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一人暮らしの生活費はいくらかかる?固定費などお金について詳しく解説!

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いざ一人暮らしをしようと思っても、具体的に月々どの程度のお金が必要になるのか解らない方は多いのではないでしょうか。一人暮らしは、実家に暮らしていた頃では想像がつかない所でお金がかかってきたりします。

そこで今回は、一人暮らしにかかるお金の内訳のご紹介や生活費を抑えるコツを解りやすく解説していきます。

まず一人暮らしにかかるお金を把握しよう

はじめに、一人暮らしではどのような事にお金がかかってくるのかをしっかりと把握しておきましょう。把握しておくことにより、住んでからの「こんなはずでは無かった」を回避できます。それでは解説していきます。

一人暮らしに必要なお金は大きく分けて下記の2種類です。それぞれ見ていきましょう。

  1. 初期費用や引っ越しにかかる費用
  2. 毎月かかってくる費用

まず、初期費用や引っ越しにかかってくる費用についてです。初期費用は物件の賃料の約5か月分のお金が必要と言われており、5万円の物件を借りようとした場合には25万程度の初期費用が必要です。これに加えて、実家から沢山の家具を新居に運ぼうと思っている場合には引っ越し代金も頭に入れておかなければなりません。

引っ越し費用は時期により大きく増減し、新生活をスタートする方の多い4月前後の時期は引っ越し費用が高騰する傾向にありますので、依頼する前に引っ越ししたい時期の引っ越し代金はどのくらいなのかをチェックしておきましょう。

次に毎月かかってくる費用についてです。一人暮らしは物件にかかる初期費用や引っ越し代金を支払えば終わりではありません。家賃や食費、水道光熱費、日用品費など様々な項目にお金がかかってきます。これらの費用の比率が収入と比べて適切ではないと、生活自体がとても苦しいものになり折角の1人暮らしも破綻してしまう可能性まで考えられるでしょう。

そこで、次の項からは一人暮らしに必要な固定費・生活費を詳しく見ていきたいと思います。

一人暮らしに必要な固定費の内訳

上の項でざっくりとした、一人暮らしに必要な費用についてをご紹介しましたが、もう少し掘り下げて見ていきましょう。まずは固定費からです。

固定費①家賃

1点目に挙げられる固定費は、家賃です。一人暮らしをするとなると当然ですが家が必要になります。家賃は住みたい駅や築年数により異なり、一般的には都心に行けば行くほど家賃が高くなり、古い物件であればあるほど家賃が安くなる傾向にあります

賃貸物件を借りる際の目安として、手取りの三分の一程度に家賃を留めておけば生活が苦しくなりにくいと言われています。つまり、月の手取りが18万円の方は、6万円以下の物件に住むと良いと言うわけですね。

固定費②通信費

2点目の固定費は通信費です。通信費というとピンとこないかもしれませんが、スマホ代やパソコンを繋ぐためのネット代、電話代などがこれに該当します。昨今ではスマホの普及から、単身世帯では固定電話を持たない世帯が大半になりました。一人暮らしをするからと言って全てを揃えるのではなく、自分にはどの通信が必要なのか本当に固定電話は必要なのかなどをしっかりと考えていきましょう。

固定費③水道光熱費

3点目の固定費は水道光熱費です。一人暮らしの場合ガス水道電気代の3種類の光熱費がかかります。一人暮らしの全体的な光熱費の平均額は3つ併せて1月10,000円程度を言われており、夏や冬などエアコンや暖房を使用する時期にはガス代や電気代がこれより高騰する傾向にあります。内訳は水道が3,000円程度(水道の支払いは2か月に1回)、ガス代が5,000円程度、電気代が4,000円程度です。

一人暮らしに必要な生活費の内訳

次に生活費についてみていきましょう。生活費は固定費とは違い、毎月必ずかかってくる費用ではありませんし節約も可能な項目です。

生活費①食費

1点目にかかる固定費は食費です。食費は自炊するか外食するかにより大きく費用がかわってくる固定費と言えるでしょう。一食500円で計算しても1日3食1,500円×30日で45,000円もの金額になります。

家賃の次に大きな割合を占める項目とも言えますので、ここをどう節約するかが大きな鍵になってくるのではないでしょうか。

生活費②保険・貯蓄

次にかかる固定費は保険や貯蓄です。効率よく貯蓄をしていくためには、余ったから貯金をしようではなく、予め貯金する金額を決めておく先取り貯金がおすすめです。

保険料は会社から天引きされて支払っている場合が大半かと思いますが、必要に応じて加入しておきましょう。中には現在加入している保険のオプションで格安で受けられる保証もありますよ。興味がある場合には一度調べておいて損はありません。

生活費③交際費・趣味

3点目にかかるお金として挙げられるお金は、交際費や趣味のお金です。会社の同期との飲み会や趣味のサークル・音楽活動・バイク・車など、なにかとお金がかかってくるのが、交際費や趣味のお金と言われています。

趣味が多い方の中にはこの、交際費や趣味のお金にお給料の大半を注ぎ込む方も少なくはありませんので、自分は月にどのくらいのお金を使っているのかを把握しておきましょう。

生活費④日用品

次にあげられるのが日用品です。食費とは異なり、シャンプーや洗剤、食器など生活に必要な用品のことを日用品といいます。

特にブランドに拘らなければ、ディスカウントストアや薬局などで格安で手に入るでしょう。女性はこの項目に化粧品代や整髪料代なども含まれていますので、その辺りも加味して予算を立てると良いですよ。

生活費⑤医療費

最後にあげられる生活費は医療費です。医療費は毎月かかってくるお金ではありませんが、万が一ケガや病気になってしまった際に長期的にかかってしまう可能性があります。

若くて健康だからと髙を括らずに、貯金とは別に万が一のための医療費を備えておきましょう。

一人暮らしの固定費・生活費は月々平均いくらかかる?

ここまで、一人暮らしに必要な固定費・生活費は何があるのかについて見ていきました。想像以上にお金がかかると驚いている方も多いのではないでしょうか。

それでは、続いて総務省が発表している一人暮らし世帯を対象とした一か月の生活費の平均額をご紹介していきます。

項目 1ヵ月の平均
家賃 21,503円
食費 43,536円
水道光熱費 5,731円
通信費 23,536円
家具・家事用品 3,208円
洋服代 12,020円
保険・医療 5,592円
交際費 11,156円
社会保険料 44,592円

上記の表にある1ヵ月にかかるそれぞれの項目を合算すると、約17万円のお金が最低でも一人暮らしには必要であるという事が解ります。更に、万が一の大きなけが等に備えて、貯蓄もあるに越した事はないので実際には17万以上かかると思っておいた方が無難と言えるでしょう。

一人暮らしの固定費・生活費を抑えるコツ

最後に、一人暮らしの固定費や生活費をどのように抑えればいいのか、それぞれコツをご紹介して終わりたいと思います。是非参考にしてお得で賢いやりくり上手になって下さい。

コツ①家賃

まずは家賃を抑えるコツから見ていきましょう。家賃は固定費の大半を占めると言っても過言ではないので、ここを抑えることが非常に重要となってきます。

先ほど上の項で家賃の目安は収入の3分の1と申し上げましたが、ギリギリ3分の1の物件だと生活が非常に苦しいです。できれば4分の1かそれ以下に抑えましょう。

物件は、駅に近く築年数が新しく広ければ高くなる傾向にあります。また都心に近く利便性の良い駅も家賃が高額になりますので、あなたにとっての物件に対する優先順位を設けましょう。

例えば広い家なら郊外に出る、駅近がいいから新しさは諦めるなど妥協点を見つけることが大切です。

下記に都内のワンルーム・1K・1DK賃貸の平均賃料をまとめてみましたので、是非参考にしてみてください。

市区町村 平均家賃
千代田区 12万円
中央区 11.44万円
港区 12.74万円
新宿区 10.06万円
文京区 9.81万円
台東区 10.23万円
墨田区 9.35万円
江東区 9.84万円
品川区 9.7万円
目黒区 10.64万円
大田区 8.33万円
世田谷区 8.65万円
渋谷区 12.11万円
中野区 8.31万円
杉並区 7.91万円
豊島区 8.98万円
北区 80.8万円
荒川区 7.94万円
板橋区 7.67万円
練馬区 7.19万円
足立区 7.06万円
葛飾区 6.73万円
江戸川区 6.82万円

 コツ②通信費

次に通信費を抑えるコツです。スマホが普及された昨今では、必ずと言っていいほど一人暮らし世帯の大半がスマホを所持しているでしょう。

また、スマホの他に趣味などでパソコンを持ちたいと思う方も多いはずです。このような場合には、もともとマンション自体に無料のネットがついている住居に入居したり、ポケットWi-Fiでスマホとパソコンを動かす、また格安SIMに加入してスマホ代を浮かすという方法が効果的です。

ネット付きマンションを検討している場合には、そこまで数はおおくないので前もって不動産屋さんにそのような物件を探しているという旨を伝えておけばスムーズです。しかし、中には家賃を相場より高くしてネット代を含んだ金額で賃貸に出している物件も存在しますので、気を付けましょう。

コツ③水道光熱費

続いてご紹介するのが、水道光熱費を抑えるコツです。水道光熱費は住む方の生活スタイルにより大きく変わってきます。例を挙げると日中に自宅にいることが多いのか、自炊することが多いか、お風呂は毎日貯めるかどうかなどです。

当然ですが、これらの頻度が高ければ高いほど水道光熱費は高くなります。水道光熱費を抑える一番のポイントは、水道・ガス・電気の料金プランを自分の生活スタイルにあったプランに変更することです。

特に電気については、2016年に電力自由化になってから様々な企業の中から自分に適した会社を選べるようになりました。

中には電気代でポイントが貯まり、旅行代金として使える電力会社もありますので、乗り換えを検討してみましょう。

コツ④食費

続いてご紹介するのが、食費を節約するためのコツです。食費は自炊派と外食派で1ヵ月に使用する金額が大きく変わってくるでしょう。自炊する場合には自分の好きな物を安価で食べられるというメリットがありますが、買い出しに時間を要したり節約レシピを作るにはそれなりの技術が必要になります。一方で外食には買い出しや技術は必要がありませんが、毎食ごとの食費が高くつきやすいというデメリットがあり、外食で食費を押さえるのは中々至難の業でしょう。

しかし、実家暮らしで料理をしたことがないからどうしても外食が良いという方は、まかない付きのバイトをして食費を浮かしたり、激安弁当店が近くにある物件を探す等の工夫をし、一人暮らしに慣れてきた段階で料理を覚えても遅くはないでしょう。

最初は土日だけ、一日1食だけからスタートして徐々に料理に慣れていきましょう。料理未経験で一人暮らしを始め、数年で自炊のプロになっている方も中にはいます。作り置きを巧みに使い回して1ヶ月15,000円の食費で生活してある方もいます。興味がある方は、作り置きについて詳しく紹介しているブログや本などがありますので、是非そちらを参考にしてみましょう。

コツ⑤交際費

最後に挙げられるコツは交際費をできるだけ抑えるためのコツです。交際費は友人や恋人とのデート代や遊び代が含まれるため、大きく削減すると生活に潤いがなくなってしまう可能性があります。

しかし、外食の回数を減らしたり飲み会を家飲みやzoom飲みにする、デートは数回に一回はお家デートにするなどの工夫により削減できるものは多いのではないかと思います。先ほども申し上げましたが、無理に削りすぎて生活が貧しくなるのは避けたいので、可能な限り見直してみましょう。

また、遊園地のチケットやプールのチケットなどは金券ショップで購入することにより通常の3割引き程度の価格で購入したり、遊園地自体のサービスデーをチェックしてお得な日に訪れる等の工夫もできます。このように楽しさを削る必要なく費用だけ上手く削減できるようチャレンジしてみてください。

費用を把握し無駄なく楽しい一人暮らしライフを!

今回は一人暮らしにかかる費用や、節約のコツについてまとめていきました。地域により差はありますが一人暮らしには、最低でも17万円程度の費用が必要ということがわかりましたね。17万円という費用は決して安い金額ではありませんが、生活の知恵や節約のコツを覚えることにより、最低限の費用でも充実した一人暮らしを送ることができます!是非当記事を参考に素敵な一人暮らしをスタートしましょう。

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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。