買ってはいけない高級時計のブランドとは?!投資目的で買うおすすめのブランドは?
高級な腕時計と言えば、有名ブランドの人気のシリーズなどを思い浮かべる事でしょう。そのブランド自体も様々存在している中で、投資目的で考えた場合に買うべきではないブランドもあるとされています。なぜ買うべきではないのか、そして逆に投資を優先する場合にお勧めのブランドなどをご紹介します。
目次
高級時計を買うのはなぜ?
高級な時計といえば、一般的な人からすれば非常に敷居の高いものであるというイメージがあるでしょう。そういったイメージを持っている理由としては、著名人や有名人などの活躍している方達が身に着けているのをよく見かけるからでしょう。
態々高級な時計を見につける理由の1つとしては、ステータスとして示すという意味が挙げられます。時計は身に着けている人のステータスを表す1つの装飾品とも言え、これによって周囲の接し方が変わることもあります。
続いて、コミュニケーションのツールとして利用できるというものです。高級な腕時計に関して詳しく話が出来る人は、それだけ活躍しているからこそ造詣が深くなっている訳ですから、腕時計から会話を深める、といった事も出来ます。
そして、資産的価値というのも大きな理由の1つといえるでしょう。名前が国内のみならず全世界的に知られているブランドの時計は、資産的な価値も付帯し、中古のモデルが新品価格以上の値段で取引される事もあります。
買ってはいけない高級時計ブランドがある?
高級ブランドの腕時計を使用する理由というのはこれら以外にも幾つもありますが、様々な思惑や目的があるのは事実です。ならば、どんな名前のブランドでも高級なものであるなら何でも良いのでは、と考えるかもしれません。
ですが実は、高級ブランドとして位置付けられている時計の中でも、買ってはいけないブランドも存在しているとされます。それに最も関係しているのが、先に述べた購入理由の1つとして挙げた資産的価値です。
元々資産的価値があるために自己投資として購入する方も一定数居る中、その価値が無い、すなわち中古の価値が低くなってしまうようなブランドの時計は、資産の観点からすれば購入するのを控えるべきとなるのです。
買ってはいけない高級時計の特徴と理由
資産的観点から購入を避けるべき高級時計に共通しているのは、中古になった時の祖のモデルの価値がぐっと低下してしまったり、生産終了してから中古の値段が落ちついて、定価の値段とのギャップが大きく出ているものなどがあります。
高級な時計だからと言って、どんなモデルでも古くなれば価値が上がるといった保証はありません。そうなるのは一握りのモデルだけで、後はユーズとモデルとしてどんどん価値が下がっていってしまい、資産的価値があるとはとても言えない代物となります。
現在における中古の相場価値が低く、魅力が無いからというのも理由になります。多く製造されているモデルや製造期間が長くモデルチェンジが無いモデルというのも、中古の値段はあまり振るわないものが多いです。
新品と中古の価格差が大きく、中古の方が低い場合には今後もその価格が変化する可能性は低いと考えられています。中古の値段が落ち着いていて動かないモデルは高騰もしにくく、ヴィンテージとしての価値は出ないと考えるのが妥当になっています。
買ってはいけない高級時計ブランド
勿論、中古価格が低く資産的な価値を見出しにくいブランドのスペックやクオリティが低いという訳では決してありませんが、あくまでも資産的価値という一点を見た場合に購入するべきではないブランドは以下の通りとなります。
買ってはいけない高級時計ブランド①ブライトリング
まずは、ブライトリングです。スポーティーさと洗練されたスタイリングを兼ね備えている腕時計を展開しているブランドであり、アスリートや軍隊といった過酷な状況下で使用するのが想定される人たちからも評価を受けています。
特にパイロット向けのシリーズであるナビタイマーなどは有名であり、男性らしく玄人向けのスペックになっているモデルが多い印象があります。
耐久性や機能性は十二分と言える一方、4年や6年程度のインターバルでオーバーホール修理は必要ですし、並行輸入品の場合にはその修理費用が2倍、デザインの変更が激しい事などが購入を控えるべき理由となっています。
買ってはいけない高級時計ブランド②オメガ
続いては、オメガになります。品質は非常に優れており、かつ腕時計としてのデザインも高いものとなっているので年齢層を限定せず幅広い年代から支持を集めています。
シーマスターやスピードマスターといったように様々な人気シリーズが展開されており、憧れている腕時計のブランドとしてロレックスなどとも並んで名前が上がるほど、知名度の面においては国内だけではなく世界でも知られています。
高級ブランドの中でも割と手ごろな価格のモデルが多い傾向がある中、中古相場はあまり高騰するような面も見られず、再販価格なども低い値段になりがちなので、資産的価値は低くなっています。
買ってはいけない高級時計ブランド③フランク・ミュラー
フランクミュラーは、高級腕時計ブランドとしては割と最近興ったブランドになります。大抵トップブランドはそれ相応の長い歴史がある中、歴史が浅くとも高級ブランドと位置付けられている辺りは凄さがあります。
知名度としても高級とされているだけあって、独特な形状をしているモデルを展開しています。製品価格を見てみると、正規店で販売されているモデルと、全く同じモデルの並行輸入品には、最大で50%もの差があります。
当然並行品の方が値段は低く、こうした差別が大きいために中古価格も高騰するような事はほとんどありません。更に「フランク三浦」というそっくりのブランドの存在などもあって、購入する価値が意義が薄れている面もあるのです。
買ってはいけない高級時計ブランド④タグホイヤー
タグホイヤーも有名ブランドの1つとして位置付けられている事でしょう。シリーズのラインナップも非常に豊富になっており、こちらもオメガなどと同じく年齢層を問わず幅広い年代から支持を受けています。
ラインナップの豊富さから価格帯に関しても広くなっており、これもオメガ等と同様に比較的一般の方も手の届きやすい値段のモデルやシリーズがあります。こういった面もあって、一般人からの認知も高いと言えます。
ですが、この種類の豊富さが仇となって人気が分散してしまっている事、それぞれのモデルの生産本数が多いために1本ずつの価値がそこまで高くなく、リセール価格が低い事などが資産価値の低さにつながっています。
買ってはいけない高級時計ブランド⑤グッチ
グッチと言えば、ファッションブランドとしての知名度の方が高いかもしれません。確かに日本国内においてもグッチ=ファッションアイテムというイメージが強く根付いていますが、実は腕時計も展開しています。
ただ、流石に専門でずっと手掛け続けてきた他ブランドと比べると頭抜けた機能性や価値といった面があるかといわれれば、それは難しい部分があります。ファッションとして楽しむ程度で、資産価値までつながっていないのです。
反対に価値が下がらない高級時計の特徴
ファッションアイテムやブランドそのものが好きであれば、どんなブランドであろうとも好きに使えばいいだけの話ですが、価値の面で言えば上記のブランドは難しいところがあります。では逆に、資産価値が付帯するブランドにはどんな特徴があるのでしょうか?
価値が下がらない高級時計①時計の品質が非常に良い
まず挙げられるのは、時計としての品質が非常に高い事が挙げられます。いかにブランドが有名であるとはいっても、高級ブランドとして高い金額を払っているのはそれ相応に時計自体に機能や実用性があるからこそです。
例えば長く使い続ける事を想定し、困難な状況下でも使え長く相棒のような存在として使い続けられる耐久性、ミリ単位の正確な時間を測れたり、対磁性などといったような様々な性能が優れているのです。
こういった機能的、実用的な面に加えて、文字盤の美しさや薄さ、時計の装飾や使っている素材などに対するこだわりもあります。様々な要素が相まって、高級ブランドといわれるだけの品質が付いているのです。
価値が下がらない高級時計②中古市場が安定している
2つ目は、中古市場の価格が安定して高いままになっている事です。同じ高級なブランドの時計であっても、シリーズの人気度やモデルのレア度具合などによって中古市場の価格には大きな差が生じます。
人気の高いモデルや、そもそも出回っている本数や生産されている本数が少ないモデルというのは当然中古でも高値が付きますし、そうなると資産としての価値が急激に下がるといった事は考えにくいのです。
ブランド側も、この中古価格が下落しないようコントロールをしている部分もあります。生産量を絞ったり、新作を発表する時期を前倒し、または後ろ倒しにしたりして、ブランド自体が中古市場をコントロールしています。
価値が下がらない高級時計③ブランド力がある
ブランド力というのも非常に重要な要素となっています。抽象的に思えるかもしれませんが、長い歴史のある腕時計ブランドというのはそれだけブランド自体にステータスが付加されていて、これをブランド力が高いというのです。
例えば世界三大腕時計ブランドとして知られているヴァシュロンコンスタンタンやオーデマピゲ、パテックフィリップなどは世界トップレベルのブランド力を持っていると言えます。
そうしたブランドの腕時計は、世界の貴族や王族たちにも愛用されている等のエピソードを持っている事も少なくありません。こうした経緯も、ブランド力を押し上げている理由の1つです。
投資目的でおすすめの高級時計ブランド
投資、資産的価値を目的としてブランドを選ぶ場合には、上記の点に注意して選択すれば、自ずと該当するブランドは見えてくる事でしょう。資産価値の出にくいブランドをご紹介しましたので、ここからは投資目的でお勧めのブランドを紹介します。
おすすめ高級時計①ロレックス
まずは、ロレックスです。高級腕時計ブランドと言えば、と街行く人に聞いてみれば十中八九がロレックスを真っ先に挙げるであろうと想像されるほどに、国内でも国外でも、全世界的な知名度を誇っています。
時計に詳しくない人でもその名前が真っ先に浮かんでくるという事は、それだけブランドとしての知名度が確立されている証拠でもあります。となれば、ブランド力やステータス性に関しては申し分ないと言えるでしょう。
創業以来究極の腕時計を作るという事をモットーにしており、出回っている本数自体が少ない中でも生産本数を開示しないなどのコントロールも相まって、中古価格は年々上がり続けているのです。
おすすめ高級時計②ウブロ
続いては、ウブロになります。他の高級腕時計ブランドも同じですが、ウブロは成功者が身に着ける時計といったイメージが持たれがちで、そうしたイメージがあるのもそれだけブランドとしての威厳が認められている証拠と言えます。
創業開始が1980年という事でロレックスなどの歴史ある伝統のブランドと比べれば新興の部類に入りますが、それもそのはずで掲げているのは新時代の時計として革新的なモデルを常に開発しています。
サッカー選手、アーティストといった各業界のトップスターたちがアンバサダーになっていて、これも著名人や有名人などが身に着けている腕時計の代表格となっている理由の1つでしょう。
おすすめ高級時計③パテック フィリップ
パテックフィリップは、世界三大腕時計ブランドの1つに数えられています。他はヴァシュロンコンスタンタン、オーデマピゲがありますが、その中でもパテックフィリップは腕時計のブランドとしてトップといえるほどです。
社内では非常に厳格なルールを守るようにしており、厳しい基準を設けてそれをクリアした者しか製品として出回らないなど、歴史とブランドの威厳を保つためのこだわりが見られます。希少価値に関しても非常に高く、中古価格も軒並み高いものばかりです。
おすすめ高級時計④カルティエ
高級なブランドの腕時計というのは男性が身につけるもの、というイメージもあるかもしれませんが、女性から特に支持を得ているのがカルティエです。デザインはシンプルな物から絢爛豪華なものまで様々で、女性からも男性からも支持されています。
世界の名だたる王族たちがこのカルティエの時計を使用している、という背景もあるために、ブランドとしての格は三大腕時計ブランドなどにも劣るものではありません。中古市場でも、勿論価値は下がりにくいのです。
おすすめ高級時計⑤オーデマピゲ
最後に、オーデマピゲになります。パテックフィリップと同じく世界における三大腕時計ブランドの一角に数えられていて、ブランド力としてはこれだけでも最高峰のものであるという事が分かるでしょう。
世界中のセレブからも支持を集めていて、メインの製品の低下が200万円を下回らないなどブランドの名前に恥じない金額であり、雲上時計という異名もあるほどです。近年は中古の値動きも激しく、それだけ高値になる可能性があるとも言えます。
高く売れる高級時計ブランドの買取相場
資産価値が高いブランドがどこなのかは分かったとして、実際に中古でどういった金額で取引されて言えるかを見てみると、例えばロレックスのデイトナシリーズ、116500LNSSホワイトというモデルは、500万円といった金額が付いたことがあります。
他で言えば、同じロレックスのデイトナアイスブルー、パテックフィリップのノーチラスブラックブルー、オーデマピゲのロイヤルオークブルーなどは中古でも2,000万円といった額で取引された実例があるのです。
価値ある高級時計が眠っていたら査定に出してみよう
資産的価値がある高級腕時計というのは、いずれも数百万円といった金額で中古モデルが取引されるものばかりとなっています。もし該当するブランドの腕時計を持っているのなら、一度査定額を確認してみましょう。
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。