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センスのいい寄せ植えの作り方をご紹介!花の組み合わせの基本とは?

同じ鉢植えやプランター、地植えなら株元を寄せて複数の植物をまとめる『寄せ植え』は庭がなくガーデニングができない、狭い場所でも色々な植物を楽しむのにおすすめの園芸手法のひとつです。しかしおしゃれに魅せるためには使用する植物をセンス良く選ばなければいけません。そこでセンスのいい寄せ植えにおすすめの組み合わせや作り方などを紹介します。

センスのいい寄せ植えとは

寄せ植えは基本的に視覚を楽しむための手法ですが、置くスペースに合わせたサイズで作ることもできます。しかし見た目を楽しむのであれば植物のバランスや色合い以外に気をつけるポイントがあります。センスのいい寄せ梅のために必要な道具や材料、ベストな鉢などをチェックしてみましょう。

必要な道具

寄せ植えを作るには植木鉢や植物はもちろん、それ以外に揃えておく良い道具があります。特に初心者は最低限必要なものを準備すればOKです。

土入れ

植木鉢に土を入れるための道具で、サイズや素材など色々あるので好みのものを選ぶと良いでしょう。小さな鉢植えならスリムタイプを、プランターなど大きめの寄せ植えをするなら大きいものを使うと便利です。

ホームセンターなどで購入できますが、安価なもので良ければ100均にあるので揃えておきましょう。地植えであればスコップを使いますが、土入れがあれば細かい場所まで丁寧に土を入れることが出来ます。

園芸用ハサミ

寄せ植えする際には植物の高さを揃えたり、バランス調整のために茎をカットすることもあるので、園芸用ハサミが必要になります。切れ味の良いハサミを使うことで植物の負担が軽減できるため、必ず園芸用ハサミを使ってください。

フラワーアレンジメントなどにも使えるクラフトバサミや太めの茎もカットできる剪定バサミなどがあり、持ちやすく使いやすいタイプを選びましょう。

ジョウロ

寄せ植え後の水やりに使いますが、注ぎ口がストレートタイプは花を傷つけてしまう恐れがあるので、注ぎ口がシャワー状になって取り外しできるタイプがおすすめです。

広い範囲に水やりするときにはシャワー状で、根本にたっぷりと水をあげるときは注ぎ口を取り外してストレートタイプを利用してください。

グローブ

ガーデニングなどの土いじりをする場合にはガーデングローブを着用しましょう。素手で土いじりすると爪の間に土が入り込んだり、手が荒れてしまうこともあります。

また、棘のある植物を扱うときもグローブがあれば安心で、特に棘のある植物には革製がおすすめです。通常の軍手でも良いですが、細かい作業がしやすいように手にフィットするタイプが良いでしょう。

ほうき・ちりとり

庭で寄せ植えをするなら不要ですが、ベランダやテラスなどで作業する場合は作業後の掃除に小さなほうきとちりとりがあれば便利です。ない場合にはあらかじめ片付けやすいように、レジャーシートや新聞紙などを敷いて作業するようにすれば便利です。

必要な材料

必要な道具を揃えたら、今度はセンスのいい寄せ植えに必要な材料を準備しましょう。植物を植えるためには土や肥料が必要になりますが、鉢植えと地植えによって揃える材料の種類は若干異なります。こちらでは省スペースでも楽しめる鉢植えの寄せ植えを基本に準備する材料を紹介します。

植木鉢に入れる土は使用する植物に適した種類を選びましょう。観葉植物ばかりを集めるのであれば『観葉植物用の土』を、サボテンなどであれば『多肉植物の土』を使います。それ以外に『寄せ植え用の土』もあり、特に初心者の方は植えるものの種類によってブレンドされた土を選ぶようにしてください。

鉢植えは地植えとは異なり、使う土から栄養分を吸収するため少しでも良いものを選ぶのがおすすめです。また、土の酸性・アルカリ性にも注目、日本の野草などは弱酸性を好む場合が多く、海外からのハーブや植物はアルカリ性を好む場合があります。

肥料

センスのいい寄せ植えをしても、必要な栄養分がなければすぐに枯れてしまいます。そのため成長過程に合わせた肥料を使いましょう。

おすすめなのがゆっくりと効果が出る緩効性肥料が良く、肥料の説明書きをしっかり把握して、必要なときに必要な分量だけ追肥してください。

鉢底石

鉢植えで行う寄せ植えは水はけを良くする必要があるので、植木鉢の底に置く鉢底石も準備しましょう。植木鉢やプランターに鉢底石がなければ通気性・排水性が損なわれ、根腐れを起こす場合もあります。大きいサイズの寄せ植えをするのであれば軽量タイプを選ぶことで移動させやすくなります。

鉢底ネット

鉢底石と植木鉢・プランター底の穴サイズによっては鉢底ネットを使ってください。鉢底ネットがあれば水やりで土が流れ出てしまうのを防ぎ、同時に底からの虫の侵入を防いでくれます。また、寄せ植えを屋外に置くのであれば害虫対策として防虫効果のある鉢底ネットがおすすめです。

鉢の素材・デザイン

見た目を楽しむ寄せ植えは使用する鉢の素材やデザインにもこだわると、センスのいい寄せ植えになります。特に人気なのが採薬の陶器の鉢で、植物に合わせたカラーを選択すればインテリアセンスも良く、おしゃれになるでしょう。

陶器は通気性・排水性に優れているので初心者にもおすすめです。鉢の素材は他にもナチュラルな質感で味わいのある素焼きや軽量で安価なプラスチック、デザイン性に優れたグラスファイバー製などもあります。デザイン性を重視するならグラスファイバー製以外にアイアンやワイヤーブリキなどもおしゃれで良いでしょう。

センスのいい寄せ植えの花

寄せ植えは好みの植物を複数選ぶことが多いですが、特にセンス良くする場合には花の種類・組み合わせにも注目です。植物は季節を楽しめるものでもあるため、それぞれの季節に合った花を選んで植え替えする方も少なくありません。

花の組み合わせ方の基本

花の組み合わせは適当にしてしまうと育てにくいといった不具合や見た目が悪くなってしまうので注意してください。そこで花の組み合わせ方の基本を把握して、センスのいい寄せ植えを目指しましょう。

置き場に適した組み合わせ

寄せ植えは日陰や日当たりの良い場所など、置き場所に適した花を組み合わせるようにします。庭やベランダ、テラスなどであれば日中は比較的日光が当たりやすい場所が多いので、直射日光でも耐えられる植物をメインに取り入れてください。

逆に玄関先などに置きたいと考えているなら日陰でも育ちやすいものがおすすめです。直射日光に強いものと日陰を好む植物を組み合わせてしまうと、置き場所によって一方がうまく育たなくなるので注意してください。

栽培条件を揃える

先程の置き場所に適した組み合わせ同様に、栽培条件が似ているタイプの植物を組み合わせることも重要です。

直射日光や日陰、耐陰性の他に寒さ暑さに強い耐寒性・耐暑性、アルカリ性や弱酸性など土の酸度湿度や乾燥水やりの頻度など、様々な栽培条件を考慮してできるだけ同じ植物を選んで寄せ植えするほうが長く、きれいに花が咲きます。

例えば水やりの頻度が2~3日に1度で良い乾燥を好む植物と、毎朝水が必要な湿潤を好む植物を組み合わせて一つの鉢にまとめてしまうと、水が多すぎる・少なすぎるという結果、どちらかが枯れてしまうことになります。

開花時期が同じ花を選ぶ

寄せ植えをする人の多くはきれいな花を複数楽しめるように、花のある植物を選んで組み合わせます。複数の花を同時に楽しむのであれば、開花時期を揃えるようにしましょう。

開花時期が異なると、咲き誇る花と枯れてしまった花が混ざり、見栄えも悪くなります。枯れた花をその都度植え替える、という方法もありますが、せっかくの寄せ植えなので開花時期や開花期間が同じものを選んで様々な花を楽しむようにしてください。花の選び方に迷ったときは長く咲く一年草ばかりを集めると良いでしょう。

おすすめの四季の花

置き場所や栽培条件、開花時期などが同じ植物を組み合わせることも重要ですが、センスのいい寄せ植えにするにはメインの花とサブ、それぞれ適した花を選びます。

何度も寄せ植えを行っている人であれば、ある程度の知識があり、どの花を選んで組み合わせるか自然に把握できますが、初心者が寄せ植えを始めるときにおすすめの季節の花を紹介します。花選びに迷ったら下記表を参考に、好みの花を組み合わせてみましょう。

季節 メイン サブ
デイジー・チューリップ ネメシア・ワスレナグサ
ゼラニウム・ペチュニア・マリーゴールド カスミソウ・ダイアモンドフロスト・ロベリア
ガーデンシクラメン・コスモス・ポットマム ガウラ・センニチコボウ
ジュリアン・ハボタン・パンジー・プリムラ 小輪ビオラ・スイートアリッサム

寄せ植えのやり方

必要な道具や材料を揃えたら実際に寄せ植えを作ってみましょう。まずは基本的なやり方を把握してセンスのいい寄せ植えに挑戦してください。

準備

準備した鉢の底に土が流れ出てしまうのを防ぐために鉢底ネットを敷いて、その上に鉢底石を入れます。鉢底石は鉢の大きさにもよりますが、だいたい2cmほどの高さまで入れてください。

あまりたくさんの鉢底石を入れると水はけが悪くなるので注意しましょう。次に土を入れます。寄せ植え用や観葉植物用、多肉植物用など、用途に合わせてブレンドされた土を使うと手軽です。土は鉢の1/3ほどの高さまで入れてください。

花の配置を決める

いきなり鉢に花を植えてしまうとやり直しが難しくなるので、あらかじめ配置を決めておきます。使用する花をポットに入った状態で並べてみましょう。センス良く植えるためには鑑賞する方向を意識し、正面が決まっていれば手前から徐々に高くなるように配置します。

メインとなる花を中心に、周囲には間を埋めるようにサブを置くとセンス良くなります。つるや茎が垂れ下がる植物は外側に配置してバランスをとってください。

花の植え付け

花の配置が決まったら植え付けしていきましょう。ポットから取り出した花を鉢に仮置きしてもう一度配置を確認し、変更したい箇所があれば変えてください。

すべての花の配置が決定すれば土入れを使って根本に土を少しづつ入れます。土入れが完了すれば土の色が変わるぐらいたっぷり水をやりましょう。あとは定期的に必要な時期に追肥すればOKです。

センスのいい寄せ植えの作り方のポイント

センスのいい寄せ植えは、少しのコツで誰でもおしゃれな寄せ植えができます。センスのいい寄せ植えの作り方のポイントをチェックしてみましょう。

ポイント①まずテーマを決める

センスのいい寄せ植えを作るには、まずテーマを決めることで花選びもしやすくなります。テーマは色々ありますが、季節やその時期のイベント、雰囲気などを選択すると良いでしょう。

イベントはイースターやハロウィン、クリスマス、お正月など、季節に合ったテーマがあり、雰囲気をテーマにする場合にはカントリー調や和風・洋風、エレガントやモダン、都会風、爽やか、可憐などあります。

特に初心者であればイベントをメインテーマにすれば、クリスマスなら赤と緑、ハロウィンならオレンジや紫、お正月は赤と白などイメージしやすいのでおすすめです。

ポイント②形の違う草花を組み合わせる

センスのいい寄せ植えにするには形の異なる草花を組み合わせるのもポイントです。丸い形の花ばかりを集める寄せ植えも可愛いですが、形の違うものを合わせることで良いアクセントとなり、センスが良くなります。

メインに大きな見栄えのする花を使うのであれば、隙間を埋めるサブは細長い、ライン状になるようなものを取り入れることでバランスも良くなります。

メインにパンジーやシクラメンなど鮮やかなカラーを使う場合、隙間用のサブにオレアリア・シルバーナイトなど緑の植物を、ラインを作るなら色味があり縦に伸びたカルーナ、ちょっとしたアクセントに赤い実が可愛いデコベリーを使えば見栄えが良く鮮やかでセンスのいい寄せ植えになります。

ポイント③寄せ植えを置く場所に合わせる

寄せ植えをどこに置くかによって、その場所に合った植物を選ぶこともポイントになります。玄関先や室内など、背面に壁がある場所なら正面から見たときに見栄えするようにしましょう。

鉢の後ろに高さのある植物を、中央にメイン、前につる性植物で鉢からこぼれるようにすれば躍動感のある雰囲気になります。庭やテラスなど全方向から鑑賞する場所には丸みを帯びたシルエットにするのもおすすめです。

中心にメインの花を置いて外側に向かって徐々に低くなるように植えると良いでしょう。小さな寄せ植えはそのまま置いてもあまり目立たないので、ファニチャーやレンガ、ブロックなどに置くことで存在感をアップさせます。

センスのいい寄せ植えのデザイン例

センスのいい寄せ植えにするための組み合わせや作り方のポイントを押さえつつ、実際に完成された寄せ植えのデザイン例を参考にするのも良いでしょう。寄せ植え作りに迷ったら、まずはおしゃれな実例を参考に初めてみるのもおすすめです。

センスのいい寄せ植え例①季節の花の寄せ植え

様々な植物をおしゃれに魅せるには、季節の花を集めればセンスのいい寄せ植えになります。特に多くの花が楽しみやすい春はチューリップやスイセン、パンジーやゼラニウム、プリムラ・ジュリアンなど、鮮やかな色合の花をメインに、周囲にはビオラやロベリア、スイートアリッサムを使い、アイビーやツルニチニチソウなどのつる性植物の緑を差し色にすると華やかな印象になります。

センスのいい寄せ植え例②おしゃれなブリキ鉢の寄せ植え

センスのいい寄せ植えは植物の選び方や配置だけでなく、鉢にもこだわるようにします。ブリキ鉢はアンティーク感がありデザインやサイズも豊富、経年劣化によるサビなども味わい深いものになります。

サビのあるブリキ鉢にはホワイトやちょっとくすみのあるアンティークカラーがおすすめです。多肉植物に使うイメージがありますが、可愛い花を飾ってもおしゃれです。

センスのいい寄せ植え例③花壇での目を引く寄せ植え

寄せ植えは庭やテラス、玄関先などにそのまま置くことも多いですが、花壇がある場所ではせっかくの寄せ植えも他の花に埋もれてしまうので、ファニチャーやレンガ・ブロックなどに置いて目立たせる人も少なくありません。

もっと目を引く置き方をするのであれば、フラワースタンドやハンギングスタンドなど高さのある鉢で目線を上にするのもおすすめです。高さがあるので鉢から垂れ下がるつる性植物も相性が良く、見栄えします。

センスのいい寄せ植えに挑戦してみよう

色々な種類の植物が一度に楽しめる寄せ植えは、ちょっとしたコツでおしゃれでセンスのいいものが出来上がります。初心者にも優しく、慣れてくれば鉢や置き場所にこだわるなど、様々な楽しみ方があります。ちょっと寂しい庭や玄関先に置けるセンスのいい寄せ植えに挑戦してみましょう。

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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。