買ってはいけないブルーレイレコーダーの特徴まとめ!おすすめモデルも紹介!
目次
ブルーレイレコーダーの魅力とは
ブルーレイレコーダーは、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc/BD)と呼ばれる光ディスクに映像や音声などのデータを記録・再生できる機器です。
ブルーレイディスクは、青紫色の半導体レーザーで映像を記録・再生するため、画素数は「フルハイビジョン(フルHD)」に相当する207万画素を実現していて、画質の差は歴然です。
美しい映像で思い出を鮮明に残したり、臨場感あふれる画質で映画を見ることができます。特に映画は、DVDでは不可能だった色や光の再現が可能です。
また、ブルーレイディスクの音質は、画質と同じくらい優れています。これは使用されている規格の違いによるものです。
DVDがDTS 5.1chサラウンドなどの規格であるのに対し、ブルーレイディスクはリニアPCMやドルビーTrueHDといった上位規格を採用することにより、高音質を実現しているのです。
さらに、ブルーレイディスクは記録容量が優れています。一般的な記録型DVDの容量が片面4.7GBなのに対し、ブルーレイディスクは1層あたり25GBとDVDの5倍以上もの大容量です。
中には128GBという大容量の製品もあります。つまり、コンパクトなサイズに多くのデータを保存できるのです。
買ってはいけないブルーレイレコーダーの特徴まとめ
ブルーレイレコーダーは種類が多く、よく調べずに購入すると後悔することがあります。以下の点に注意して製品を選ぶようにしましょう。
買ってはいけないブルーレイレコーダーの特徴①チューナーの数が少ない
チューナーの数が少ないと、家族で録りたい番組の時間が重なったり、放送時間の変更で一部の番組を録画できなかったりする問題が発生する可能性があります。
チューナーの数は後から増やすことができません。購入後に後悔しないためにも、できるだけ多くのチューナーを搭載した商品を選ぶことをおすすめします。
買ってはいけないブルーレイレコーダーの特徴②データの移管が面倒な仕様
録画データを保存する際には、一般的にはHDDがよく使われます。しかし、一部の機種ではデータの移行が手間や時間を要する場合があります。さらに、移行手順を誤ると録画データが消失する可能性もあります。
そのため、ブルーレイレコーダーを選ぶ際には、データ移行機能が備わっている機種や、LANケーブルを使用して簡単にデータを移し替えることができる機種を選ぶことをおすすめします。
買ってはいけないブルーレイレコーダー③画質が悪い
ブルーレイレコーダーの場合、長時間録画すると画質が劣化することがあります。画質にあまりこだわらない方でも、バラエティ番組のテロップや洋画の字幕など、細かい内容が見えにくくなることがあります。
そのため、画質を劣化させずに長時間録画できる「圧縮技術」を採用した商品の購入をおすすめします。
例えば、パナソニックのDIGAは「アドバンストAVCエンコーダー」という技術を採用しており、シーンごとに情報を最適化して長時間録画に対応しています。
また、4K対応の商品は高圧縮技術を搭載していることが多いです。4Kは2018年12月に始まった放送フォーマットで、従来のフルハイビジョンの4倍の高画質で番組を楽しむことができます。
しかし、現時点で4Kのテレビ番組を放送しているのはNHKのみで、4K対応のUltra HD Blu-rayやAmazonのプライム・ビデオなど、4K映像を楽しむ手段は限られています。
そのため、4K対応商品を購入する際は、本当に必要かどうかをよく検討することをおすすめします。
買ってはいけないブルーレイレコーダー④再生専用のもの
ブルーレイレコーダーと同様の製品として、ブルーレイプレーヤーが存在します。ブルーレイプレーヤーには再生機能しかなく、録画機能はありません。
ブルーレイプレーヤーはブルーレイレコーダーよりも安価なため、録画機能がないことを知らずに購入される場合があります。購入の際は、「ブルーレイプレーヤー」と明記されている機種にご注意ください。
ブルーレイレコーダーの上手な選び方
上述のように、ブルーレイレコーダーは慎重に選ばないと、思っていたように使用できなくて後悔することになりかねません。失敗を避けるためには、以下の5つのポイントに注意しましょう。
選び方①HDD容量で選ぶ
ブルーレイレコーダーを購入する際は、まずHDD(ハードディスク)の容量を確認しましょう。HDDの容量が大きいほど、録画時間が長くなります。
ブルーレイレコーダーの録画時間は、HDD容量と動画圧縮モードによって異なります。高画質で録画したい場合は、HDDの容量が大きくなるため、予算内でできるだけ大容量の機種を選ぶとよいでしょう。
選び方②チューナー数で選ぶ
ブルーレイレコーダーを購入する際に考慮すべき別の要素は、チューナー数です。チューナー数とは、ブルーレイレコーダーが同時に録画できる番組の数を表します。
複数のチューナーを搭載している商品であれば、みんなの観たい番組が重なったときやスポーツ番組の延長時など、録画したい番組を同時に録画することができます。
近年のブルーレイレコーダーは、2番組同時録画が主流です。これはチューナーが2つあることを意味します。
しかし、家族が多く、複数の番組を同時に録画したいような場合は、チューナーが3つ以上の機種もありますので、そちらを選択するのがよいでしょう。
選び方③4Kチューナー搭載かどうかで選ぶ
4K対応テレビをお持ちなら、4Kチューナーを搭載したブルーレイレコーダーが必要です。そうすれば、4K放送の高画質をそのまま録画して楽しむことができます。
また、最新の商品には「4Kダブルチューナー」や「4Kトリプルチューナー」機能が搭載されています。
これらの機能を搭載したブルーレイレコーダーを使えば、複数の4K放送を同時に録画できるので、BS4KやCS4Kなどのハイビジョン番組をよく見る方におすすめです。
ただし、4K放送の1時間あたりのデータ量は地デジの約2倍にもなります。例えば、1TBのハードディスクで地上デジタル放送を約125時間録画できますが、4Kの場合は約65時間しか録画できません。
そのため、大容量のハードディスクを搭載した4K対応商品を選ぶことが重要です。一般的には3TB以上の商品の購入をおすすめします。
選び方④SeeQVault対応かどうかで選ぶ
ブルーレイレコーダーの購入において、おすすめの選択肢は「SeeQVault(シーキューボルト)」対応モデルです。
SeeQVaultは、パナソニック、サムスン、ソニー、東芝といった大手家電メーカーが共同開発した再生互換性の新技術です。
従来のブルーレイレコーダーやテレビでは、著作権保護技術により、録画した番組をテレビ以外で再生することができませんでした。
しかし、SeeQVaultの技術により、録画した番組を別のテレビで再生することが可能になっています。
将来的にテレビの買い替えを考えている方にとっては、SeeQVault対応モデルの購入がおすすめです。買い替え後も録画番組を視聴できるため、便利さを享受することができます。
買ってはいけないブルーレイレコーダーメーカーはある?
では、買ってはいけないブルーレイレコーダーメーカーはあるのでしょうか?ここでは4つのメーカーを紹介します。メーカーごとに異なる特徴がありますので、しっかり確認しておきましょう。
メーカー①パナソニック
パナソニックは冷蔵庫や洗濯機など様々な家電製品を発売し、住宅メーカーにも参入しています。パナソニックのブルーレイレコーダーのフラッグシップは「ティガ」です。
チャンネルまるごと録画、スマホの写真や動画の保存、LANケーブル1本でのデータ転送が可能なのが特徴です。
テレビをもっと楽しみたい人のために3番組録画も可能になっています。Bluetoothで接続してスマホのDVDを再生できる機種もあります。
メーカー②シャープ
SHARPが名機「アクオス」用のブルーレイレコーダーを販売しています。オススメの機能は、連続ドラマを自動でリストアップし、1ヶ月分の予約をする機能です。
長編ドラマが好きな人には嬉しい機能でしょう。また、高画質圧縮機能「HEVC」を搭載しているので、4K番組を3つ同時に録画することも可能です。
メーカー③ソニー
ソニーはブルーレイを最初に導入したメーカーのひとつです。このメーカーは映像技術に秀でています。ソニーは高画質を実現するために、超解像技術による4Kアップコンバートに対応しています。
つまり、4K未満の画質でも、映像エンジンを解析することで4K相当の画質にアップコンバートできるのが魅力の一つです。
メーカー④東芝
REGZAブランドのブルーレイレコーダーで有名な東芝ですが、「タイムシフトマシン」という機能を搭載しています。
タイムシフトマシン機能は、録画予約をしていなくても最大6チャンネルまで同時録画できるのが特徴です。見たい番組が放送されていることに気づかなかった場合、後から見返すことができます。
番組を見逃したときの後悔を軽減する優れた機能です。東芝のテレビをお使いの方は、HDMI接続でレグザリンクが使えます。
レグザリンクを使えば、ブルーレイレコーダーと接続していないテレビからでも、ネットワーク経由で録画番組を見ることができます。
ブルーレイレコーダーのおすすめモデル4選
それでは、ここからはおすすめのブルーレイレコーダーを紹介していきます。それぞれの商品の特徴も記載していますので、ご確認ください。
おすすめ①パナソニック DIGA DMR-2W51
パナソニックDIGA DMR-2W51は、スマートフォンと連携して番組や写真、動画、音楽を楽しめます。
自分専用にカスタマイズできる新ホーム画面や、テレビで紹介されたお店をすぐに調べられる「お店マップ」機能を搭載しました。
また、録画したい番組をすばやく検索できる「快速番組表」機能も装備しています。この機能により、従来比約2倍の高速化を実現し、豊富な番組表で探しやすさと快適な操作性を実現しました。
番組表表示、録画リスト表示、トレイオープンなど、すべての操作を約1秒で行うことができ、スムーズな操作が可能です。
また、DIGAのリモコンで他社製テレビを操作できる「他社製テレビ操作モード」も搭載しています。
おすすめ②ソニー BDZ-FBW1100
ソニー BDZ-FBW1100の「おまかせ丸録」は、タレントやキーワード、ジャンルを登録しておけば、番組を自動で検索し録画してくれる機能です。
また、新番組のドラマやアニメを一覧表示し、簡単に録画予約することも可能です。同時録画機能も備えており、4K放送にも対応しています。
スマートフォンと連携することで、放送中の番組や録画した番組をスマホで視聴したり、番組を転送して持ち出して見ることができます。以前は有料だったこれらの機能が無料で利用できるようになりました。
操作も快適で、番組表のスクロール速度が向上し、短時間で録画したい番組を見つけることができます。さらに、長時間録画モードにおいても画質が改善され、ブロックノイズが低減されました。
4K放送の早見再生にも対応しており、リモコンの黄色ボタンを押すことで音声付きで約1.3倍速で再生することができます。4Kブラビアに接続すると最適な映像に自動調整され、高画質な映像を再現します。
おすすめ③シャープ 2B-C10DW1
シャープ 2B-C10DW1のドラ丸は、予約不要で連続ドラマを自動で一覧・録画する機能です。ボタンひとつで新着ドラマや録画中ドラマの情報、録画済みドラマの一覧を表示し、見たいドラマを簡単に探すことができます。
この機能を利用するには、「ドラ丸設定」で「ドラ丸」を有効にし、地上デジタル放送やBSデジタル放送の番組表に表示される連続ドラマが対象となります。
外出先から自宅のレコーダーのハードディスクに録画した番組や放送中の番組を見ることができる「ドラ丸録画」は、外出先から遠隔操作で録画予約ができるほか、番組の検索や予約も可能です。
豊富な番組情報やおすすめ番組も表示されるので、気になる番組をすぐに見つけることができます。また、ゴミやホコリの侵入を防ぎ、長寿命化を実現した「ダストシールドBDドライブ」を採用しています。
従来のレコーダーやUSB外付けハードディスクに録画した番組を、新しいレコーダーに簡単にダビングできます。録画した番組を簡単に新しいレコーダーに移せるので、レコーダーの買い替えや買い増しも安心です。
おすすめ④東芝 DBR-M4008
東芝の4TB HDD/3チューナー搭載ブルーレイレコーダーは、大容量の内蔵ハードディスクとマルチチューナーで多彩な機能を実現した製品です。
録画した番組をまるごとテレビやスマートフォンで視聴できるほか、自動スキップ再生機能も搭載しており、スキマ時間に効率よく番組を楽しむことができます。
地デジ・BSデジタル番組のハイビジョン録画に対応し、HDD容量は4TBと大容量です。外付けHDDや無線LANにも対応し、3Dコンテンツの録画・再生も可能になっています。
東芝のブルーレイレコーダーは、こうした機能とスペックを備え、高機能な録画機器として使われています。
買ってはいけないブルーレイレコーダーの特徴を覚えておこう
この記事では、ブルーレイレコーダーを購入する際に気をつけるべきポイントを紹介しました。ブルーレイレコーダーにはさまざまな機能があるため、よく考えて選択しないと自分が欲しかった機能がついていなくて後悔してしまうかもしれません。
これからブルーレイレコーダーの購入をお考えの方は、ぜひ当記事の情報を活用して、家族みんなが満足のいく商品を選んでください。
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。