また、テレビの修理は出張修理になることが多く、別途出張料が必要になります。
故障したとき②処分する
購入から年数が経過しているテレビの場合、修理費用が高くなる可能性が高いため、修理するのではなく新しく買い替えるのもひとつの方法です。
しかし、テレビは家電リサイクル法の対象なので、処分をするにもリサイクル料金を支払うことになります。リサイクル料金はメーカーによって異なり、別途収集・運搬料金が発生します。目安としては4,000~6,000円程度と考えておくと良いでしょう。
故障したとき③買取に出す
テレビは「家電リサイクル法」の対象品目に含まれているため、粗大ごみとして廃棄することができません。そのため、故障して不要になったテレビは「購入店に依頼する」「フリマアプリやオークションで売る」「不用品回収業者に依頼する」といった処分方法を選択することになります。
費用を掛けずに処分したい場合におすすめなのが買取りに出す方法ですが、壊れたテレビでも可能なのか気になるという方は多いのではないでしょうか。次の項目で故障したテレビを買い取ってもらう方法について解説していきます。
故障したテレビを買取ってもらう方法
故障したテレビを処分するにも費用がかかるのであれば、故障した状態で買い取ってもらえたほうがお得と言えるでしょう。ここでは、故障していても買い取ってもらえるテレビの条件を解説していきます。
方法①新しいテレビ
家電製品のメーカーは部品を保管しておく期間が定められており、製品やメーカーによって異なりますが、5~10年ほど経過すると部品の在庫がなくなってしまいます。
そのため、製造から5年以内の年式が新しいテレビだと価格が付く可能性がありますが、製造から5~10年経ってしまった液晶テレビだと買取ってもらえないケースが多いです。不要になったテレビの年数が浅いほど高値が付きやすいため、該当する場合は買取りを検討しましょう。
方法②液晶以外が故障しているテレビ
テレビを買い取ってもらえるかどうかは、テレビのどの箇所が故障しているかによって左右されます。液晶が故障している場合は修理費用が数万円かかるため、新しいテレビを購入した方が良いケースが多くあります。
しかし、テレビの液晶以外のパーツが故障や破損している場合、部品を取り替えれば再び販売できる可能性が高いため、買い取ってもらえる可能性が高くなります。修理可能にも関わらず買い替えを検討しているという方は、買取に出してみると良いでしょう。
方法③国内メーカーのテレビ
新品で買うと高額な国内メーカーのテレビは中古であってもニーズがあるため、故障していても買い取ってもらえることが多い傾向があります。
修理費用がかかったとしても、それを上回る金額で買い手がつけば利益が出るため、中古市場でも人気が高く、買い取ってもらえるケースが多いです。国内主要メーカーのテレビであれば、処分するのではなく買い取り業者に出してみることをおすすめします。
テレビを買取に出すときの注意点
B-CASカードとは、地上デジタル放送を視聴するのに必要なもので、テレビを売りに出す時はB-CASカードの使用者変更手続きを行う必要があります。
テレビを売る時にB-CASカードがないと買取価格が下がってしまうため、B-CASカードの使用者変更手続きを行いましょう。テレビを売る前に使用者変更の申請を行うことでB-CASカードを譲渡できるようになるため、テレビと一緒に売ることが可能です。使用者変更の申請は、B-CASカードのカスタマーセンターに電話するだけで行うことができるので、問い合わせてみてください。
故障しているテレビでも条件が揃っていれば買取ってもらえる
今回は、テレビの音が出ない原因と故障したテレビを買い取ってもらえるかどうかについて解説しましたが、いかがでしたか。精密機器であるテレビはちょっとした原因でエラーが出ることがあるため、一度リセットすることで正常に戻ることがあります。
突然テレビの音が出なくなった場合は、「ヘッドホンが挿されていないか」「音量がゼロになっていないか」「出力設定が正しいかどうか」といった点を確認しましょう。対処法を試してみても音が出ないという場合は故障が考えられます。
記事の中では、故障したテレビを買い取ってもらえるかどうかについて解説しました。テレビの不具合やテレビの処分方法に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。