マットレスの基本的な使い方を詳しく解説!あると便利な周辺アイテムもご紹介!
引越や新生活を始める前にマットレスを新たに導入する方は多いですが、マットレスの正しい使い方をご存知でしょうか。マットレスは布団よりも扱いにくく知識が必要です。とはいえ、正しい使い方をすれば、マットレスを長く使うことができ、よりよい睡眠につながります。この記事では、マットレスの正しい使い方を解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
マットレスに敷布団は必要?
マットレスを快適に使用するためには、まずはマットレスの基本的な使い方を理解する必要があります。
まず、マットレスは体に直接置くことを前提に設計されているため、マットレスだけで快適な睡眠を得ることができます。マットレスの汚れが心配であれば、ベッドパッドを使うのがおすすめです。
ベッドパッドなら、たくさん汗をかいても、マットレスを汚すことはありません。敷布団と違って、自宅で簡単に洗えるので、清潔に保つことができます。腰痛予防にも効果的です。
マットレスを床や畳の上に直接置いて、敷布団を重ねる使い方もメジャーですが、もしこの使い方をするならマットレスの機能を意識した正しい使い方をしましょう。
床付き感が気になる方は、マットレスの上に敷布団を敷くことで軽減することができます。しかし、低反発素材のマットレスは、できるだけ体に触れるように使うことが大切です。
マットレスの上に布団を敷いてしまうと、低反発素材の特徴である体を包み込むような寝心地を感じることができません。
マットレスを長持ちさせる使い方のコツ
マットレスの正しい使い方をご存じでしょうか。ちょっとした点に気を配れば、マットレスは長持ちし、よりよい睡眠をとることができます。ここでは、敷きパッド、ベッドパッド、除湿シートを使うメリットについて解説します。
使い方のコツ①便利アイテムを活用
マットレスは単体で使用するのではなく、敷きパッドやベッドパッド、ベッドシーツなどの便利アイテムを使用することをおすすめします。もちろん、すべてを使う必要はありません。最小限に抑えたいのであれば、マットレスの上にパッドを1枚敷くだけでも構いません。
敷きパッドがあるだけで、マットレスを傷や汚れから守り、汗を吸収し、クッション性を高めて快適な睡眠をとることができます。また、敷きパッドは中綿に厚みがあるため、温度や湿度の調整機能にも優れています。
敷きパッドを使いたくない場合はベッドシーツを使うこともできますが、その場合はベッドパッドを併用することをおすすめします。なぜなら、シーツ1枚ではクッション性がなく、薄すぎて保護しきれず、汗や皮脂の汚れを十分に吸収できないからです。
ベッドパッドをマットレスの上に敷き、ベッドシーツでマットレスとベッドパッドを覆うようにします。ベッドパッドを使うと、マットレスに厚みが出て寝心地が良くなります。また、マットレスにカビが生えるのを防ぐために、除湿シートを併用するのもおすすめです。
除湿シートは必須ではありませんが、寝室の湿度が高いなど、生活環境の影響を受けることがあります。夏場の高温多湿や冬場の結露などで、カビやダニなどのトラブルになることもあり得ます。
そのため、マットレスは定期的に壁に立てかけたり、風に当てたりして、定期的に乾燥させる必要があります。とはいえ、分厚いマットレスから完全に水分を追い出すのは簡単ではありません。そのために除湿シートが活躍します。
使い方のコツ②便利アイテムを組み合わせる
アイテムを1つだけ選ぶとすれば、マットレスの上に敷きパッドを敷くのがおすすめです。敷きパッドを敷くことでで、肌触り、温湿度調整、マットレスの保護など、すべてをカバーできます。
ベッドシーツを使う方法もありますが、ベッドシーツは寝汗などの汚れからマットレスを完全に守ることはできないため、マットレスが汚れやすくなります。そのため、ベッドシーツにはベッドパッドを重ねて使うのがおすすめです。
しかし、ベッドパッドは厚みがあり、洗うのもやや不便なので、アイテムを1枚しか使わない場合は、やはり敷きパッドがおすすめです。敷きパッドを使用する際もベッドシーツで覆うようにしましょう。
体に触れるのはベッドシーツなので、洗うメインが敷きパッドではなくベッドシーツになり、洗濯の手間が省けます。また、ベッドシーツは色や柄、素材のバリエーションが豊富なので、寝室を自分好みにコーディネートしたい方や、素材の心地よさを追求したい方にも向いている組み合わせです。
マットレスの場所別の使い方
マットレスは、睡眠時に快適な寝姿勢を保つための重要な役割を担っています。自分が使っているマットレスが正しく使えているか、チェックしてみましょう。
場所別の使い方①フローリングや畳に直接敷く場合
部屋が狭くてベッドが置けない場合は、フローリングや畳の上にマットレスを直接敷くこともあるでしょう。
しかしマットレスを直置きした場合、湿気の逃げ場がなくなり、床材に湿気が溜まりカビが発生しやすくなるので注意が必要です。
人は寝ている間に200ml以上の汗をかくと言われています。マットレスを床に直接置くのであれば、マットレスの下に除湿シートや除湿パッドを敷いてカビ対策を施しましょう。
場所別の使い方②ベッドフレームと合わせる場合
マットレスは、ベッドフレームと一緒に使うのがおすすめです。特に、マットレスの厚みが20cm程度あると、より快適に眠ることができます。また、ベッドフレームの高さを利用することで、ホコリや湿気、寒さを防ぐことができます。
ただし、定期的にマットレスを立てて、換気と除湿をしてください。ベッドフレームには様々な種類やデザインがありますので、自分の好みや他のインテリアとのバランスを考えて選ぶとよいでしょう。
マットレスの使い方の注意点
マットレスを使用する際には、いくつか注意しなければならない点があります。ここでは、マットレスを重ねることや天日干しを避けることなど、注意すべきポイントをご紹介します。
注意点①体圧分散を考える
体圧を分散させる機能・性能を持つマットレスは、体に直接触れて使用するのが1番です。そのため、低反発マットレスや、寝返りを強力にサポートする高反発マットレスの場合は、マットレスの下に敷き布団を敷きます。そうすることで、マットレスだけでは不十分な体圧分散を実現し、より快適な寝姿勢を保つことができます。
高反発や高弾性のマットレスは、よりしっかりと体を支えてくれますし、反発力が強いので、体の沈み込みを防ぎ、寝返りも打ちやすくなります。マットレス選びには、硬さだけでなく反発力にも注目してみてください。
注意点②重ねて使用しない
マットレスとは、基本的にはベッドの上に敷く1枚の寝具のことです。トッパーなどの薄いマットレスを除き、マットレスは他のマットレスや布団の上に敷いてはいけません。なぜなら、マットレスを重ねて敷くと、反発力や体圧分散などのマットレス本来の機能が発揮できなくなるからです。
低反発でも高反発でも、トッパーなどの薄いマットレスは重ねて使うことを想定しています。お昼寝などちょっとした時には使えますが、単独で使うと体をうまく支えられず、底付きしてしまう可能性があります。
トッパーとは、今使っているマットレスや布団の上に置いて、寝心地を変えるための寝具のことです。低反発素材のトッパーを敷けば、ゆっくりと沈み込むような独特の柔らかな寝心地になります。
高反発素材のトッパーを敷けば、体をしっかりと支えてくれます。低反発も高反発もどちらが良いというわけではなく、用途に応じて使い分けることがポイントです。
注意点③天日干ししない
マットレスは天日干しは厳禁です。天日干しをすると、マットレスが変色したり変形したりするケースもあるので注意が必要です。マットレスは、定期的に風通しのよい場所に立てかけて陰干しをして下さい。
快眠に必要なものは?マットレス周辺アイテムおすすめ5選
ベッドパッドやボックスシーツ以外にも、マットレスの周りにはさまざまなアイテムがあります。例えば、マットレスの下に除湿シートを敷いたり、マットレスの上に防水シートを敷いたりするとカビ防止に効果的です。また、寝ている間にマットレスがずれてしまう場合は、マットレスの下にシートを敷くのもよいでしょう。マットレス関連のおすすめアイテムをご紹介します。
おすすめアイテム①西川リビング 除湿シート からっと寝
「西川リビング 除湿シート からっと寝」は、マットレスやベッドパッドの下に敷くだけで、湿気を吸収し、寝具を清潔に保つことができる除湿シートです。シリカゲルBタイプの消臭機能で、汗や加齢臭などの嫌なニオイを取り除きます。また、天日干しすることで繰り返し使用することができます。
おすすめアイテム②DACANS 快適敷きパッド 抗菌防臭加工
パッドは毎日使うものだからこそ、また肌に直接触れるものだからこそ、清潔さやニオイが気になります。その点、「DACANS」の夏用パッドは、消臭加工と抗菌綿を使用しているため、寝汗などのニオイを抑え、ムレやすい状態でも菌が繁殖せず、清潔に保つことができます。
また、中綿には防ダニ効果のある素材を使用しており、敏感肌の方でも安心してお使いいただけます。消臭加工などは2~3年持続しますので、お子様と一緒に寝る場合でも安心してお使いいただけます。
おすすめアイテム③東京西川 洗えるベッドパッド
オールシーズン使用できるベッドパッドで、吸湿性に優れた綿素材を使用しています。側生地には抗菌防臭加工が施されているので、衛生的にお使いいただけます。また、ネットに入れて丸洗いができるので、お手入れも簡単です。
おすすめアイテム④PAZANA ボックスシーツ 防ダニ・防臭
シートの端がゴムになっているので着脱しやすく、マットレスの角をぴったりと包み込みます。寝相が悪くても外れてしまう心配がなく、毎朝シーツを直す手間が省けます。夏はひんやりさらさら、冬はあたたかく、1年中快適な眠りをサポートします。シーツは自宅の洗濯機で洗うことができるので、清潔で快適な状態を保つことができます。
おすすめアイテム⑤タンスのゲン すのこ ベッド
外寸:幅97×長さ184~196×高さ2.5cm / (シングルサイズ) / すのこ厚:0.7cm / すのこ幅:5.5cm / すのこ間隔:3.5cm
日本は一年を通して湿度が高い国です。からっとお天気の日に乾かしたいと思っても、天候によってはなかなか乾きづらいこともあります。特にお手入れが難しいふとんは、日頃から湿気対策が必要です。
そこで、マットレスの底にすのこを敷くことで、「布団に接する面」と「両サイド」から湿気を逃がしてくれます。布団を干したくても干せない梅雨や花粉の季節には、すのこをジャバラのように立体的にして、室内干しで布団の湿気を飛ばすこともできます。
マットレスを正しく使おう
寝具の使い方はそれぞれで、ベッドを使わず、床に直接マットレスを敷いて寝る方もいます。マットレスは布団に比べて厚みがあるので、フローリングや畳の上に敷いても問題はありません。
正しい使い方をすれば、マットレスは長持ちし、よりよい睡眠をとることができます。睡眠は人生の3分の1を占めると言われていますので、しっかりとケアすることで人生の質が向上するでしょう。
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。