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クレジットカードの引き落としの仕組みを解説!引き落としができないとどうなる?

手元に現金がなくても買い物ができるのが、クレジットカードのメリットのひとつです。しかし、引き落としのタイミングやカード支払いの仕組みを知らないままカードを利用すると、残高不足等で支払いが遅れてしまい、最悪の場合、カードを失ってしまうこともあります。今回は、安心してクレジットカードをご利用いただくために、カードの支払いがどのようなタイミングで引き落とされるのか、その仕組みをご説明します。

クレジットカードの引き落としはいつ?

クレジットカードは、さまざまな商品やサービスの支払いに利用できます。まずは、基本的なカードの支払い料金の仕組みについて確認しておきましょう。

クレジットカード払いの仕組みとは?

お店(加盟店)で商品やサービスを購入するためにカードを利用した場合、その時点ですぐに振り替えがされるわけではありません。カード会社が利用者に代わって、代金を先に立て替えて支払っているのです。そして、毎月会社が定めたタイミングで利用期間に応じた前払い額を計算し、利用者に請求します。カードの支払いに関しての基本情報ですので、まずは、この点を押さえておきましょう。

締め日と引き落とし日の違い

「締め日」とは、カードの利用額をカウントする日です。その日より前の1か月間にカードを使って行ったショッピングやヘアサロン代などすべての利用額が計算されて、カード会社への支払額が確定されます。

それに対して、「支払日」とは、文字通りカードを使って利用した分の金額を支払う日のことです。締め日までに利用された金額の合計が、事前に登録している金融機関の口座から自動振替の形で支払われることになります。

主なクレジットカードの締め日と引き落とし日

締め日や支払い日は、カード会社やカードのブランド・種類によって異なります。たとえば、三井住友カードは、毎月15日締め、翌月10日払い、もしくは毎月末締め、翌月26日払いとなっています。

JCBカードは、毎月15日締め、翌月10日払い、セゾンカードはショッピングの場合、毎月10日締め、翌月4日払い、キャッシングの場合は毎月末締め、翌々4日払いとなっています。

このように、取り引きするカード会社・金融機関により支払期日が異なりますので、公式サイト等で正しい情報を確認するようにしましょう。

クレジットカードの引き落とし日を先延ばしする方法

ここまでは、支払期日の仕組みについて説明しました。金融機関が定めたタイミングで振替してもらえるように意識し、ルールを守って使用することが大切です。とはいえ、何らかの事情で残高不足という状況になる可能性もあり得ます。できる限り不測の事態を避けるためにも、ここで挙げる二つの方法をぜひ覚えておいてください。いざという時に役立つはずです。

方法①締め日を意識して買い物する

例を挙げて考えてみましょう。たとえば、毎月10日締め、翌月4日払いのカードを持っているとします。このカードで4月5日に商品を購入したとすると、この場合締め日は4月10日で、支払期日は5月4日となります。

しかし、もし5月4日に十分な額のお金を銀行に振り込みできないと分かっていればどうでしょうか。その場合は、意識的に商品を購入する日を遅らせることで、請求期日を延期することができるのです。先ほどの例で言えば、4月11日以降に買い物をずらすということです。

この方法は、特に高額な買い物をする際に役立つことでしょう。とはいえ、締め日前後のギリギリのタイミングだとお店側の請求処理が間に合わないことがありますので、その点は注意が必要です。

方法②リボ払いや分割払いにする

また、利用金額が大きくて一度に支払えない場合は、一括払いではなく、分割払いやリボ払いを検討してみてはいかがでしょうか。お支払い方法の変更手続きは、カード会社のホームページでご確認いただけます。

とはいえ、注意点もあります。リボ払いを選択すれば、一時的に支払いの遅れを防ぐことができますが、このサービスを利用するために利息や手数料が発生します。そのため、安易な分割払い・リボ払いの利用には注意が必要です。

クレジットカードの引き落とし失敗でどうなる?

クレジットカードを利用する上で最も気をつけなければならないことは、支払い遅延を起こさないことです。中には、少しぐらい遅れても大丈夫だろう、とあまり気にしない方もおられることでしょう。

しかし、予定されている請求期日に残高不足で振り替えができなかったとなると、大切な信用を失ってしまいます。そして、失われた信用はすぐに取り戻すことはできません。ここでは、支払いが遅れることで生じうるリスクと、万が一支払いができなくなったときはどうすればよいのか、対処策をお伝えします。

遅延情報が登録されてしまう

もし遅延が生じるとどうなるのでしょうか。個人の信用情報は「クレジットヒストリー(クレヒス)」と呼ばれますが、ここに支払い遅延の情報が記録されることになります。そうなると、このネガティブな情報の履歴が数年間残り、新たにクレジットカードを発行してもらえないなどさまざまな弊害が起こりえます。そのため、カードを利用する際には支払いが遅れないように十分注意してください。

遅延損害金が必要になる

決められた期日よりも遅れて支払いをすると、カード会社に遅延損害金と呼ばれるお金を支払わなければなりません。遅延損害金とは、債務不履行の代償としてカード会社が要求する金額です。

遅延損害金の計算方法は、ショッピング利用の場合は年14.6%(消費者契約法)、キャッシング利用の場合は年18%(利息制限法)が上限です。損害金がどんどん膨らまないためにも、気づいた段階で早めにカード会社に連絡を入れるようにしましょう。

最悪の場合クレジットカードが停止する

カードの利用分が口座から自動的に振り替えされない場合、今後利用できないようにカードが止められてしまうことがあります。一般的には1回の遅延で利用が停止されることはまずありません。ただし、督促後の2回目の請求期限までに振り替えが完了しない場合は、ほとんどのケースで利用が停止されます。

なお、カード会社からの督促を無視したり、そのような行為を続けると、カードが強制的に解約されたり、利用限度額が制限されることもありますので、ご注意ください。このような行為は、次回新たに別の会社にカードを発行してもらう際にも妨げとなることがあります。

支払いできない場合の対処法

請求書の支払期日に支払いができそうにない場合は、できるだけ早く対処する必要があります。対処法のひとつとして、払えない金額部分を分割払いやリボ払いに変更するという方法があります。この変更に関しては、カード会社のホームページから行うことができるはずですので、ログインして確認しましょう。

それでも支払いが困難な場合は、会社のコールセンター等に直接連絡して事情を伝えてください。放置しておくと信頼を失いますし、最悪カードが使えなくなってしまいます。まずは誠意をもって対応するようにしましょう。

クレジットカードの引き落としにおすすめの口座

カードを申し込む際には、自動振替用の銀行口座を指定することになります。このとき、「どの口座を使えばいいのだろう」と悩むことがあります。お勧めの口座は、お給料やボーナスが支払われる口座です。

もし別の口座を利用すると、給料を受け取った後にお金をおろして、わざわざ振り込み直す手間がかかります。とはいえ、いつも利用する口座から自動振替する場合でも、口座にお金が残っていないと残高不足で支払いができなくなってしまうことがあります。

自動振替だからと安心せず、支払い日までに必ず十分な額のお金が口座に残っているかを確認し、残高不足で支払いが遅れることのないように準備しておきましょう。

クレジットカードの引き落としに気をつけよう

今はオンラインで便利に買い物ができることで、多額の現金を買い物に持ち歩くことなくスマートに決済を済ませることができます。

また、利用したカードの支払いも、普段使っている口座を登録しておけば、わざわざ振り込みをしなくても支払いが済んでしまいます。

しかし、仕組みを知らないままどんどん利用額が膨らんでしまうと、後で多額の請求をされたり、支払いが困難になって延滞など日常生活に支障をきたすことがあります。

カードを利用する際にはきちんと支払いの仕組みを理解し、支払い期限などの決められたルールを守るようにしましょう。

また、カードの不正使用をされた場合にも、多額の請求書が届くということがあります。当然、不正使用だと認められれば支払う必要はないのですが、ただし、その場合でも不正使用の疑いがあることをカード会社に連絡しなければいけません。

放置しておくと滞納扱いになってしまいますので、毎月の請求書や口座の残高には気をつけるようにしましょう。

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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。