オイルヒーターの正しい処分方法を徹底解説!処分する際のポイントを紹介!
オイルヒーターは風が出ない暖房器具で、喉や肌が乾燥しにくく、じんわり暖かくなるためアレルギーがある方やエアコンが苦手な方など、使用されている方も多いです。しかし寿命や不要になった際の処分に困る方もおられます。ここではオイルヒーターの正しい処分方法や処分する際のポイントを解説してまいります。
オイルヒーターの寿命はどれくらい?
オイルヒーターは石油ストーブなどと違って給油やオイル補充などをしなくて良い商品ですが、電化製品なのでやはり寿命があります。一般的にどのくらい使用できるものなのか、また故障してしまう場合の原因などもチェックしてみて下さい。
オイルヒーターの寿命
まずはオイルヒーターの寿命です。家電によっては設計上の標準使用期間が何年と記載があるものがありますが、オイルヒーターは明記がないことが多いです。
使用状況によって寿命が10年程度であったり、長い場合は20年使用される方もおられるので、一般的な家電よりは長持ちする傾向にあります。またメンテナンスなども特にないので、一度購入するとしばらく買い替えない方が多いでしょう。
オイルヒーターが故障する原因は?
寿命が長いとはいえ、故障する場合ももちろんあります。オイルヒーターが故障する原因はいくつかありますが、電源コードが断線してしまい電源が入らなくなったり、内部のオイルが漏れてきてしまい異臭がして使えなくなるケースなどがあげられます。
他にも内部基盤に問題があって異音がしたり電源が勝手に落ちることもあるので、異常を感じた場合にはすぐに使用をやめて買い替えを検討しましょう。
オイルヒーターの正しい処分方法
オイルヒーターが故障した際に、寿命が長いので初めて処分するという方や、前回どうやって処分したか覚えていないという方もおられるでしょう。オイルヒーターの正しい処分方法はいくつかあるので、処分しやすい方法を選んでみて下さい。
処分方法①粗大ゴミとして出す
処分方法1つ目は、粗大ごみとして出す方法です。自治体によって粗大ごみの回収方法は違いますが、清掃工場へ直接搬入したり、市役所に収集を依頼して回収してもらったりすることができます。どの方法でも有料である場合が多いですが、数百円~千円程度と良心的な価格で処分できるでしょう。
処分方法②買い取り業者に買い取ってもらう
続いては、買取業者に買い取ってもらう方法です。製造から5年以内など、比較的新しいものに限られる場合が多いですが、オイルヒーターの買取を行っている業者に買い取ってもらえば、処分費用もかからず、むしろプラスになるのでおすすめです。
もちろん正常に動く製品である必要がありますが、デロンギなど人気のオイルヒーターメーカーなら高値が付く可能性もあります。購入したけどほぼ使用していないなどの場合は、早めに買取に出す方がおすすめです。
処分方法③メーカーに回収してもらう
送料がかかる可能性が高いですが、メーカーに回収してもらう方法もあります。メーカーごとに対応は違いますが、無料回収や有料回収を行っているメーカーもあり、中にオイルが入っていてもそのまま回収してもらえるので安心です。回収した自社製品を再資源化しているメーカーもあるので、エコの面でもおすすめの処分方法です。
処分方法④買い替え時に引き取ってもらう
家電量販店等で新しいオイルヒーターを購入する場合は、買い替え時に引き取ってもらう方法もあります。大手家電量販店やホームセンターなどでは、家電の回収も行っていることがあるので、先に回収を行っているか、回収料金などを確認しておくと良いでしょう。購入の際に不要になったオイルヒーターを持っていくと、一度に済むのでおすすめです。
処分方法⑤不用品回収業者に回収してもらう
持ち込みができず、急ぎで処分したい場合には不用品回収業者に回収してもらう方法もあります。不用品回収業者は家電や家具などを回収してくれる業者で、有料にはなりますが早くに回収してくれることも多いので、引っ越しなど期限が迫っている場合におすすめです。
オイルヒーターのみの回収は割高になることが多いので、他にも処分したいものがある場合はトラック載せ放題など、様々なものを一緒に回収してくれるプランを利用すると良いでしょう。
処分方法⑥友人・知人に譲る
まだまだ使用できる場合は、友人・知人に譲るのも手です。人が使っていたものを使うことに抵抗がある方でも、知っている方が使っていたものなら大丈夫という場合もあります。少々傷があっても、無償で貰えるなら欲しいという方も身近におられるかもしれません。処分費用もかからないため、欲しい方がいないか聞いてみると良いでしょう。
処分方法⑦フリマアプリで売る
少しでも高く売却したい場合は、フリマアプリで売るのも良いでしょう。フリマアプリを利用すると売りたい価格で売却できる可能性がありますが、売却まで時間がかかることも多いです。また、重量がある上やや大きいため、送料がかなりかかってしまい利益がそこまで出ないこともあります。
フリマアプリへの出品はもちろん使用できることが条件で、傷などがある場合は最初から提示していないと後からトラブルになる可能性があるので、リスク対策も必要です。
処分方法⑧地域密着型アプリを利用して譲る
最後は地域密着型アプリを利用して譲る方法です。ジモティーが代表的ですが、中古品などを譲ったりできる売却したりできる地元の掲示板サイトに投稿し、欲しい方に譲るシステムになります。受け渡し場所などは欲しい方と相談する形になりますが、基本地元の方が多いので、会って引き渡すため送料もかかりません。
オイルヒーターを処分する際のポイント
処分を決めたら、処分する際のポイントを確認しておきましょう。トラブルになるのを防いだり、高く売却できる可能性もあるので、ぜひ実践してみて下さい。
状態をチェックする
まずは査定や引き渡しの前に状態をチェックしてください。電源が入るか、傷はないか、キャスターが壊れていないかなど、使用上問題がないかを確認しておかないと、売却後に動かないなどのクレームを受けかねません。傷などは先に提示しておく必要があり、汚れがある場合は拭き取って綺麗にしておく方が査定の印象も良いでしょう。
付属品を揃えておく
続いては、付属品を揃えておくことです。付属品は説明書や箱などで、一緒に出す方が査定価格が上がる可能性があります。付属品の有無で差が出てしまうことも多いので、付属品があるかを確認してみてください。
不要になったら早めに査定依頼
オイルヒーターも他の家電と同じく、製造年数や型が新しい方が高く買い取ってもらえます。不要だと感じたら、早めに査定を依頼するがおすすめです。
見積もりは複数の業者でとる
最後は見積もりは複数業者でとることです。見積もりを複数取ることで、買取の場合は一番高く買い取ってもらえる業者を選べ、不用品回収でお金を払うことになっても一番安い回収業者が選べます。相見積もりを取ることで相場が分かり、高額請求している業者なども見極められます。手間はかかりますが、2.3社から見積もりを取るのがおすすめです。
オイルヒーターを処分する際の注意点
オイルヒーターを処分する際には注意点があります。あちらではそのまま回収してもらえるけど、こちらでは処分方法が違うなどもあるので、注意点をチェックし細かな処分方法も確認しておきましょう。
オイルが残っていると回収してくれない場合もある
自治体の回収方法にもよりますが、内部にオイルが残っていると回収してくれない場合があります。通常、オイルヒーターにはオイル注入口などがないため、内部の電装部分を外して電動ドリルで穴をあける、と言った方法でオイルを出さなければならないため、手間がかかります。
もちろんオイルが入ったまま回収してくれる自治体もあるので、オイルが入ったまま処分可能かを確認してみてください。
自治体により小型家電リサイクル法の対象が違う
使用済みのテレビやエアコンなどリサイクルする家電リサイクル法はご存じの方も多いですが、小型家電リサイクル法というものもあります。小型家電にも有用な金属がたくさん含まれており、再資源化を図りつつ含有される有害金属の適切な処理を行うなどの目的がある法律です。
小型家電リサイクル法の対象となる家電は各自治体によって異なり、レアメタルが含まれるような家電は無料回収するなど独自の取り組みを行っている自治体もあります。対象になっていると小型家電回収ボックスに出すことができるので、まずはお住いの自治体がオイルヒーターを小型家電リサイクル法の対象としているかを確認してみて下さい。
悪質な回収業者も存在
不用品の回収業者の中には、悪質な業者もいるので注意が必要です。トラックで街中を回っていて、不用品を無料で回収しますといったアナウンスを聞いたことのある方もおられるはずですが、無料と言いながら荷物を積んだ後に代金を請求されることがあります。
一般廃棄物処理業の許可を得ていない業者もおり、許可を得ずに不用品を回収するのは犯罪にあたります。売れないものは不法投棄をする悪質な業者も存在するため、許可を得ていて、所在地などもはっきりしている業者かどうか、確認してから依頼するようにしましょう。
自分に合った正しい方法でオイルヒーターを処分しよう
様々なオイルヒーターの処分方法を確認してまいりましたが、処分しやすい方法が見つかれば幸いです。オイルヒーターは長持ちするので処分する機会は少ないかもしれませんが、車がない方や女性の方は特に、重量もあるので引き取りに来てくれる方法での処分が便利でしょう。
自治体によってはオイルがあると回収できないこともあるので、自治体で処分する際には必ず回収ルールの確認しておきましょう。ぜひ正しい方法でオイルヒーターを処分して下さい。
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。