クレジットカードで手数料がかかることがある?手数料の仕組みを徹底解説!
クレジットカードを利用する際に、手数料について疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。せっかくクレジットカードを利用するのであれば、手数料を気にせず自由に買い物を楽しみたいものです。当記事では、クレジットカード手数料の種類や、手数料が発生する条件についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
クレジットカードの利用には手数料がかかる?
お店やネットショップでの支払いにクレジットカードを利用している方は多いことでしょう。とはいえ、カード利用時の手数料については何となくしか理解していないという方もおられます。
クレジットカードを使えば小銭がいらないので便利だといっても、手数料を取られるくらいなら利用したくないというのが本音ではないでしょうか。場合によっては、レストランでクレジットカードを使うと手数料がかかった、というケースを聞いたことがあるかもしれません。
思わぬ手数料を引かれて後で後悔しないためにも、カードの手数料にどのような仕組みがあるのか理解しておくことは大切です。
クレジットカードの手数料の種類は?
クレジットカードの手数料には、消費者側が支払うもの加盟店側が支払うものの2種類があります。順番にみていきましょう。
種類①利用者負担の手数料
1つ目は、消費者が支払う手数料です。とはいっても、基本的には、一括払い、2回払い、ボーナス1回払いの場合は手数料はかかりません。支払い方法や返済期間によっては、手数料を請求される場合があるということです。
例として、格安航空会社(LCC)の航空券の支払いがあります。キャリアフラッグのような航空券の支払いとは異なり、LCCでは航空券を購入する際にカードの種類によって手数料が取られることがあります。
最近ではかなり格安の値段で航空券が販売されていることもあるので、安いと思って飛びついたらきっちり手数料が上乗せされていて高く感じてしまう、ということが起きます。
また、お店によっては、クレジットカードでの支払いと現金での支払いで料金が異なる場合があります。これは、ガソリンスタンドでよく見られるケースです。
また、年会費制のクレジットカードの場合、利用者に年会費の支払いが求められますが、この年会費は消費者側が支払う手数料と見なせるでしょう。
種類②加盟店負担の手数料
2つ目は、お店側が支払う手数料です。クレジットカード決済を導入するEC事業者は、クレジットカード会社との間で加盟店契約を結ぶことでECサイト上でのカード決済が利用できるようになります。
とはいえ、このシステムを利用する際に、カード決済で販売した商品の価格の数%を「決済手数料」としてクレジットカード会社に支払う必要があります。
決済手数料の料率は、EC事業者の業態によって異なります。家電製品や衣料品、日用品などの場合は3.0%程度ですが、デジタルコンテンツと呼ばれるゲームや音楽、映像などのサービスの場合は、一般的に3.0%よりも高い率となります。
なお、手数料率は取引量や業種によって異なります。一般的には、EC事業者の取引量が多いほど、加盟店契約の手数料率は低くなります。
利用者のクレジットカード手数料の種類
また、クレジットカードの利用状況によっては、個々の利用者が支払う手数料が発生することがあります。以下にそれぞれのケースについて、詳しく見ていきましょう。
種類①分割払い手数料
分割払いとは、クレジットカードで購入した商品の代金を2回以上の分割払いにして支払う方法です。手数料率は、カード会社によって異なります。なお、手数料は日割りで計算されます。支払日までの日数により、手数料が若干増減する場合がありますのでご了承ください。また、手数料はお支払い残高に対する一定の割合となります。そのため、残高が少ないほど、手数料の支払い額は少なくなります。
種類②リボ払い手数料
リボルビング払いとは、一定の金額を毎月少しずつ返済していく支払い方法です。例えば、10万円分の商品を購入した場合、リボ払いを選択すれば、毎月約5,000円の支払いで済みます。リボ払いの注意点としては、通常、高額な手数料がかかることです。リボ払いは、クレジットカードの支払い方法の中で最も手数料が高いことが多いですので、使い方には慎重さが求められます。
種類③キャッシング手数料
クレジットカードの最大の特徴は、現金を持っていなくても買い物ができることですが、キャッシング機能付きのカードでは、現金を引き出すことができます。カードが使えないお店での支払いなど、急に現金が必要になったときに便利ですが、キャッシングには手数料もかかります。平均金利は、消費者金融と同様に年率18%前後がほとんどです。
種類④引き落とし遅延による手数料
カードの返済が遅れると、遅延損害金が発生します。遅延損害金の金利は、ほとんどのカード会社で年率約20%に設定されており、さらに支払いが遅れた日数分の手数料が加算されます。返済に遅れないようにし、遅れた場合はできるだけ早く返済するようにしましょう。
種類⑤クレジットカード所有する手数料
年会費は、クレジットカードを所有することで発生する料金です。年会費の金額は、クレジットカードの種類や付帯するサービスによって異なります。
年会費無料のクレジットカードもあれば、数万円以上の年会費がかかるクレジットカードもありますので、クレジットカードを所有する前に年会費の金額を把握しておくことが大切です。
クレジットカードの種類によっては、一定期間の利用で年会費が無料になる場合もありますし、各クレジットカード発行会社は様々なサービスでお客様の利便性向上に努めています。
加盟店に手数料を取られることも?
では、ユーザーが加盟店からクレジットカードの利用料を請求されるケースはあるのでしょうか?また、請求された場合はどうすればよいのでしょうか?ここでは規約違反となるケースの対処法を解説します。
手数料を上乗せするのは違法
実は、加盟店がお客さんに手数料を求めるのは違法です。つまり、請求書に手数料が上乗せされている場合は、規約違反となります。しかし、中には利用時に追加の手数料が求められたという方もおられるのではないでしょうか。
そのようなお店を見かけることは珍しくないため、「そういうものなのか」と思いがちですが、実際のところそのような行為は違法行為です。ユーザー側もこの点をしっかりと意識しておくことが大切です。
手数料を請求時の対処法
では、もしも手数料を請求されたら、どのように対処すれば良いのでしょうか。その場合は、手数料の支払いを拒否するようにしましょう。
もし、クレジットカードの使用で手数料を請求された場合は、クレジットカード会社に連絡する旨を伝えてください。そうすれば、お店側もそれ以上請求を続けることはないはずです。
普段からクレジットカードでの支払いに慣れていると、明細を確認せずにそのまま支払ってしまうことがありますので、不必要な手数料を払わされないためにも、明細はきちんとチェックするようにしましょう。
高還元率のおすすめクレジットカード
クレジットカードを利用する際に、手数料以上に注目してほしいのが「還元率」です。例えば、100円の利用で1ポイントが貯まるクレジットカードの場合、1ポイントの価値が1円であれば還元率は1%ですが、0.5円の価値であれば還元率は0.5%となります。
つまり、クレジットカードを選ぶ際には、「使った金額に対して何ポイント貯まるか」ではなく、「使った金額に対して何円分のポイントが返ってくるか」(=還元率)で選ぶことをおすすめします。
一般的なクレジットカードの還元率は0.5%程度なので、より多くの還元を受けたい場合は、「高還元率クレジットカード」と呼ばれる還元率1%以上のカードを選ぶとよいでしょう。
高還元率のクレジットカード①JCB CARD W
「JCB CARD W」は、39歳までの人が申し込めるクレジットカードで、39歳までに取得すれば、その後継続して持っていても年会費は無料です。家族カードも年会費無料で発行できますので、年会費無料で家族用のクレジットカードを持ちたい方におすすめです。また、このカードはJCBが発行するプロパーカードで、ポイントや旅行傷害保険などのサービスも充実しています。
高還元率のクレジットカード②三井住友カードNL
三井住友カードは、高校生を除く18歳以上の方であれば誰でも発行できるクレジットカードです。三井住友カードの特徴は、貯まったポイントを電子マネーや他社のポイントに交換するなど、多くのお店で活用できることです。また、インターネットで申し込めば、初年度の年会費が無料+最短翌営業日にカード発行が可能です。
クレジットカードの手数料の仕組みを理解しよう!
世界的にキャッシュレス化が進んでいるとはいえ、日本ではまだまだ現金主義が根強く、消費者も加盟店もクレジットカードに対する理解が浅いと言われています。今後、世界標準となるクレジットカードの仕組みや手数料について理解を深め、自由で楽しい買い物の幅を広げていきましょう。
その他の関連記事はこちらから
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。