飲食業のファクタリング活用について|ファクタリングで資金繰りの問題を解決できる

飲食業のファクタリング活用について|ファクタリングで資金繰りの問題を解決できる

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年末年始の雑誌によく特集が組まれる忘新年会。雑誌の紙面を見ていると、思わず「美味しそう」とうっとりするような料理の写真が掲載されていますよね。どこのお店も年末年始は書き入れ時。勝負の季節です。

忘新年会の売上は相当なもので、飲食業の命運を左右するとまで言われるのだとか。実際に忘新年会で飲食店に足を運ぶと「賑わっているな」と思いますよね。同時に「儲かっているのだろうな」「資金繰りも良さそうだな」とも、想像してしまうのではないでしょうか。

年末年始は賑わう。飲食業界の勝負のとき。店は実に賑やか。一見、お金の巡りが良さそうですが、飲食業の店の多くは資金繰りに悩んでいます。飲食業には、ある「お金についての問題」があるからです。華々しい忘新年会の裏で「資金繰りをどうしよう」と経営者が頭を悩ませていることも少なくありません。

・飲食業を破滅に追い込みかねない資金繰りの問題とは
・飲食業の資金繰りを解決するファクタリングの活用

元行員が、飲食業の資金繰りの問題点と解決策について説明します。

飲食業を破滅に追い込みかねない?飲食店の資金繰りの問題点

一見、賑わっている飲食店。年末年始の忘新年会やクリスマスなどは飲食業のお店は人で混雑しており、まさに「景気が良さそうだ」という印象です。しかし、その裏で飲食業の経営者が資金繰りに苦心していることは、あまり知られていません。華々しさや賑わいの裏側には、重大な「お金の問題」を抱えているということです。

飲食業の資金繰りの解決策についてお話する前に、まずは飲食店を破滅させかねないお金の問題について説明させていただきます。

飲食業は恒常的に、以下の4つのお金の問題を抱えています。

1.資金が入ってくるまでのタイムラグの問題
2.飲食業が抱える仕入の問題
3.飲食業の雇用の問題
4.金融機関での資金繰りが難しいという問題

飲食業の資金繰りの問題1:資金が入ってくるまでのタイムラグの問題

飲食業の大きな特徴に「飲食を提供してから支払い分のお金が入るまでにタイムラグがある」という問題点があります。

料理や飲み物を飲食してから、すぐに支払いをしてもらっている。今日、ツケ払いなど、一部の顔馴染みにしか提供していないのではないか。それなのに、なぜ「タイムラグ」が生まれてしまうのか。多くの人は、この点に疑問を持つことでしょう。

飲食業の支払いとお金の受け取りのタイムラグは、キャッシュレス決済によって起きています。要はクレジットカードなどでの支払いです。

お客さんは飲食した後にすぐクレジットカード決済で支払います。しかし、クレジットカード決済直後に、飲食店が即座に決済分のお金を受け取ることはできません。クレジットカード会社とやり取りして、はじめて売上としての現金が手に入るのです。このように、クレジットカード決済が多くなることで、飲食業の売上と売上金の入手にはタイムラグが発生することになります。

もちろん、全てのお客さんがクレジットカード払いをするわけではありません。ただ、政府がキャッシュレス決済を後押ししている以上、一部のお客さんの現金払いにだけ頼っていると、飲食業の資金繰り問題の深刻化が懸念されるのも事実。お金が入るまでのタイムラグによって、飲食業は資金繰りに困ることが少なくないのです。今後もこの問題点は続くと予想されます。

飲食業の資金繰りの問題2:飲食業が抱える仕入の問題

飲食業はクレジットカード決済などにより、現金を手にするまでにタイムラグが生じる。ただ、これだけでは、「ほかの業界も同じです」と言われてしまえばそれまでです。

クレジットカード決済などのキャッシュレス決済が多く利用されているのは、何も飲食業だけではありません。美容業界などでも、クレジットカード決済はよく使われています。スーパーや書店などでも、クレジットカードで支払いができることも多いですよね。タイムラグの問題だけ見ると「別に飲食業に限った話ではない」が結論で、そこで資金繰りの話が終わってしまうのです。

さらに話を進めましょう。

実は、飲食業には、他の業界とは違った「仕入」の問題があります。この仕入の問題がタイムラグ問題に拍車をかけているのです。

飲食業は、食料やお酒などを仕入れなければ商売ができません。商売ができないということは「お金を入手できない」ということです。飲食業の商売(お金の入手)は、仕入をしてはじめて可能になります。料理人の腕一本ではできません。

飲食業が仕入れるべき食材には生鮮食品をはじめとして、ストックが難しいものがたくさんあります。ここが、飲食業の難しいところであり、他業種との大きな違いです。

美容業界や書店などは、商品をある程度の期間ストックしておいても腐りません。しかし飲食業が使う生鮮食品は、賞味期限もあれば腐敗もあります。ストックが非常に難しいのです。飲食業は料理を出すという特性上、次から次へと食材を仕入れなければいけません。クレジットカード決済などの現金が入らなくても、仕入がどんどん発生してしまうのです。

仕入先の中には、それこそクレジットカード決済を導入していないような中小規模の商店などもあるはず。だからこそ飲食業は「お金がない」「資金繰りをスムーズにしても、決済分が入ってこない」「それでも毎日たくさんの仕入れをしなければならない」「現金が入らなくても毎日のように現金が必要になる」という壁に突き当たってしまうのです。

現金が入らない。それでも仕入は多く発生し、仕入を止めると商売自体が成り立たない。仕入した食材は腐敗などの問題を抱えており、長い期間在庫としてストックできない。これが、飲食店の抱える特徴です。資金繰り問題に拍車をかけている特性ではないでしょうか。

飲食業の資金繰りの問題3:飲食業の雇用の問題

飲食店の雇用の問題も、資金繰りに拍車をかけます。飲食店の繁忙期はある程度決まっています。クリスマスと忘新年会シーズンは、まさに繁忙期。他に、帰省の多いお盆シーズンなどは、お店に飲食しに来るお客さんが増える時季になります。普段と繁忙期の格差が激しいのも、飲食店の特徴です。

飲食店の多くは、繁忙期に雇う人を増やします。よく学生バイト募集の貼り紙などを見かけませんか。繁忙期は人を増やさないと対応できないくらい、飲食業は忙しいのです。

繁忙期に店員を増やさないことは「料理が遅い」「対応が悪い」などのクレームに繋がる可能性があるため、飲食業にとっては死活問題でもあります。しかし、この繁忙期に人を増やす(雇用)の問題が、飲食業の資金繰りの問題にさらなる拍車をかけてしまうことがあるのです。

雇ったアルバイトにも、賃金を渡す必要があります。アルバイトに渡すアルバイト代は、当然ですが現金です。それこそクレジットカード決済など使えません。

現金が入るまでにタイムラグがある。仕入の問題もある。そこに、さらに繁忙期のアルバイトに払う賃金問題も絡んでくるわけです。現金がなく、入ってこない。そこにさらに現金が必要になる事態が発生する。飲食業の資金繰りには、このような問題点もあるのです。

飲食業の資金繰りの問題4:金融機関での資金繰りが難しいという問題

飲食業の資金繰りには、さらなる難題があります。さらなる難題とは、銀行などの金融機関の融資のことです。資金繰りに困ったときに金融機関の融資は頼れる資金繰り改善策の1つになります。ですが、金融機関は飲食業へ融資することに、さほど積極的ではありません。何故か。それは、「飲食業の廃業率の高さ」に答えがあります。

飲食業は全ての業界の中で最も廃業率が高い、「廃業率ワーストの業界」だという話は有名です。飲食業は開業しやすいためにライバルが多く、資金繰りなどの問題もあってなかなか経営が長続きしません。

飲食業は開業2年で約半分の店が廃業し、3年で7割が廃業すると言われます。10年後も飲食店を続けていられる割合は、何と1割。100の飲食業の店があれば、2年で50店がなくなり、3年で70店がなくなる。10年後には10店しか残らないという計算です。

飲食業の廃業率の高さは、実際にニュースや新聞などでよく取り上げられています。ちょっと前に雑誌で取り上げられた人気店が、半年後他の業界のお店になっている(貸店舗になっていた)などは、よくある話です。だからこそ、金融機関が融資する際は、飲食業のお店を厳しい目でチェックします。廃業率の高さを知っているからです。

飲食業のお店が金融機関に融資を申し込んでも、なかなか融資が通らないことがあります。また、即座にお断りされたというお店も少なくありません。

飲食業は廃業率が高いからこそ、金融機関は融資に対して非常に慎重であり、厳しい目を持っている。しかし、飲食業は業界の特性上、資金繰りが難しい。つまり、お金の工面は難しいけれど、お金はどんどん出て行く業界だということです。

飲食業界のお金の問題は根深く、多くの経営者は資金繰りに対して頭を抱えていることが少なくないという現実があります。

飲食業の資金繰りを解決する「ファクタリング」という方法の活用

飲食業界の資金繰りの改善策としては、ファクタリングの活用が考えられます。

銀行からはなかなか融資を受けられず、現金を手にすることにもタイムラグがある。正直、経営が苦しい。このような状況の解決策として、ファクタリングが有効な解決策になる可能性があるのです。

ファクタリングとは、債権を譲ることによって資金を入手する方法になります。法律上、債権を譲渡することが認められているので、ファクタリングでは債権をファクタリング会社に譲渡や売買の方法で譲り渡して資金化するのです。

たとえば、100万円の債権が未払いになっていれば、その100万円の債権をファクタリング会社に譲って経営に必要な資金を入手するという方法が考えられます。

ファクタリングには以下のような特徴があります。

1.ファクタリング会社との間で債権譲渡や債権売買を行う
2.ファクタリング会社から債権の売却や譲渡によってお金を受け取る
3.お金を受け取るまでの期間は、早い会社の場合は即日可(遅い会社でも基本的に融資より早い)
4.債権を譲ることによりお金を手にするので借金ではない
5.信用情報は関係しない(信用情報に不安があっても申し込みできる)
6.譲りたい債権のみ会社と取引し現金化できる

ファクタリングの詳しい手法や種類、ファクタリング会社の比較については、別の記事に詳しくまとめています。

飲食業の資金繰りについて解決策を模索していて、今回の記事でファクタリングという方法を知った経営者や方法に興味を持った経営者は、ぜひ別記事でファクタリングの手法を確認してください。




最後に

飲食業は資金繰りの問題を抱えています。資金繰りの解決を難しくしているのは、4つの問題です。

飲食業は「現金を手にすることが難しいのに、現金がよく出て行く業界」であると言えるのではないでしょうか。資金繰りの難しい業界であることを早めに把握し、資金繰り対策を常日頃から考えておくことが重要です。

飲食業の資金繰り問題では、ファクタリングが有効な解決策になる可能性があります。ファクタリングも1つの資金繰り対策と考え、いざという時のために知識を深めておきましょう。
 

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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。