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籾摺り機とは

引用：Amazon

籾摺り機の役割

籾摺り機は乾燥した籾をこの機械に投入して、籾柄を取り除く役割を持っています。籾殻が取り除かれたものは、玄米になります。農家がお米を売るためには、玄米で引き渡しを行わなければなりません。そのためこの機械は、必ず必要になってきます。
また玄米の乾燥状態も、一定の規格のものを出荷しなければならないことになっています。現在は人工的に籾を乾燥させてそれから籾摺りを行うことが多くなっていますので、大型の乾燥機に付随してこれらの籾摺り機がついていることが多くなっています。籾殻がとられた玄米は、ライスグレーダーという機械にかけられて、規格から外れてしまった大きさの玄米は、振り分けられて出てくるようになっています。（関連人気記事：玄米保冷庫おすすめ4選｜鮮度保持や害虫防止に）

籾摺り機の人気おすすめメーカーとそのモデル

籾摺り機を製造販売しているメーカーはサタケやヤンマー、大島農機や井関農機があります。籾摺り機のタイプはゴムロール式で籾殻をとっていくタイプや、インペラ式でとっていくモデルがあります。ゴムロール式というのは回転している２本のゴムロールの間を、籾が通過してこの２本のゴムロールの速度を違えて摩擦によって籾殻を落としていきます。インペラ式というのは、歯車を回して籾を壁にぶつけていきます。ぶつかった衝撃によって籾殻を除去していくものです。
各メーカーでは大型モデルから小型モデルまで、多数の籾摺り機を製造販売しています。コンバインが普及する前にはサタケや大島農機の機械が普及していましたが、コンバインが普及してきてからは井関やヤンマーといったメーカーが製造販売するようになってきました。サタケや大島農機は、この機械の老舗です。

籾摺り機の気になる価格帯

新品でこの籾摺り機を購入する時の価格は、メーカーや大きさによって価格は違ってきます。一般の乾燥機に取り付けて稼働していくタイプならば、５０万円から１００万円といった値段がついています。これはあくまで新品を購入した時の値段で、中古品になればもっと安く購入することが可能になっています。この機械は玄米を大きさによって選別する米選機や、玄米の軽量を行う計量機と一緒に購入されることが多くなっています。それらも新品でそろえるとなると、米擦り機の値段の一割程度はこれらの機械に必要になってきます。米選機については小さい玄米が落ちていく升目を調整することができませんので、升目を変更するときはライスグレーダーという機械を別個に購入する必要が出てきます。玄米を生産するにも、いろいろとお金が必要になってきます。

籾摺り機のメンテナンス方法

ゴムロール式の場合ロールが切れてしまうことがあって、動かなくなることがありますので定期的な点検が必要です。インペラ式の場合は籾がぶつかっている壁に、ウレタン樹脂が貼ってありますがこれが劣化してきてしまうと、うまく籾殻が取れなくなってしまいます。これらの点検も定期的に行わなければなりません。またこのウレタン樹脂が劣化してくると、籾がぶつかったときに玄米が割れてしまう原因にもなっていますので、注意が必要になってきます。
玄米を排出するパイプの部分もよく玄米が詰まってしまう場所になっていますので定期的に掃除を行って、いつでもきれいな状態で作業を行わなければなりません。給油が必要な場所にはしっかりと油をさしておくことが非常に大切です。あまり多く差しすぎると漏れてしまい籾に混ざってしまう原因にもなりますので、適度な量を注油してください。

籾摺り機が壊れてしまったら

農業機械全般に言えることですが、これらの機械は部品の供給年数が定められています。部品の供給がすでに止められているといった古い機械ならば、故障したときに故障してしまった部品を調達してくるのは難しくなっています。修理する業者に在庫でもあれば話は別ですが。
最近は大型の籾の乾燥機に付随して取り付けられている籾摺り機が多くなっていますので、乾燥機が故障して新しく購入しなければならないといった時には、乾燥機のメーカーに合わせて籾摺り機も購入することになります。今まで使用していた籾摺り機は、必要ではなくなってきます。その一方でどうしてもその籾摺り機を必要としている人もいます。それらの人たちの橋渡しをしてくれるの、が農業機械の買い取り業者になります。壊れてしまった、不要になってしまった場合は買い取り業者に売却したほうが、賢い選択になります。

使わなくなった籾摺り機を売ろう！

籾摺り機が単独で壊れてしまったときは、これらの買い取り業者で安い機械を購入することもできます。壊れなくても古くなった機械をグレードアップするために、型の新しい機械を購入することもできます。これらの業者では自分の会社で整備も行っていますの、で中古の機械ならば大変に安く販売することが可能になっています。
これらの機械を購入するときに使わなくなった籾摺り機を売却してしまえば、安い中古の機械ももっと安く購入することが可能になります。
農業機械もリユースの時代になっています。必要としている人のところへ、必要な品を届けてあげるという時代です。不要になった籾摺り機を必要としている人が、いるかもしれません。機械を売る人と購入する人。その橋渡しの役割を担っているのが、農業機械の買い取り業者です。