銀行系ファクタリングとは?そのメリットとデメリットを徹底解説

Bank building in a business area

 

ファクタリングは、企業や個人事業主が保有している売掛債権を売却し、債権の期日よりも前に現金化する方法です。ファクタリングは、人気が高まりつつあるものの、まだ発展途上の資金調達方法です。そのためWebなどでファクタリングサービスを提供する会社を検索すると、小規模な専門業者がたくさん見つかるでしょう。

しかし実は、メガバンクや地方銀行といった銀行もファクタリングサービスを提供していますこうしたサービスは「銀行系ファクタリング」と呼ばれています。

この記事では、銀行系ファクタリングがどのような特徴を持っているのか、メリット・デメリットを合わせて具体的に解説していきます。

すぐに利用をご検討の方はこちら:ファクタリング即日OK!個人事業主にもおすすめ17業者比較

1.銀行系ファクタリングとは?

ファクタリングは、ノンバンクと呼ばれる専門会社がサービスを提供している場合が多いです。

一方、全国各地の銀行もファクタリングサービスを提供しており、ノンバンク業者のサービスとは異なる特徴を持っています。

銀行が提供するサービスは、以下の2パターンに分かれます。

  •     銀行系列の子会社がサービス提供するパターン
  •   銀行が直接サービスを提供するパターン
  •  
  • 1.1  メガバンクが提供するサービス

メガバンクの場合、銀行の子会社がサービスを提供しています。

母体となる銀行の規模が大きい分、数千万円〜数億円を超えるような大きい金額の債権を取り扱うケースが多いようです。

以下に、代表的なメガバンク系列のファクタリング会社を挙げます。

  •  ・三菱UFJ銀行系列 ・・・ 三菱UFJファクター
  • ・みずほ銀行系列  ・・・ みずほファクター
  • ・三井住友銀行系列 ・・・ SMBCファイナンス

他にも三井住友系列のセディナコンシューマーファイナンス、りそな銀行系列のりそな決済サービスなどがあります。

 1.2  地方銀行が提供するサービス

地方銀行はメガバンクと異なり、銀行本体が直接サービスを提供するケースが多いです。

これは、地方ではファクタリングがまだまだマイナーな資金調達手段であり、子会社を設立するほどニーズがないためでしょう。ファクタリングサービスを提供する銀行の例を以下に挙げます。

いずれも、地域を代表するような大規模銀行が多いようです。

  • ・七十七銀行
  • ・第四銀行
  • ・足利銀行
  • ・スルガ銀行
  • ・武蔵野銀行
  • ・八十二銀行
  • ・山口銀行
  • ・浜銀ファイナンス(横浜銀行直系)
  • ・有限会社マーキュリー・アセット・コーポレーション(福岡銀行)
  • ・有限会社ジュピター・アセット・コーポレーション(福岡銀行)
  1. 銀行系ファクタリングのメリット

ノンバンクのファクタリング会社と比べた場合の、銀行系ファクタリングのメリットについて説明します。

2.1 信用力が高い

銀行系ファクタリングの最も大きいメリットは、信用力です。

 ノンバンクのファクタリング会社は小規模であることが多く、経営の体力やサービスの品質に不安がある場合も少なくありません。また、ファクタリング業者として開業するには特に免許や届出が必要ないため、中には闇金業者がファクタリングを装って法外な金利でお金を貸そうとする場合もあるようです。このためファクタリング業者を選ぶ際は、何より信用力を重視すべきだと言えます。

 銀行系ファクタリングは、サービスを提供する母体が銀行のため、信用力が非常に高く安心して取引することができます。

 2.2 手数料が安い

ファクタリング手数料が安いことも、大きなメリットです。銀行本体は顧客からの預金や銀行間取引などによって、圧倒的に安いコストでたくさんの資金を集めることができます。

その分、融資金利も他の貸付サービスに比べて低く設定できます。ファクタリングサービスも同様で、一般的なファクタリング会社に比べて手数料がとても安く設定されているのが特徴です。

 2.3 特殊なファクタリングサービスを提供している 

銀行系ファクタリングでは売上債権を買い取るだけのシンプルなサービスに加え、特殊なファクタリングサービスも提供しています。例えばみずほファクターでは、輸出ファクタリングサービス提供しています。

輸出ファクタリングは、海外企業との貿易取引による代金回収をファクタリング会社が100%保証するサービスです。取引から入金まで時間がかかる国際取引でも、安心・安全に資金を回収することが可能です。国際的な信用のネットワークが必要とされる輸出ファクタリングは、ノンバンクには真似できない銀行の強みを生かしたサービスと言えます。

他にも三菱UFJファクタリングでは、保証ファクタリングサービスを提供しています。保証ファクタリングは、売掛先が倒産した時にファクタリング会社が保証してくれるサービスです。債権を直接買い取る一般的なファクタリングサービスとは、少し性格が異なっています。建設業など債権の金額が大きく、回収不能となった場合のリスクが大きい業界で使われることが多いようです。

  1. 銀行系ファクタリングのデメリット

銀行系ファクタリングにはメリットが多い一方、デメリットも存在します。

3.1 審査が厳しい

銀行系ファクタリングは手数料が安い分、審査が非常に厳しくなっています。

 ノンバンクのファクタリング会社では、初めての利用者でも売掛債権の内容に問題がなければ、買い取ってくれる場合がほとんどです。しかし銀行系ファクタリングは、もともと取引実績がある会社に対して継続的にファクタリングサービスを提供することを前提としています。

よって、急な資金需要が発生して一回だけ銀行系ファクタリングを利用しようとしても、審査に落とされてしまう可能性が高いです。 

また、メガバンクなど銀行の規模が大きくなるほど、上場企業など信用力の高い企業だけを相手にするケースが多くなります。中小企業や個人事業主が債権の買い取りを求めても、応じてもらえる可能性は低いでしょう。

3.2 入金まで時間がかかる

 銀行に融資を申し込んだ際、様々な書類の準備を求められたうえ、入金されるまで時間がかかった経験のある方もいるのではないでしょうか。銀行系ファクタリングサービスも同様で、申込から審査が終わるまで2〜3週間の時間を要します。ノンバンクの会社では即日入金してくれるところもある中、非常に時間がかかることがわかるでしょう。

 銀行はお堅いイメージがある通り、とにかくリスクを嫌います。そのため審査では慎重に時間をかけて検討し、最終的な決済がおりるまで何人もチェックを行うため、時間がかかってしまうのです。

 よって、急な資金繰りの悪化によりすぐに債権を売却したい場合、銀行系ファクタリングではとても間に合いません。フットワークの軽いノンバンクの業者を利用するべきです。

 3.3  3社間ファクタリングしか取り扱わない

ノンバンクの会社では、2社間ファクタリングを利用することができます。2社間ファクタリングでは取引先に債権売却を承諾してもらう必要がないため、ファクタリングを利用したことを知られたくない場合には重宝するサービスです。

一方、銀行系ファクタリングでは2社間ファクタリングを提供せず、3社間ファクタリングのサービスに限られます。3社間ファクタリングでは取引先に債権を売却することを通知し、承諾してもらわなければなりません。 

ファクタリング利用の事実を知られた結果、経営状態が悪化していると疑われることもないとは言えません。秘密を保持したいなら、銀行系ファクタリングの利用は避けたほうがいいでしょう。

 3.4 銀行に情報が筒抜け

 銀行系ファクタリング会社の母体は銀行なので、当然ながらファクタリング利用の事実を知られてしまいます。その結果、銀行内での信用格付けにも影響してしまい、今後の取引にも影響してしまうかもしれません。

参考:ファクタリングの8つのメリット&3つのデメリットを徹底解説

  1. まとめ

 いかがだったでしょうか。この記事では銀行系ファクタリングの特徴について解説しました。銀行系ファクタリングは信用力が高く手数料が安いというメリットはあるものの、中小企業や個人事業主にはなかなか利用が難しいと言えます。 

急な資金繰り悪化に対応するため資金調達をしなければならない場合には、ノンバンク系のファクタリング会社を利用することをおすすめします。

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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。

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