ゴキブリの駆除方法とは?効果的な対処方法を徹底解説!
私たちと共存の関係にある「ゴキブリ」。その姿は誰もが不快に思う存在です。しかし、ゴキブリは生半可な駆除では撃退することはできません。そこで今回は、大昔から存在しているゴキブリの生態系の基礎知識、また、最適な駆除方法やゴキブリが家に侵入して来ないようにするための正しい対処法について徹底解説していきます。
目次
ゴキブリの駆除は退治するだけでは不十分
ゴキブリを1匹駆除したところですべてのゴキブリを退治することができたとは言えません。実はゴキブリはそう簡単には駆除することは難しく、その生態系やゴキブリがもたらす被害、さらに多くの種類がいると言われるゴキブリに対して、各それぞれに対応した駆除方法や正しい対処を行わなければなりません。
そこでこの後は、ゴキブリの生態系や駆除方法など、ゴキブリに関する様々な情報を整理してみましょう。
ゴキブリの生態
わたし達の生活と共存状態にあるゴキブリ。このゴキブリは、そもそも熱帯雨林に生息する昆虫であると言われており、日本では約50種類ものゴキブリが生息しています。
ゴキブリはサナギにならず成虫を迎え、卵が孵化する確率は低く、低温期となる冬にはそのほとんどが死滅してしまいます。中にはごく一部が翌年の夏に活動するなど、その生命力の強さを立証しています。ゴキブリは湿度が高く、暗い場所を好む他、食べ物のカスや水のある場所に主に生息しています。
ゴキブリがもたらす被害
どうしてもその容姿を好めないという理由や、実際の生態系を知ると、ゴキブリが「害虫」として君臨することが分かってきます。では、実際にゴキブリがもたらす「害」にはどのようなものがあるのでしょうか?また、人間に対して与える「被害」についてもみていきましょう。
ゴキブリは「不快害虫」に該当する
見た目が悪いために不快な思いをするという意味で、「不快害虫」に該当するゴキブリは、私たちには馴染めない存在です。その他、不快害虫にはクモやヤスデ、ゲジゲジなども該当します。
ゴキブリは「衛生害虫」に該当する
ゴキブリは衛生上好ましくない害虫として扱われています。これは、細菌やウィルスを媒介する害虫に該当しているためです。その他、カやハエ、ダニ、ハチも衛生害虫の仲間になります。
ゴキブリは「経済害虫」に該当する
農家が頭を抱える問題に、ゴキブリの被害も該当します。ゴキブリは食品害虫や家畜害虫、農業害虫にも該当するため、私たちの生活に不要な昆虫であると言えます。経済害虫として挙げられる他の昆虫には、シロアリやコクゾウムシ、アブラムシが含まれます。
このように見ていくと、ゴキブリは不快害虫であり、また、衛生害虫、さらに経済害虫であるなど、すべての要素を持つ厄介な生き物であることが分かります。
ゴキブリは種類ごとの対処が肝心
これまで家の中でゴキブリの姿を見たことがあるという方、実際に退治した経験があるという方は多いのではないでしょうか?しかし、ゴキブリの生態系はとても広く、目に留まったゴキブリを退治しても、まだ他にも生息しているのです。
これは、ゴキブリは多くの種類が存在し、各種ごとに合った駆除方法を行わなければ効果的に対処することが不可能なためです。そのため、各ゴキブリに合う駆除方法を実践することが、すべてのゴキブリを退治する近道となるでしょう。
この後は、私たちの生活でよく見かける種類のゴキブリの正しい対処方法についてご紹介していきます。
駆除が必要な主なゴキブリの種類と対処方法
それでは、ゴキブリの種類別に最適な駆除方法や対処方法について詳しくみていきましょう。ゴキブリの生態系をしっかりと把握した駆除方法を行うことで、不快なゴキブリを撃退することができます。それではひとつずつ確認していきます。
屋外を住処にする「クロゴキブリ」
家の中ではなく、屋外に住む「クロゴキブリ」ですが、これも家の中で見かけることがあります。身体の特徴は黒っぽい色をしていて生体本体が大きく育っています。触覚は長く、足早に動き回ります。主に家のどこにでもある隙間から侵入し、その姿を見せることになります。
このクロゴキブリによる被害を防ぐために、もしクロゴキブリを見つけたなら、すぐにゴキブリ用の殺虫剤を噴射し、退治してください。さらに、侵入経路となりやすいどこにでもある隙間はできる限り隙間テープなどを活用して埋めるようにすれば、ゴキブリが家の中に侵入してくることを防ぐことができます。
屋内に住み着く「チャバネゴキブリ」
クロゴキブリよりも身体が小さく、茶色い体をしたチャバネゴキブリは、体調わずか1〜1.5cmととても小さなゴキブリです。成虫になってからの寿命は長く、7ヵ月もの間生き続けます。その間に3〜10回もの産卵を行うため、その生態の数の多さがうかがえます。
また、ゴキブリは寒い季節には生息しない昆虫ですが、暖房を扱う建物内は、越冬し、1年中生き続けるため、その間に繁殖を繰り返すとても厄介な昆虫として位置付けられています。特に、家の中では冷蔵庫のモーターや冷暖房設備を完備した食品庫などに多く生息しています。
チャバネゴキブリはその生態数が多いため、1匹ずつの駆除では到底追いつきません。そのため、燻煙剤や噴霧剤、毒餌を使用した効率的な駆除方法を採用し、対処することが必要になります。特に、ベイト剤を使用すると、それを食べたゴキブリが排泄した分を、他のゴキブリが食べることで連鎖的な駆除が可能となるため、自動サイクルでチャバネゴキブリの駆除を行うことができます。
ゴキブリを家に入れない対策
私たちの生活でよく見かけるゴキブリの生態や駆除・対処方法についてみていきました。ここからは、そんな不快なゴキブリが、あらゆるところから家に侵入してくることを防ぐためには、いったいどんな対策を講じるべきかみていきましょう。
ゴキブリの侵入を阻止する
ゴキブリはありとあらゆる場所や思いもよらない場所から侵入すると言われています。たとえば、玄関や窓の隙間、排水溝、水道管、エアコンのホース、換気扇など、隙間のあるところならどこからでも家の中に侵入してきます。これらの場所からゴキブリが家の中に侵入してくることを防ぐために忌避剤を使用、また、アロマオイルを垂らした容器を玄関先に置くことでゴキブリを寄せ付けない効果を発揮します。
また、隙間テープを活用し、あらゆる隙間部分を塞ぎましょう。排水溝はゴミ受けのためのネットを張ることでゴキブリが家の中に侵入してくることを防ぐことができます。また、排水管を直線型ではなくS字型に変更すると、ゴキブリが滑って排水管を上って来れず、侵入を予防する効果を高めることができます。
エアコンのドレンホースは、ゴキブリが侵入しやすいため、専用フィルターやストッキングをかぶせておくことで侵入の予防効果を高めることができます。ぜひ、実践してみてください。
ゴキブリが好む環境を作らない
さらに、ゴキブリを家の中に侵入させないための方法として挙げられることに、ゴキブリが生息しやすい環境を与えないことです。これは、不衛生な状態にある家は、ゴミや食べ物のカスが散らばっている状態のため、ゴキブリの格好の餌場となります。そのような場所を好み、ゴキブリが侵入してくるでしょう。
このように、ゴキブリにとって快適な環境を提供することのないよう、常に整理・整頓を心掛けることが大切です。特に、食べ物のカスを放置しない、生ゴミはすぐに処分する、ホコリっぽい家の中とならないよう、掃除機や拭き掃除などをこまめに行うことが大切です。また、キッチンなどの水回りは常に清潔な状態を保つようにしましょう。
ゴキブリを駆除するおすすめ対策グッズ
それでは、ここからは、ゴキブリ駆除のためにおすすめのアイテムをみていきましょう。ゴキブリ駆除のための対策グッズの中でも特におすすめしたい製品を3点ご紹介します。ぜひ、これから行うゴキブリ駆除の参考にしてみてください。
アース製薬 アースレッドW ノンスモーク霧タイプ
「アース製薬 アースレッドW ノンスモーク霧タイプ」は、煙が出ないタイプの噴霧剤です。強力な殺虫力と、部屋の隅々にまで薬剤を散布させることができるため、効果的にゴキブリ駆除を行うことができます。使用の際は、1つの部屋に対して1個の噴霧剤を使用してください。一斉に薬剤の散布を行うことがより効果を発揮してくれます。
こちらの製品を使用する前に、ガス漏れ警報器が感知してしまわないよう、電源を抜く、あるいはポリ袋で覆い、センサーが感知しないよう対策を行ってください。火元の確認を行い、安全確認を行いましょう。
そして、テレビなどの家電製品、寝具などに薬剤がかからないようビニールを覆っておき、観葉植物は外に出し、食器棚の扉は閉めておきます。部屋の窓を閉め切った状態で、火災報知器を避け、製品を設置、ペダルを踏むと噴射が始まります。
1〜2時間後に帰宅し、窓を開けて換気を行ってください。最後に掃除機できれいに掃除を行い、駆除作業終了です。なお、卵の孵化のタイミングに合わせ、2〜3週間に1度のペースで駆除作業を行うとより効果的です。使用目的に合わせて正しく使用してみてください。
KINCHO ゴキブリが動かなくなるスプレー ゴキブリ駆除剤
ゴキブリを駆除する際に最適な薬剤が、「KINCHO ゴキブリが動かなくなるスプレー ゴキブリ駆除剤」です。これは、2秒噴射するだけでゴキブリを駆除することができる即効性の高い薬剤としておすすめです。また、冷却効果と速攻成分によって瞬時にゴキブリを駆除できるため、不快な思いも最小限に抑えることができます。ジェット噴射タイプのため扱いやすくおすすめの薬剤です。
タニサケ ゴキブリキャップ
「タニサケ ゴキブリキャップ」は、ゴキブリが好む玉ねぎの香りを付け、ホウ酸とともに製造されたゴキブリ駆除のための殺虫剤です。玉ねぎのニオイにゴキブリが集まり、薬剤を食べることで脱水症状に陥れることができます。そのゴキブリが水を求め、家の外へと出ていくことで簡単に家の中から姿をなくすことができます。
ゴキブリ駆除も予防もすべて任せのおすすめ業者
市販されている薬剤などを用いて効果的なゴキブリ駆除を行っても、それでもしつこいゴキブリの生態は、この上なく厄介な状態になっていることも多々。その際は、自力で行うよりも、ゴキブリ駆除の専門業者への依頼をおすすめします。
この後は、ゴキブリ駆除に最適のおすすめ業者として「生活110番」をご紹介します。様々な特徴を持ち併せている業者です。どのような特徴を持つ業者かをご紹介していきます。
24時間365日受付!「生活110番」
ゴキブリ駆除だけではなく、日常生活の中でどうしても自力で解決できないどのようなことでも依頼することができる、24時間365日対応可能な「生活110番」は、私たちの生活を守る最適なサービスを提供している業者です。
日本全国各地に3200以上もの提携業者を持ち、あなたの要望に合った業者を、対応範囲で探し出してくれる業者のため、とても便利に活用することができます。
特徴①迅速な対応
いつでも困った時や人手が足りないなど、すぐに手助けを必要とする場合でも24時間365日対応しているため、緊急時でも安心して利用することができます。また、3200以上もの業者が加盟するため、あなたの依頼場所にすぐに駆けつけることができる迅速な対応が可能な業者を紹介することができます。
特徴②見積り無料&見積後のキャンセル料なし
一般的な業者は見積依頼の際でも出張費の請求を行うところもあります。また、見積後のキャンセルについて、キャンセル料を請求されることもあるでしょう。しかし、「生活110番」は、見積を行った後に依頼をキャンセルした場合でも、キャンセル料を請求されることはありません。
特徴③幅広いサービスを提供
「生活110番」はその名の通り、日常生活を送る中で困ったことならどんなことでも対応してくれるため、日々の暮らしをサポートしてもらえる救世主と言えるでしょう。このように、緊急時だけではなく、毎日の生活の中で困ったことへの対応やサービスの提供を行っている業者はおすすめです。
ゴキブリを駆除して快適に暮らそう
ゴキブリの生態系の基礎知識、また、最適な駆除方法、さらにはゴキブリを家の中に侵入・生息させないための正しい対処法について徹底解説しました。ゴキブリはその生命力も強く、生息場所を特定し、効果的に駆除を行わなければ撃退することが難しい昆虫です。
そのため、この記事でご紹介したゴキブリに対する正しい知識や侵入予防対策、また、効果的な駆除方法を参考に、不快害虫とも言えるゴキブリを駆除し、快適な暮らしを実現させていきましょう。
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。